望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

行き詰まり電飾

2017-12-27 15:14:27 | さみしさBOX
 

「行き詰まり電飾」

12月の電飾 
寒々とした空気に光る
冬花火のように燃え尽きない
夜桜のように未練をまとはない

行き止まりへ電流は稲光
12月だけの夢想物語を咲かせる
行き止まりに歓声があがる
行きずまりの疲労に悲鳴が光る
行きずまりの電飾はルミナリエ
乾いたロマンチックに群がる

稲妻稲光れば恐怖におののき
12月の家に絆の光は暮れ始めた