望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

秋風に素敵なときめき

2017-09-28 18:29:48 | さみしさBOX
徳島市山城公園 秋のときめき

「素敵なときめき」

庭木の梢 愛宕柿の渋さ
秋風に爽やかなそよぎ
身近に見える秋風に少し安心

何キロも離れた林の梢
遠くて秋風の動きを掴めないから不安 
紅葉は秋空に映えて烽を上げるから
距離は縮まり身近に感じて安心のときめき

ときめくのは素敵です
秋風は人恋しくてときめきを求めてる
ぬけるような秋空に一筋の飛行機雲
青空へ消え行く航跡 美しく輝いて見えるんです

人は苦悩の季節を乗り越えて
一生懸命生きている人に
心は紅葉のように燃え上がり
素敵なときめきを感じてしまう



何気ない秋色

2017-09-24 20:36:47 | さみしさBOX
徳島市西浜町 三角公園


「さりげなく強く」


何気ない色として秋雨

さりげない素振りで降る


アスファルト道 

ただ無色の秋で濡らして

砂埃 排ガスに汚れた路面

ただただアスファルトのあるがままの色に然り気無くした


あるがままのチャコールの路面

一見 杖をあげたくなる白髪

昔の乳母車の頑固を押してお婆さん

秋 夕暮れを他人に色ずけされたくない 

行き先を定められたくないような無表情で通りすぎる


今 頼りないシルバーカーおして行く

ヨタヨタと然り気無く

秋雨に濡れた路面を色ずけすることなく

あるがままを歩いて入るのだろう



秋と冬の実線

2017-09-14 21:41:54 | さみしさBOX
徳島市山城団地 はじっこの秋


「秋と冬の実線」

秋 太い実戦だから
天高く絹雲を浮かべる
いろんなものを実らせる

秋を物悲しい点線にして思いにふけるから 自分を臼ぺらい秋にしてしまう

秋と冬の間 実線を消してしまうEGOIST
人の道 ハッキリした実線を踏みにじるから
人を暈してしまう差別 命を抹殺する季節を造りあげてしまう

はじっこから季節は薄い線で始まり 移ろい揺らごうと踏み外さない実線を描いてふかまる



ring 旅立ちへ浮き輪

2017-09-04 21:19:44 | さみしさBOX
勝浦川土手よりのぞむ眉山


「ring浮き輪」


大波小波にもまれ波間にプカプカと浮き輪

高波に呑まれ砂の歯車に刻まれる

沖から迫る強迫に引き戻され 

波間でシーソーの繰り返し


暗黒の海底に引き込む潮流

気力の空気で負けまい抵抗

日は昇り月の去る海面で混沌

道心 回転しないring浮き輪

進みようないジレンマ


うーん 回るringがほしい

弱音もはく 助けてとも叫ぶ 

ringの強い回転浮力でescapeじゃない脱出


正義も悪心も浮かべてしまう海から旅立つんだ