望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

ウグイス色接続

2022-02-19 01:10:14 | ビジリアン慣性

ウグイス色接続

人里を遥かに茂みざざざ
深味をました地味はざざざ
觜は丸く囀ずりは不器用
鍵先の冷たさでしっかり
木漏れ日に打ち解ける

完熟を目蓋に終着と治め
生梅の袂に心眼をはらして背伸びなし止まり木
急傾斜の肌に細胞をさらり
垂直には下らない名残感

点灯する愛おしさ点々
山影に反射する梅一輪の光
未成熟を割ってウグイス色へ恋接続