望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

旅心 母川のせせらぎ

2011-06-14 23:12:30 | ささやき
「徳島県海陽町 母川の流れ」
母川ほたる祭り 下調べせず出かけてみると「時既におそし」残念無念
高瀬舟の運行 夜店などの ほたる祭りイベントは終了していた
梅雨空の下 イベントの黄色い幟だけが 名残惜しそうになびいていた
母川にかかる石橋に立ってぼんやりしていると 主婦の乗った自転車が通りかかった
「こんにちは」と声をかけると 主婦は人なっこい笑顔で ほたる情報を話してくれた
主婦の話しでは海部川中流の相川地区に 「ようけ ほたる飛んびょうでよ」と教えてくれたのだ

「ほたる 森宇宙の星と」
人類 地球上に君臨して何千年 無用の殺戮 覇権争いの歴史

過去から未来 人間はいつまで悲しみの歴史を繰り返すのか

西暦2011年の今 この時 地球大地は人間の暴挙 地球破壊の大罪を見定めながら 自然を制御 明日へ時を刻んでいく
「大自然 大地の鼓動 偉大な地球生命の営み」
今 我が眼前 夜のとばりに数千の蛍が乱舞
暗闇の森林は森宇宙 天の川銀河のように輝き
人間の愚かさを憂うるかのような蛍の光 予測不能の航跡を描きながら飛んで行く
明日も蛍の星よ 森宇宙と輝いていて欲しい

旅心 蛍橋の遠い日

2011-06-08 20:48:07 | ささやき
「近郊の通称ホタル橋」

今年もホタルの舞う季節となり近所の川でも ちらほら飛び出した
今を去ることX年前 ホタルが異状発生した年があって
橋下の河原を基点にして下流 上流の200Mに渡る葦原
何千何万だろうか なんせ凄い数のホタルが飛ぶのではなく 葦にへばりついて光っていたのだ
その頃の川 魚の生息数が現在の川とは雲泥の差 とにかく川が真っ黒に成る程 魚もいた
そして その年以来 ホタルは減少して行き 一時は絶滅の域まで減少 近年 農薬使用制限 無農薬農法の推奨でか ホタルの数が回復している
ここ何日かは 近所にかかるホタル橋にて 昔の豊かな自然を懐かしみながら ホタルの舞を堪能している

「ホタル橋 遠い日」

ホタル橋に立って「ほぅほぅ ほ ホタルこい」と唄えば蘇る
あの日 清らかな流れ 年上の初恋人と日本手縫いを網がわり メダカ掬いの記憶
清らかな流れのような 清らな初恋人は いつまでも我が胸に