昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

白魚

2019-03-02 16:10:46 | 俳句

酒量が増えている。
なにか自分でストレスがあるのかと問えば、あると言えばある、ないと言えばない、だ。
ただ、いずれにせよ健康には良くない。
こんな老体は早くくたばってしまえとも自分でも思うのだが、下手な病気にかかって家族に迷惑をかけるのもなんだ。
癌で死ぬのが一番いいという内容の医者が書いた本が一時売れていると聞いたが、癌は確かに十分な終活をする時間は持てるが、それまでが厄介だ。
若きシーザーが友人と、どんな死に方が良いかと議論していて「とっさの死」と答えたそうだ。
これはプルトゥルクスにも書かれている。
オカブもとっさの死がいい。
酒を飲んで脳の血管でも切れてくれればいいのにと思うことがある。
いや、とんでもない場で縁起でもない話を披露した。
まあ安らかに人に迷惑をかけず世を去っていくのが一番良い。

近き月遠き星取り白魚や   素閑

朝ぼらけしらうを蒸すや能登の浜   素閑

飯に炊きしらうをしをの香を運ぶ   素閑

おおむぐら白魚の飯朝起きて   素閑

鍋敷きに軽く小さき白魚汁   素閑

白魚に鳥も過ごさむ午後の刻   素閑

白魚や相模の海の波凪ぎて   素閑

しらうをの哲人の貌海深し   素閑

網よりももれたしらうをただ一つ   素閑

彩りもいらずしらうをただ白く   素閑

しらうをやただ来しき方振り返り   素閑


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