“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

「遺体と記念撮影:米軍兵士」

2012年04月22日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
「遺体と記念撮影:米軍兵士」

アフガニスタンの米軍兵士が、反政府勢力の自爆者の遺体と並んで撮った写真が報道され、社会的問題となっています。この写真は、アメリカロスアンゼルス・タイムスが4月18日報道したものです。「逆さづりに された遺体の横に、笑顔の米軍兵士数人が写真におさまったもの」。
今年の一月には、アメリカ海兵隊がタリバン兵の遺体に小便をかけている映像が流出。2月に米兵がイスラム教の聖典コーランを焼却し、アフガン国民の怒りを買いました。3月にはアメリカ兵が、女性4人、子供9人を含む17人を射殺する事件を引き起こしました。

繰り返し、繰り返しなぜこのようなことが発生するのでしょうか。軍隊が持つ本質がこのようなことを現象として引き起こしているのだと思います。アメリカ兵は、常に敵対する相手(彼らからすると敵)を攻撃し、殲滅することを教え込まれています。相手に情をかけ、瞬時の判断遅れが、自らの「死」に直結する恐怖と常に向かい合っています。国防長官が、オバマ大統領が、国務長官が「事実調査と厳正な処分」を都度、談話で表明しています。しかし、それは前線で戦闘を行っているアメリカ兵の精神状態をまったく理解していない発言です。アメリカ軍を中心した、イラク、アフガンへの進行と軍事作戦は間違った戦争であり、「大儀」がないことを、アメリカ兵が感じているからこそ、このような行為を繰り返しているのだと思います。日本軍が南京大虐殺、中国侵攻で行った虐殺行為を振り返ってみても同じです。自国内でアメリカ兵がこのような行為を行うかといえば、「犯罪」として処罰されることは誰でも知っています。しかし、イラク、アフガニスタンでなぜ行うかです。ここは彼らにとっては自国ではない、戦地であり、粉砕すべき対象国なのです。

不正義の戦争を止めること。アメリカ軍兵士を撤退させること。イラク、アフガニスタンの問題は、自国の人民が主体に、議論し、解決する政治過程を尊重すべきです。それ以外の解決策はありません。アメリカが軍事力で、他国の政治経済に介入することを止めるべきです。それが、アメリカのためでもあると思います。

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