昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

岩魚

2018-07-28 18:32:32 | 俳句

こうは見えるが、若い頃は山に登っていた。
想い出に残る山行は、槍ヶ岳から入山して、雲ノ平に遊び、剣岳まで縦走した夏山合宿だ。
雲ノ平では、黒部源流の支流の幾つもの沢を探勝し、岩魚釣りにも挑んだ。
しかし、オカブのようなぶきっちょに掛かる岩魚はいなかった。
もはや、老いてアルプスの稜線に立つ体力も残されていない。
しかし青春の思い出は強烈に焼き付いている。
台風上陸で大荒れの天気だ。
圏内地域の方は十分ご注意を。

雪の川岩魚を挿して燃え盛り   素閑

渓谷の奥の岩魚の昏き淵   素閑

焼き岩魚小枝の串に泳ぎたり   素閑

這松と濡れ笹掻き分け岩魚釣り   素閑

明日はまた仮泊の宿か岩魚かな   素閑

這松の小屋掛け久し岩魚焼く   素閑

奥の沢瑠璃色の滝岩魚棲む   素閑

老ひた爺子らの岩魚にかぶりつく   素閑

釣りし岩魚笹に連ねて夕の尾根   素閑



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