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望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

綺麗な心ビードロ

2020-07-12 22:18:41 | 田舎色逍遙


綺麗な心ビードロ

一つの地下室に潜んで
一点から拡散した飯櫃な玉

何故 地球みたいに丸い
何故 高度な知的生命体じゃないのに支配者なんだろう

飯櫃な玉 何千何億の真珠 私たちの大切な思いやり真珠玉に化身 ふにゃふにゃな暴徒にしそう

私の明日窓
霧よりもずっと濃くて何日か先も視界不良
だけど薄日だけは見えてくるはず

今しか見えない窓
夏風邪をひいて泣いてる
寝冷えなんかしてないよ
鍵をかけ忘れただけかも

だけど私は言える
磨き込んだ窓ガラスは曇らないよ
私達は窓ガラスだけじゃない
固くて綺麗なビードロ細工にもなれるんだよ






百歳詩人 柴田トヨ

2020-07-08 16:39:53 | 田舎色逍遙


百歳詩人

百歳詩人として一般庶民に指示された詩人 柴田トヨ
平明な文章 詩人の人間味 人生経験から滲み出る生言葉
詩人柴田トヨ オフクロ詩人の峰は到達出来そうでとどかない マダマダ遥か雲の上

柴田トヨ プロ詩人だ
その詩集は感動の150万部
150万本の薔薇と咲いた
有名高名詩人 批評家はタマタマ振ったらホームラン 詩人PRIDEから柴田トヨを詩人と評価しないだろう
評価指示するのは名もなき読者
有名詩人は偉大な詩人 
そんな偉大なものは宇宙の暗黒物質  

一般庶民から富士山の高さに値する崇高な百歳詩人と称された
柴田トヨ詩人になりたい
私は詩人になりたい






ダダダデーデの唄

2020-07-02 19:25:32 | 田舎色逍遙

ダダダデーデの唄

彼は無心の駅から無垢なまま有人駅へ
 
ガタンゴトン ポーポの音色 彼にはダダダデーデの音楽
彼 ほろ苦い純情より純心と言うダダダデーデ

(人は自分にふりかからない不遇 障害を垣間見ても 自分は普通であることに安堵
普通であるから他人の障害へ向き合える)

彼 無垢という原石
無垢な彼の身体を抱き締めた時 のし掛かる重しは蕩けてしまう
心にズシッと来る無垢な重さのハーモニだけ
彼の周囲 彼にとってあらゆる事象 景観は自然風景
彼自信が自然でありダダダデーデの唄

彼の行き先は列車次第
赤 黒 白 列車の些細な揺れにデデデダーダ 自然でいるだろう

彼の乗降する列車
駅駅 世間と隔ててしま境界 
デデデダダダの唄にフェンス蕩けて バリアフリーの駅駅はホーラすぐ間近





幸男は轟く

2020-06-26 23:16:01 | 田舎色逍遙

幸男の雄叫び

幸男はサラリーマン上がりの初老
老人の悲哀を胸に街角をゆく
三十歳女盛りむちむち下品さこそが女盛り
幸男は伏し目がちにすれ違う女盛り 三十歳に感じ入る
失われた世界から生臭い下品 加齢臭を刺激するのだ
スケベ爺と叩かれる被害妄想
幸男は己れに慟哭の雄叫び
ワーオワーオ 孫娘に贈る雄叫びを轟かす

血気盛んな時代
七人の敵と闘いぬいた幸男雄叫びをあげる
「芸のためなら女房も泣かす」
そんな有名人 芸人の半生を立派と賛美もしなければ畏敬の念もない
孫娘にジイジとジイジ呼ばれ顔が綻ぶ
世間一般の唯のクソ爺こそ強者
拍手なき人生劇場に悔いはなし

ワーオワーオと幸男は爺の雄叫びを上げた

入力

ハチ公は花の宿

2020-06-22 23:05:40 | 田舎色逍遙

ハチ公は花の宿

ハチ公のママは晴子
「はっちゃんママよ」
心底は荒波打ち寄せようと この呼掛けで晴子は波穏やかな湖水にポッカリと浮かんでる

四季折々に晴子の庭
チューリップ バラ 向日葵 コスモス 花*花はスポットライト
冬 松葉は鋭き剣先で春を覚醒 
モッコクの赤い実にメジロはジャグリング 
晴子はつんのめりながらも凹凸の道を遠回り
ハチ公は前に後ろに回ってワンワン
晴子の背骨を気遣う様に鳴き声はジャグリング

晴子は毎朝毎夜
一人息子の二世代住宅へ
夫婦仲良くと文字を読みあげる
母と言う響きはいつの間にか封印して胸の奥深くへ晴子

晴子はハチ公と花の宿
「はっちゃんママよ」
ハチ公へ呼掛けはかん高く
晴子はハチ公と花の宿から余生の散歩道