望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

山わさびと人生

2011-04-25 22:58:23 | ささやき
今 野山は春真っ盛り
竹林 杉林をそよいだ風 里山の谷合を吹き抜け 春の香を嗅ぐわせてくれる

タケノコ イタドリ ワラビ ぜんまい 山葵等などさがしての山歩きワクワクする

素人には 食べられる野草を区別するのは難解だが 子供のころより親しんだ イタドリ収穫は容易い

里山の奥にわけ入り 百本を収穫

谷川の清水がたまった休耕地にヤマワサビを発見

トビトビに数株 見とれるほどの みずみずしい葉っぱの生命感

心を癒される姿に 収穫を止めたのだった

「ヤマワサビと人生」

雨 曇天の空 太陽の光ささぬ薄暗い谷間

新緑若葉 草草 みずから みずみずしい緑の光を放ち 薄暗い谷間に命の讃歌芽吹きの春

人生 百年生きても百回も見ることない新緑
父母の間に生まれ 愛を一心に成長 またみずからも父母へ そしてとしおいて行く人生

薄暗くとも 光射すときも みずから みずみずしい光のハーモニー新緑

リラクゼーション音楽のように人の心を癒し
父母の恩 愛の輝き 人生の重さを奏でるように

春の一時 眩しく輝く

招き猫ならぬ居眠り猫

2011-04-23 15:07:41 | ささやき
〈コンビニの店頭で居眠り猫〉

吾輩は四国の東部 徳島県阿南市新野町に住まいするキジ猫じゃ『ニャ ニャオン』

新野はタケノコの産地なんじゃ この時期 人間様はタケノコ 田植えと忙しいそうじゃ

そんな新野の唯一のコンビニに 吾輩は毎日通って 人間様が食い物をくれるのを待っているんじゃ…が…

だがの なかなか恵んでもらえんのじゃ
吾輩はとしおいているしの みすぼらしい姿の野良猫

人間様は見た目の綺麗な猫には「かわいい」と言っては 餌を恵んでいくのに…

吾輩には見向きもせず行ってしまうんじゃ


せつない猫生活 吾輩はそれでも 毎日コンビニの前で招き猫ならぬ 居眠り猫になるしかないのじゃ

県外の人間様 新野町のコンビニに立ち寄ったら せめて吾輩に「頑張れ 居眠り猫」と ご報謝下され