先日、子猫を(と言っても3か月~4か月齢)保護した方の相談を受けました。
会員登録して、担当スタッフさんも先方宅に出向き
お話しを聞き、駆虫もしてきてくれました。
ワクチンも済んでいるので、写真をいただいて
ホームページに掲載するだけのところまできていましたが。
慣らすために入れたケージ内で、3匹が時間を問わず泣いていて
それに我慢することができなくなって
外に戻してしまったそうです。
連絡をもらったときは、すでに外に出してしまった後で
こちらももうどうすることもできませんでした。
鳴き声に、すっかり気持ちが参ってしまったそうです。
これまでかなりの頭数の猫たちを保護している方で、
家の子として育ててきました。
ただ、これ以上は自宅の子として迎えられず
それで里親探しをしたいというお話しでした。
できることなら、もう少しがんばってもらえたら・・・。
とも思うのですが、そう決めたのなら無理強いはできませんから
後は、時期がきたら手術をしてあげてほしいと思います。
急に寒くなりましたから、外の生活は過酷だと思います。
母猫の手術はすでに済ませてあります。
こういうとき、外に出したご本人も苦渋の決断だったと思うのです。
気持ちも頭数も目いっぱいのところに立たされていたことに
気づけなくてすいませんと、担当スタッフさん。
車に乗らない彼女が、バスに乗って遠いところまで
子猫の現状を知るために出向いたことを考えると・・・。
他になんとかならなかったのだろうかと、重たくのしかかります。
紙一重のところで、猫たちのその後が変わりました。
誰のせいとかそういうことではなく、
その子その子の運とかもあるのかもしれません。
助けたいと思う人も、やはりキャパの問題もありますから
見つけた子すべてを助けることは不可能です。
餌だけあげて、あとは知らん顔の人がまだまだ多くて
そんな人のいる地域で暮らしている人は
その尻拭いに、保護したくてもできないと悩むことになります。
やはり増やさないこと、それに尽きると思います。