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昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

花見第二弾・・・北澤川緑道『Vin Sante』にて。

2016-03-31 14:18:18 | グルメ

昨日、北澤川緑道のせせらぎ公園で花見をしてきたので、花はもういいや、という気分になりかけていたのだが、満開ではなかったし、それに今日は抜けるような青空。
かーたんを誘って、家から歩いて3分の北澤川緑道にまた行く。
今日の目当ては、北澤川緑道沿いにプレ・オープンしたフレンチ・イタリア・レストラン『Vin Sante』を偵察することでもある。
うららかな春陽を浴びて桜は昨日よりだいぶ開いている。
開店時間前から待って『Vin Sante』のオープン・テラスの一番いい席を確保する。
この店はもともと梅が丘通り沿いに『Sante』という店名で営業していたものだが、この地に引っ越し、開店したもの。
しかし、正式営業を始めたわけではないので、テイク・アウト用の一品メニューしかない。
紙皿と木のフォークで、豚のローストとフレンチ・ポテトを食う。1,000円也。
ついでにスパークリング・ワインも飲む。500円也。
料理は美味かったが、桜の季節を当て込んだ試験営業であったならもう少し頑張ってほしかった。
しかし、食事をする環境としては至極、快適である。
閑静な住宅街にあるので、ごたごた感がないし、ましてや今は花真っ盛りの桜並木に面している。
この地域で飲食店をやるならどうせ近辺の客しか来ないのだろうから、別に表通りに面していることも、繁華街である必要もない。
食事が終わって、かーたんと花見のプロムナード。
いい気持になって帰宅した。

華やぐもほのやかなるも桜かな   素閑 

 


『武屋』で夕食

2016-03-29 22:44:48 | グルメ

かーたんの体調が一進一退である。
潰瘍のせいで腹痛が治まらない。
そして、お腹の重い感じも取れないらしい。
昼にハンバーグで肉を食べたが、ちょっと重く、夕飯はいつものように饂飩が食べたいという。
とにかく、規則正しく食事をして、栄養を取らなければならない。
そこで、思いついたのが三茶の蕎麦店『武屋』(食べログ)。
いつも三茶に出るときには前を通りかかって気になっていた店だ。だが、まだ入ったことはない。
オカブも蕎麦が食べたかったし、饂飩もあるだろう。試してみるのも良かろうと出かけた。
かーたんは天麩羅饂飩。
オカブはまずはビール。エビスのプレミアムである。
芋と地鶏の和え物、山菜を含む季節の野菜の天麩羅などで一杯やる。
料理は大変美味い。
そして締めに会津の銘酒で名代の蕎麦を。
蕎麦は麺が細く腰が非常に強い。更科系の一番粉だけを使っていると思われ、滑らかな喉越しだ。
ただお汁が非常に辛い。オカブは江戸っ子だから気にならないが、あっさり系の好きな人は面食らうほどだ。ただ、しっかりとした返しを作っている味わいで、江戸っ子としては、こういうのもありなのかな、と思う。
料理も酒も申し分ないが、スタッフの態度が気になった。
あと店の構えにしては、結構なお値段だった。
これで、かーたんが少しでも良くなってくれることを願う。

夢見つつ華やぐ盛り春の宵   素閑


 


スカイ・キャロットでかーたんとランチ

2016-03-29 18:14:24 | グルメ

本来ならば、今日から二泊三日で鬼怒川の温泉に行くはずだった。
しかし、かーたんの急病でキャンセルした。
かーたんの病気は虚血性大腸炎と言って、胃腸の病気である。
治療法はないという。この病気自体は大病ではないので、なんでも栄養のあるものを食べて、腸を回復させ自然治癒を待つほかはないという。
ただ、この病気の原因となるものが大腸癌とかの可能性もある。
しかし、その心配は措いておいて、旅行をキャンセルしたので、わずかばかりのものだが、手元にお金がある。かーたんもオカブも休暇はそのままだ。
だから、この三日間、美味しいものを食べて、かーたんの身体の快復を図ることに決めた。
そこで今日の昼は三茶のキャロット・タワー26階にある展望レストラン『スカイ・キャロット』で食事をしようということに相成った。
幸い、深い青空の広がる暖かな晴れの日。
26階からの眺めもさぞや素晴らしいことであろう。
早めに出かけたので、窓際の席が取れた。
東京タワーも、新宿副都心も、遠くスカイツリーも一望である。
そこで、かーたんはハンバーグ・ランチ、オカブは季節の野菜と海鮮のスパゲティを食べた。
この料理にはサラダバーが付く。
サラダバーにはデザートも含まれる。
オカブはビールを飲んだ。
ビールのおつまみに、ポテトサラダや、オニオンや、牛蒡のサラダを取ってきた。
時間が早いとラッキーなのは特別なデザートが出ること。
写真を取り忘れたがこの日は苺。一人で20個くらい食っただろうか?
そしてプチ・ケーキ。こちらも10個くらい食った。
お腹が一杯になって春の日に照らされて眠くなってきた。
ここは、17時までならいくら粘っても文句を言われないのだが、早めに引き上げる。
かーたん、早く治ってくれ。そして、いつまでも健康に・・・

