昨日の譲渡会ですが
びっくりするほど大勢のみなさまが来場してくださいました。
バザーの品物も売れ行き好調だったようです。
わちゃわちゃして、反省点もあったようですが・・・。
譲渡会場でもたくさんの子たちに声がかかりました。
昨日は、手術前の子猫ではなくて手術の済んだ若猫たちに
声がかかりました。
譲渡会終了を待って、次々とトライアルに向かって出発していきました。
どのスタッフさんにも、そしてどの子にも
がんばれ~のエールで送り出しました。
手術が済んだ若猫ともなると、新しい場所・家では警戒します。
まずその警戒心が少しほぐれると、あとはその子その子の
個性が光り出します。
そこに行くまでの数時間、もしくは数日が
猫も希望者さんも、スタッフも・・・根競べの時間です。
いちばんのがんばりどころです。
ここを乗り越えると、保護猫からお家の猫に大飛躍を遂げるわけです。
ご相談もありました。
怪我をした野良猫の相談です。
去勢手術はしてくださいました。
しっかり治療となると、どうやら大がかりになってしまうようです。
悩んで悩んでリリースしたものの、それが正しかったのかどうか。
もちろんこれはキャパシティーの問題や
猫自身の性格もあります。
野良猫気質の強い猫を、たとえば怪我の施術ができたとして
その後のお世話がきっちりできるのかというと
これまた難しいことになります。
感染症になって亡くなるケースもありえるし
お世話をするのに人間がひどく噛まれたり怪我をする危険もあります。
通院が不可能な気性の猫もいます。
ある程度、なじめそうな猫なら治療を選んであげてほしいと
(あくまでも願望ですが)思います。
でも、多大な無理をしてまで頑張らなくてもいいとも思っています。
無理か無理じゃないのかは、その子のことを思ってる人が
決めるべき問題だと思うのです。
そして、庭先でもお世話を続けるうちに
保護に踏み切れる日が来るのかもしれません。
その時って・・・誰に言われずとも、わかるものじゃないのかなと思います。
野良猫と関わったり、向き合うのって
こういうことの繰り返しだなぁとつくづく感じます。
『ごめん、いつかチャンスが来たら必ず必ず迎えるから』と言いながら、
TNRを続けてきたことを思い出します。
猫回りのとき、一日24時間中、
わずか10分とか20分、わたしと過ごすあの子たちの顔を
何年経っても忘れることはできません。
だからこそ・・・気の毒な境遇のままなら
これ以上増やさないのがまず一番です。
想いのバトンがリレーされて、どんどん広がっていってくれたらいいですね。
また寄付の品物を届けてくださったみなさんにも
本当に感謝です。
おかげさまで、猫と暮す会にいる子たちは、
必要な医療もかけてあげられるし、飢える心配もありません。
支援してくださるみなさんのおかげで、そしてスタッフさんたちのおかげで
健やかな日々を送れています。
飼い猫認定された猫
相談されて保護できた猫(里親探しをしてもらえる猫)
野良猫といえど、きちんと手術してもらって毎日ご飯をもらえている猫
誰にも気にもされずに生きていかないといけない猫
猫の世界もカースト制みたいです。
すべての猫を助けることはできませんが、よりいい方向に
なんとか持ち上げてあげられないものかと思います。
最後に、外で自由にしてる猫はいいなぁなんて思ってる人がいるのなら
それだけは間違ってると思います。
ずっとずっと猫と関わって来て、そこは絶対に違ってることを
みなさんが理解してくれたらと思います。