望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

ミズカマキリの星

2012-05-15 23:23:01 | ささやき
田植え後・17日目
順調に苗は成育していると思いきや
水性雑草 芽を出し顔もたげ 一発肥を養分にして 苗の成長を阻害している
「あぁ…今年も水性雑草との格闘の始まり」
稲の刈り取りまで 三ヶ月
今年は除草剤に出来るだけ頼らず 知人から貰った 回転中耕除草機で排除
体力と忍耐で水中雑草に挑んで行くつもり…
近年 我が家の水田 近郊の水田地帯では 両生類 爬虫類 水性昆虫の生息状況に異変が起きている
強い農薬を使用しなくなって 生息数を回復したのが蛙
《両生類・蛙》 トノサマ蛙 土蛙 ひき蛙 アマガエル アカ蛙
水田 畦の草村 用水路には勿論 人家の庭 周辺にうじゃうじゃしている《我が家の庭 トノサマガエル が無数 飛び跳ねている》
イモリもウジャウジャと水田の中 潜んでいる
〈珍重な者で唯一 増加した水中生物〉豊年エビ
〈絶滅した者 激減した水性昆虫〉タガメ ゲンゴロウは絶滅★ミズカマキリ超激減 今年もまだ見ていない
「ミズカマキリの星」
ヨダカ 劣等感に苛まれた孤独感は天へ
天へ天に昇り 純情の星と 命の灯をともした
我はヨダカに似た劣等感と向き合いながら 天上へ飛翔する翼
闇を突き破る翼を羽ばたかせず
未だ 二流にもなれない 三流のまま
幼なき遠い日 両親が水田の除草する傍らの畦
私はチョコント座って 水田の中を見つめ「むいむい」と言っいたミズカマキリ
ミズカマキリ 安住 棲息の地を追われ
地中を掘って掘って
地球を突き抜け 南天の星と輝いてしまうのか
我 ミズカマキリの絶望を抱き ヨダカの星を仰ぎながら
我の孤独感は水田の草取りをしながら 両親の星 追いつづける