愛色森宇宙

古里の愛色とある森宇宙を詩で綴ります

lemon色の時

2018-09-18 00:23:27 | 望郷クリームソーダ
海部川はいつもlemon色


「lemon色の時」


ペダルを踏んで踏んで

オールをこいでこいで

汗が吹き出し長い髪は沈み

前に前へとlemon色は噴き出す


lemon色の酸っぱさ 数パーセント味わう青い日々

lemon色のほてり感じる数分

lemon色の少女は美女と熟した


lemon色の未知数は風雨に晒されて甘酸っぱさをまし

lemon色の時は鏡を透かして

一瞬 少女の笑顔を覗かせた


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夏雪の坂道

2018-07-30 17:28:47 | 望郷クリームソーダ
夏雪の坂道

夏雪の長い長い坂道
冷酷と冷戦は降りしきる
クールは火傷のもと
デリケートなだけじゃ
デコボコ道を転がるだけ
エールだけじゃ傷だらけ
いつかの歌はか細い泣き声

何が何でも何であろうと
裸足の真っ裸をクールと謳歌
何が何でも何であろうと
臭いデリケートまで行きつく

夏雪の熱い熱い坂道
何が何でも冷却した本音の両足で上りきる
血渋き血反吐の意識朦朧の崖っぷち
何が何でも何であろうとも
夏雪を氷らせて坂道を上りきる


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青色の一欠片

2018-06-28 20:14:40 | 望郷クリームソーダ
海陽町宍喰川土手


「青い一欠片」

雨 ぽつぽつ降り出す
大粒の雨に嫌われよう
雨雲に嫌われよう
合羽の内から我慢の汗
傘をさせば辛抱のざざぶり
青々した歩みは茅に削がれる

青色は大空のマボロシ
追いかけても追いつかない
突き抜けてしまう空
青色の海に白波小波
底の底まで青色は遠いマボロシ

最後の最後までたった一欠片の青さを無くしはしない


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無常を越えて

2018-06-09 18:59:29 | 望郷クリームソーダ
松茂町広島より眺望する剣山

「無常をこえる」

くねくねの道を上る
獣道をかき分け上る
山の頂上に達しても
イバラの刺は突き刺さり
鮮血まみれの無常
無常の坂を転げて無常に達する
急傾斜の山肌を一直線
樹木にすがり付き張り付き上る
無常は体内より血液を絞りだし登頂に至らない無常
カエルの吸盤力
カタツムリの粘着力
能力をようしても答えは無常
無常なる無常は山肌に干し上る

貴き位と気品たる愛の交わりキラキラと互いに光過ぎると
無常は極限まで追い込み突き落とし無常の愛憎劇
成りたいもになるために
それのみに振り絞りノタウチ
それの極限に達しても
無常の一人芝居が幕開けするだけ

無常は回転する地球が認識できないようなもの
自分が演じ切った自分ドラマ無常の幕開けも幕引きもありはしない
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街角に生きる

2018-05-29 15:21:56 | 望郷クリームソーダ
「街角に生きる」

摺り足の忍び足
猫のような足取り
早足の急ぎ足
路面を叩いてバタバタ
カラスがカアカア喚く行き先
時間に追い込まれる

街角に立つとよろける
塞ぎ混んで負けてしまう
生きてるとはやられること
やり返すより逃げればよい
街角の罪悪に汚されるより
転んでしまえばよい

誠実さをボロボロに粉砕
健全さをサラサラに撃沈
摺りきれるまでやられるなら
果敢に立ち向かうより
逃げてトコトン生きて行く


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