光満ち空は果て無く春栄え   素閑


 


かーたんの退院と三軒茶屋『お山のすぎの子』

2016-03-26 22:45:18 | グルメ

昨日、かーたんが内視鏡検査の検査入院から退院してきた。
検査の時の下剤の反応がとても苦しいらしく、大分、身体が弱っていた。
大腸癌の可能性などは、明けて4月6日の外来で結果がわかるとのこと。
とにかく、虚血性大腸炎に対しては治療法がなく、潰瘍も含めて、栄養のあるものをとって自然治癒を図るしかないとのこと。
実は、29日の火曜日から、かーたんと久しぶりに鬼怒川の温泉に行ってのんびりしようと宿を取ってあったのだが、検査時に腸内のポリープも切除したので、旅行などとんでもない話であえなくキャンセル。
まずは、栄養を取らなくてはならない。食べ物に関しては何を食べても良いとのこと。ただし、下剤の反応で大分、吐瀉して、胃腸が弱って、重いものが食べられないのと、食欲がないので、どうしたものを食べさせたらいいのやら思案のしどころ。
美味しいものを食べて、少しでも食欲を回復させなければならない。朝や昼はお粥を食べていたが、晩はどうするか?
幸いと言っては何だが、旅行をキャンセルしたので当面のお金の工面は付く。だから外食で美味しいものを食べることにした。
これから治療費も大分かかることが予想されるが、どうせその日暮らしだし、気にしないことにした。
饂飩なら食べられるとかーたんが言うので、お腹に優しそうな料理のある、行きつけの三茶の栄通りの和食処『お山のすぎの子』に出かけることにした。 
店に入ると、まだ少し時間が早いのでチーフが一人で切り盛りされていた。そのうち女将さんやマスターも店に出てこられご挨拶を申し上げた。
オカブはまずはビール。
つまみに鶏皮のポン酢和え。
かーたんが食べられそうなものを、といつもの里芋の炊き合わせと暖かいおでん。そして鍋焼き饂飩を頼んだ。
かーたんも美味しい料理に食欲が回復しだし、大分食べられるようになって、鍋焼き饂飩は完食。他の料理もかなり食べた。
オカブは酒杯を重ね、菜の花と縮緬雑魚のお浸し、牛蒡の唐揚、春菊の天麩羅などの肴でビールから熱燗に替え、かーたんの退院を祝った。
締めに日本酒で冷蕎麦。
『お山のすぎの子』の蕎麦は実に美味い。
外に出ると寒い寒いと訴えるかーたんを労わりつつ帰途に就いた。

ぬる燗もほどよき加減春寒に   素閑



 


