望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

白梅の純情 思いよせて

2015-02-17 12:26:51 | ささやき

(海部川川原 春ちかし遠望)

2月も半ば 民家の庭 梅林の白梅 ちらほらほころんで厳寒の中 健気に美しく花開いている

里山 雑木林の片隅でひっそりと咲く白梅を探して海部川流域の山を尋ねた
そこらの山あいの谷間探せば梅は見つかるのだが 海部川流域の自然 古里風景の中に咲く白梅の意地らしさ
心をゆさぶり 身体を突き動かし 白梅を見ずにはいられない


     「憧憬 白梅のたもとへ」

 春まだ浅き谷間に白梅 朝日あびて鮮やかに輝き 夕日に照らされてピンクに染め上がる

ほのかに香る白梅のたもとに鶯はまだ遠く
かぐわしい香りにメジロは遊ぶ

白梅よ 不平不満もなく咲くのですね
厳寒の中 そこまで健気にあるのですね

白梅よ あなたかあなたの意地らしさへと 
込み上げる思いは恋心の切なさよ

一輪一輪の芳しさにふと思いおこし
一輪一輪にのぞみて瞼にかの人浮かぶ

けがれなき白梅の無垢な美しさに光れ  
あの日にあの日の純情よみがえる
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