望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

秋 オオケタデ花旅情

2014-10-02 21:25:23 | ささやき


(オオケタデという花)

昭和時代の百姓屋 秋になるとオオケタデ 庭に沢山咲いていたものだ

しかし近年 近所の庭 野生になった物さえ見かけなくなった

昨日 里山に秋を尋ねたおり道端に一本のオオケタデを発見

懐かしさのあまり足を止めると 遠い日の記憶 脳裏をかけめぐり 花の名を探していた 

名前を思い出そうとしても思い出せず 図鑑を調べると「オオケタデ」と解明





「 悲愴の果てに爽秋」

オオケタデ 昭和時代の秋 花壇の主役に君臨

時は流れ平成  人に忘れ去られ路傍に整然と立つ

「オオケタデよ 悲愴でありながら悲壮に秘める力強い意志は高らか」

オオケタデ その姓名は自ら名乗らない 

オオケタデの命名者は口と排出口を持ついち動物「勘違いの天空者と祭り上がって」

オオケタデ 命名者の命を光合成で助けながら クサルことなく 媚びることなく

爽秋の青空に誇り高く 時空の空へと立つ