昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

雛祭

2019-03-03 11:56:59 | 俳句

オカブの教会に対する姿勢をはっきりさせておきたい。
オカブは洗礼を受けた「クリスチャン」である。
そしてオカブは「反教会」ではない。
しかし教会の世俗性、因習化、形式性には反感を持っている。
それが如実に表れているのは「礼拝」であろう。
プロテスタントの『礼拝』は、かつてプロテスタントがカトリックのミサに問題意識を抱いたように世俗化、因習化、形式化している。
神との対話、格闘である祈りのみをもって、主につながっていく覚悟である。

雛の宵破れ衣も華やぎて   素閑

春時雨雛にことよせ酒となり   素閑

初雛の時は経にけり老ゆる身や   素閑

三代の雛を祭るや古屋敷   素閑

笄も取れて侘しや古き雛   素閑

雛の間に童押し入り戯れぬ   素閑

三官女厳かなるはとりわけて   素閑

雛一つ一つを取り出す歳ふりぬ   素閑

雛祭り納めぬパリのお嬢さん   素閑

雛の膳菜の汁のみが苦しかな   素閑

やっと持つ饗応の席雛の宵   素閑  

雛にては二人つひじのこひの影   素閑

芽が吹きぬ雛に捧げむうちの庭   素閑 


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