望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

田舎色こい恋人

2022-08-15 16:06:04 | ビジリアン慣性

田舎色こい恋人

月は白粉を施して沈降
緑色スイカへ赤く火照り
青白い冷たい膚の君となる
水色透明の夏 熱い火照りを清流へありのまま透過
雨粒に染み込んだ緑色魂
草地を解放された自由運動
冷たい膚を君となって貫く
赤裸々に昇る生々しい君よ
僕は醒めた緑の中にある
火照る夏色の君に引寄せられて僕は君を秋にしたい
夏色の恋は空気を溶かして
切ない白さの泡で消えていく