望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

藪椿のKakera

2012-03-24 17:07:30 | 思いダイヤル
<雨上がりの美波町の海岸>

藪椿 薄紅の花びら 白いオシベにちょこんと黄色の花粉

竹やぶ 雑木の間に目立たずひっそり しかしながら凛々しく 慎ましやかに咲く

藪椿の花 裏から榛を抜きすすると 甘い蜜が口にひろがる

何十年か前の昔 野山を遊び場した子供達は 藪椿など四季おりおりの果実 花を通して 何かを学び 何かを感じ

人間性と生きる知恵を身につけたのだ


「藪椿のKakera」

梅 彼岸桜 花満開の春
ひっそりと枝から アスファルトの道端に落ちた藪椿

黒 黒い道端に残骸となりても 藪椿の薄紅色

悲哀 哀感のカケラも見せず畏怖堂々

梅 桜の花盛り 華やかさの陰

あくまでもひっそりと慎ましやかに藪椿

最後の最後まで 命の紅色 誇り高く 風のはきだまりへ消えた

民衆はじけるKakera

2012-03-20 11:12:59 | ささやき
地の底から ブツブツ湧き上がって来る 目に見えぬ悲しみの気体を感じる

苦闘の氷河期に突入した地上

民衆の真面目民衆の弱者〓
益々馬鹿をみる 正直に生きる 正義がまかり通らない

白鳥の羽 むしり取り むしり取り啄む ハゲ鷲よりズルい偉人達

violenceに尻尾ふり服従する 民衆の正直者には トコトン いじめ倒す

平等とは有名無実 江戸時代の悪政・制度 農民が一揆をおこしたように〓〓

今苦しむ民衆は立ち上がり 不公平の世直し
violenceに頼らない 民衆一揆を起こし…決起 決起の民衆革命だ

春風の流れ 大野台地

2012-03-16 18:27:59 | ささやき

「春はそこまで来てるのに 意地の悪い寒気団」

春の風を感じに 高知県大野台地へ心ははずむ

室戸ジオPark 大野台地の陽射しは春 春

開墾されたタンボの所々に蓮華 畑には菜の花

優しく軽やかに流れ 頬を撫でる風は春風
凍えた心 身体を安らぎの心地にして 台地を流れて包み込んでいた

太平洋から吹き込む春風の流れを追って 大野台地を北へ向かうと 安田川の流れる 喉かな平野にでた

安田川に沿って開けた平野にはビニールハウス点在

田植まじかのタンボには蓮華の花 一面に春を奏でていた

〔大心劇場〕

気ままに安田川沿いの農道を3Kさかのぼると山 谷間の棚田 癒される風景にたどりついた

そして そこにはまさか こんな山奥にあるとは 我が目を疑うほど「びっくり仰天」

なんと大心劇場なる映画館 清流の川岸にひっそりと建っていたのだ

洋画邦画の話題作 懐かしの名画 定期的に上映されているようだ
大心劇場の雰囲気 たたずまいを見て

昭和の懐かしい光景を思い出し 私は一時 自己タイムスリップの世界で遊んでいた

花びらのKakera

2012-03-12 20:00:29 | ささやき
花の大輪は誰が見ても 美しく麗しい

強風に煽られ散る花びら 花吹雪は儚くも綺麗

花びら 道端 野に舞い落ちた姿
みずみずしい生命感は失せ 風の吹き溜まりに消えるさだめ

「優雅人の万葉の世から現代まで 誰もが詩人となって 花の美しさを詠んできた」
散り行く花びらの哀愁を表現する詩人は少ない


「花びらのカケラ」

花を絵画で描き 文章で表現する

才能を持ち優れた者の作品は賛美 賞賛
芸術となる

無名の普通の人の作品 たとえ優れていようと 選者 味わう者の感性で花のカケラとはじけてしまう

暗愉や比喩を駆使 難しい熟語を使用した難解な詩歌が優秀な作品なのか
誰もが理解できる内容の詩歌は 単純 幼稚な作品なのか

優れた芸術 文章 詩歌
なもなき人々それぞれが評価 鑑賞しなければ 作者の虚栄心 花のカケラにすぎない

桂浜 いずこへ龍馬

2012-03-06 08:19:40 | ささやき
土佐恋路 龍馬への道
高知市は四国他三県の県都と比較しても 陸の孤島ゆえ 独特の文化民衆に逞しさ 明るさがある
その象徴的格差が夜の繁華街の元気度だ

屋台に炉端 居酒屋 その他もろもろ 繁盛していた

火の消えた徳島市秋田町とは雲泥の差があった

闘犬 はりまや橋 高知城 ハードオフとまわったが 何回訪ねても 新鮮な発見に満ちている

「龍馬像を仰ぎ 去来する思い」

龍馬よ 日本の夜明けへ 駆け抜けた生涯

その誠心 清心 清新
そのすべてが人間
時代を凌駕したゆえに
邪欲 邪気 邪悪に呑まれていった 時代の巡礼者

龍馬よ あなたの意志は時代を超えて あなたの信望者へと 永久につづく