四角さの中に翼 2018-04-09 14:43:04 | 望郷クリームソーダ 徳島県海陽町 レトロ酒屋 四角さの中に翼 人は体に衣服がいる 雨風をしのぐ四角さがいる 人には喜怒哀楽を共有 しまって置ける四角さがいる 人は四角い囲いをでると 全能を発揮しようと白髪の発狂 四角の終局まで破壊してしまう 人は四角さを球体に修正しようと葛藤 途方もない歪みを創造して全知全能に至ろうとする 人は全知全能になろうとするのだが全能に至る翼を持たない 人間は途方もない歪みを修成しない限り 歪んだ球体を回し続けるハツカネズミになってしまう
遠い森へ春逍遙 2018-04-03 21:27:05 | 望郷クリームソーダ 徳島県海陽町 森へのロード 森逍遙 遠い森までは平坦な一本道 懐かしさの道を決めたら 遠い森は夕焼けをしるす 懐かしさの残り半分 懐古を未練にしてしまうと 遠い森は深い静けさを示す 格闘の日々 自信喪失の岐路 遠い森へ大声を張り上げる 遠い森は厳然と始まりのゴングをうち鳴らした 遠い森へのロードは解き放たれ 逍遙は勇気と確信のに変わった
永遠を弾いてゲンゲ畑 2018-03-29 15:56:47 | 望郷クリームソーダ 永遠を弾いてゲンゲ畑 一面ゲンゲ畑の忘れ物 竹藪の外れにちょこん 休耕田に離れ島ゲンゲをなす 春廻りくるたび同じ範囲 限られた範囲で頑健を貫き通す 紫一つの重さは青空に冴え渡る 一面ゲンゲ畑 永遠の存在を弾いて 限られた場所に尊厳を現し 紫の褪せないゲンゲらしさ贈り続ける
春の先へ孤独人 2018-03-19 19:59:38 | 望郷クリームソーダ 春の孤独人 花の宴に春霞たなびく 厳寒をしのぎ花遊び 花を愛でる孤独人 人里の花に隙間 星と星の距離に絶望 花と花の距離感に癒されたい 孤独人は花祭りを愛でる 春一瞬の花祭り 木の花 地の花を確かたい 春のすべてを抱きしめたい 短かい春に縮まりたくない 縮まる恐怖を孤独に追い込んで 春の旅路へ孤独人はおもむいて行く
愛こそ雛祭り 2018-03-11 20:16:31 | 望郷クリームソーダ 勝浦町坂本の雛祭り 愛こそ雛祭り 一年に一度の雛祭り 託された思いの重荷 溜まった涙のおもさ 綺麗にしてあげたいお雛様 何より嬉しい日をすぎて 重荷ごと炎のなかとは 思い重荷は残ってしまう 雨宿りの傘は愛でよい 星空はとこしえの愛空 一年じゅう青空夜空を見ていたい 四季の中に飾られて本望 時代人を映してきた雛人形 自然のままへ朽ち果てこそ本懐 願いかなえるお雛様のままで 夜空を流れるほうき星とあれ