休日の午後にエールを飲む

2016-03-21 16:16:13 | グルメ

三連休最終日。
かーたんが水曜から内視鏡検査のため入院するので、入院生活に必要な細々したものと、今晩のおかずを買いに三軒茶屋まで出かけた。
途中、太子堂の茶沢通りに面したダイニングバーで、ハッピーアワー、一杯300円也というのをやっていた。まだ午後の1時過ぎであるが、これは心が動いた。かーたんにそれとなく促すが、こういうことは決してかーたんは許さないことを知っている。案の定、今回も許可が出なかった。 
その代わりと言ってはなんだが、一通り買い物を済ませた西友でお酒を買って、爛春の昼下がり、 一杯やりたくなった。気を遣いつつかーたんにほのめかすが、それと察していい顔をしない。しかし、この度は、粘り勝ちで、かーたんから、やっと勅許が下りた。
さて、ただのビールというのは芸がない。銀河高原麦酒製”ペール・エール”、350ml缶260円也というのが目についた。いささか高額である。 しかし、かーたんの顔色を窺いつつ、なんとか2缶、ショッピングカートに入れた。
なぜ、今日、エールを飲まなければならないかについては、あまり必然性がない。 ただ、強いて理由を挙げれば、先週の19日土曜日が聖パトリックの日であったことである。聖パトリックはアイルランドの守護聖人だ。そのアイルランドの国民酒ともいえるエールを飲むのは、無理やりのこじつけとすればそうだが、しかし、そう不自然な事とは言えまい。
エールも都内にアイリッシュパブが増えて、そう難しい飲み物でもなくなった。まあ、ビールの一種で酒税法でも「ビール」に分類されている。
しかし、昔は「エール」と言われてもなんのことかわからないのが普通だったのではないだろうか?
初めて「エール」なる言葉を目にしたのは、チャールズ・ディッケンズの『デヴィッド・カッパーフィールド』を読んだ時である。作中、 継父マードストンから、田舎の寄宿学校へ厄介払いされたデヴィッドが、目的地への旅の途中、泊まった旅籠で、山のような”エール”とプディングを出され、それをまんまと給仕に言いくるめられ、すべて飲み食いされてしまう箇所がある。それを読んだとき、「エール」とはどんな飲み物であるか?と興味を持ったものだ。その後大分経ってから、『HUB』かどこかで実物を飲んで、成程、こういうものか、と納得したものである。プディングに関してはこれを読んだ当時、カスタード・プリンのようなものかと想像していたが、未だに実物を食ったことがない。
カフカは「自分はデヴィッド・カッパーフィールドである」と断章の中に書いている。不条理の中に孤立する作中の主人公と自らを重ね合わせたものであろう。
サマセット・モームの小説に『お菓子と麦酒("エール”)』という中編がある。『お菓子と麦酒(”ビール”)』と称している訳もあるが、「エール」が正しい。これは、題名を知っているだけで読んだことはないが、エールというものに興味を持ったもう一つのきっかけである。
さて、春陽の差すリビングで、エールを飲む。2缶飲むとさすがにアルコールが回ってくる。
テーブルの対面では、久しぶりの休日が取れたエルさんが夢中になって好きな漫画を描いている。この子にも早く春が巡ってこないだろうか?嘆息。

暖かし昼の巷の歩み軽し   素閑

    


ラムにした。

2016-02-06 08:38:11 | グルメ

この前ビールを飲み、その勢いで、糖質制限の禁を破って、いろいろな炭水化物、パスタや蕎麦などを食いまくったら、体重が3キロも増えていた。
これはいかんということで、急遽、酒をビールから、糖質0のラムに替えた。
ラムはもちろんご存知の通り、サトウキビを原料とする、キューバ原産の酒。
アーネスト・ヘミングウェイがこよなく愛したことでも知られる。オカブも大好きだ。
これをソーダ割でやる。レモンジュース、砂糖、ソーダをミキシングしたダイキリなどというカクテルもあり、お気に入りなのだが、そうそう本格的なバーなぞには行っていられない。
ラムでカクテル・タイムを楽しみながら、今期の締めとして、最終納品先の顧客とダイニングで談笑する。酒を飲みながら仕事ができるのも、自営業の気楽さがなせる業だ。
ところで1月29日にオーレル・ニコレが亡くなった。一代のバッハ吹きの最期。合掌。

富士紅く皆もあおげや春立てり   素閑

 


ビールを飲む

2016-02-02 14:59:04 | グルメ

ビールを飲んだ。
別に大したことではない。ただビールを飲んだだけである。
しかし、糖質制限ダイエット中のオカブにとっては「ビール」を飲むということは、驚天動地の一大事なのである。
かつて「糖質0」と称する発泡酒を飲んだ。不味くて飲めたものではなかった。ビールのコクと味わいが全くない。酷いものだった。
飲んだビールは『キリン一番搾り』である。このビールはいい。ピルスナー(麦芽とホップと水だけで作られたビール)であるにも関わらず標準価格で買える。西友で500ml缶242円(税抜き)である。もちろん美味い。このジャンルのビールでは『サントリー・モルツ』があるが、こちらはそんなに美味くない。
ところで、国内のビールの消費量が右肩下がりに落ちているという。日本の消費者はどうしてしまったのだろう?
ビールほど美味い飲み物はないのに・・・(主観)
確かに日本のビールの値段は高い。そこでビール・メーカーは発泡酒だ、第三のビールだ、とあの手この手で割安の商品を出してくる。
それが「正統」ビールの割高感を否が応でも増し増している。
ビールが水代わりの欧米とは事情が違うといっても釈然としない。
酒税の高さもあって、ビールを飲むときは日本はなんと嫌な国だろう、と自虐的になる。
しかしビールを飲めるだけでもありがたい。
今日は500ml缶を2缶空けた。

