中東で30年以上の長期独裁政権が、数ヶ月足らずの間に相次ぐ民衆のデモで揺らぎ、政権が崩壊しました。2010年12月チェニジア、2011年2月エジプト、2011年8月チェニジアの独裁政権が民衆の力によって次々と崩壊しました。この地域は、原油産油国が多く、これら中東諸国の問題であるとともに、原油輸入国の政治経済問題に直結しています。また、イスラエルとパレスチナ戦争の地域でもあり、非常に複雑な政治経済問題となっています。
今まで、イギリス、フランス、アメリカなどが石油利権との関係で、各国首脳と結びつき、軍事支援、経済支援(政権の腐敗にもつながった)を行ってきたことへの民衆の反発、批判も運動の原因を作っています。その意味では、今回のエジプトの大統領選挙の問題がいくつあっても、国民の投票により、結果が出たことはすばらしいことではないかと思います。軍部に都合がよいか、悪いか、イスラム教との関係があるか、ないかなどは次の課題だと思います。
この地域に、早く政治的な安定と、経済的な恩恵が行き渡るような世界的な配慮が必要だと思います。この地域も、失業率が非常に高く、特に若年労働者の雇用が大きな問題であると思います。
<エジプト大統領、権限委譲に軍抵抗>
エジプト大統領選ではイスラム原理主義系のムハンマド・モルシ氏(60)が勝利した。エジプトが民主化に逆行する懸念は消えていない。ムバラク独裁政権崩壊後に実権を握った軍最高評議会は権限移譲に抵抗する構えを崩していない。国民の支持を受けた新大統領が改革を進められるかどうかはなお見通せない。
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今まで、イギリス、フランス、アメリカなどが石油利権との関係で、各国首脳と結びつき、軍事支援、経済支援(政権の腐敗にもつながった)を行ってきたことへの民衆の反発、批判も運動の原因を作っています。その意味では、今回のエジプトの大統領選挙の問題がいくつあっても、国民の投票により、結果が出たことはすばらしいことではないかと思います。軍部に都合がよいか、悪いか、イスラム教との関係があるか、ないかなどは次の課題だと思います。
この地域に、早く政治的な安定と、経済的な恩恵が行き渡るような世界的な配慮が必要だと思います。この地域も、失業率が非常に高く、特に若年労働者の雇用が大きな問題であると思います。
<エジプト大統領、権限委譲に軍抵抗>
エジプト大統領選ではイスラム原理主義系のムハンマド・モルシ氏(60)が勝利した。エジプトが民主化に逆行する懸念は消えていない。ムバラク独裁政権崩壊後に実権を握った軍最高評議会は権限移譲に抵抗する構えを崩していない。国民の支持を受けた新大統領が改革を進められるかどうかはなお見通せない。

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