春近ししじま刻める置時計   素閑

 


『お山のすぎの子』に行ってきた。

2016-01-16 23:45:48 | グルメ

昨日、ライヴに行ってきて、ライヴづいてしまい、今夜も音楽で寛ぎたい気分になってきた。
で、木・金・土とライヴをやっている、三茶・栄通の和食店『お山のすぎの子』にかーたんと行ってきた。
ここのお店は、かつてエルさんが大学四年間バイトをやっていて、お世話になったところ。
挨拶もかねて出かけた。
このお店はご家族でやっておられるアット・ホームな和食処で、お店に着いて若女将さんに案内されると、顔を覚えていただいていて、その後、ご主人のマスター、女将さん、若主人のチーフから大変手厚いおもてなしを受けた。
まずは生ビールジョッキ大。そして鶏皮のポン酢和え、里芋の煮物、串揚げ、エイ鰭、特製味噌カツなどを頼む。
どの料理も大変おいしく、器にも細かい気配りがなされている。
7時半ころからライヴが始まり、ビールの軽い酔いに合わせてしっとりとしたボサノヴァを聴く。 
美味しい料理とムードのある音楽で、酒も進み、大ジョッキ三杯、つまみも、春菊のてんぷらと烏賊そうめんを追加し、腰を落ち着ける。ご主人からサーヴィスのポテトフライを差し入れていただき恐縮。
締めに、オカブは蕎麦で司牡丹を、かーたんは田舎汁粉。
こちらの蕎麦も逸品だ。
お腹も十分満足して、店を出る。十時過ぎにご帰館。

酔眼の雲間に冴ゆる月を見る   素閑

 


ちょっとした新年会

2016-01-06 23:50:23 | グルメ

仕事仲間のT君と軽く新年会でもやろうと、吉祥寺で会った。
仕事仲間と言っても会社の同僚ではない。オカブみたいに一人で会社を立ち上げ商売をやっている仲間だ。
T君はセーターにジーンズというラフな格好。この業界、というか気楽な自営業者は姿形も気楽だ。
駅前通りにある『HUB』に入る。
まずはせっかくのイングランド・パブなのでエールで乾杯。昨年の業容などを語り合うが不景気な話しか出てこない。というか、独立してからというもの、景気が良かったためしがない。それはT君も同じようだ。しかし、なんとか食べていけているので良しとしよう。
つまみに、やはりイングランド・パブということでフィッシュ・アンド・チップスをとる。この一つの料理で、エールを三杯ほど豪快に・・・いやちびちびと舐めるように飲む。
T君は来週早々にシンガポールへ飛ぶという。なにか良いビジネス・チャンスを見つけられるといいが。
結局タラの揚げ物とエール三杯で3時間ほど粘った。
お会計もそこそこ。
年々、新年会の内容がしょぼくなっていく。まあ仕方がない。
時にはいいこともあるさ。と負け犬の遠吠えか。

新年会抱負を語りて割勘す   素閑

 


再びチェコ料理

2015-12-16 05:10:15 | グルメ

またまた、チェコ料理に行ってきた。
今日はかーたんと一緒。
昼過ぎに代々木上原の『セドミクラースキー』に。
よく飽きないね?というお言葉には、あのクネードリキにはまっちゃってと返すしかない。
1時過ぎにご入店。
美人のコマネチのお姉ちゃんが迎えてくれる。
まずはビール。ピルスナー・ウルケル。
これにハムのホース・ラディッシュと生クリーム巻き。1皿800円也を2皿。
そしてスモーク・ポーク、ポテト・ダンプリング(クネードリキ)添えとグラーシュ、プレーン・ダンプリング(クネードリキ)添え。
オカブにとっては実に美味いのだが、かーたんはお気に召さない様子。ふむふむ。
ビールもクリューゲルのものにお代わりしてぐいぐい行く。
締めにかーたんはアップフェルシュトゥルーデルとアインシュペナー。オカブはシュナップスをちびちび。
美味かったのだがかーたんのご機嫌を取り繕うのに一苦労。
3時過ぎにご帰館。

冬ざれの街に買い物主婦の群れ   素閑