そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

置き去りにされた哀しみ

2018-04-09 18:54:54 | 天に還った猫たち犬たち
あの子が死んだと聞いた


あの子がひとりぼっちで冷たくなっていたと聞いた


待っていたのに


飼えなくなったって自分を置いて行った飼い主を・・・毎日待っていたのに


どうして来ないんだろう


ドアが開くたびお迎えに来たって思っていたのだ


思いっきり振ったしっぽが・・・違うとわかるたびに力なく垂れ下がっていった


僕はここにいるよ


早く迎えに来てね


あの子の目はいつもそう語っているみたいだった


他の誰がどんなにちゃんとお世話したって


やっぱり飼い主がいいんだよね


自分を見放した相手だってやっぱり飼い主がいいんだよね


人の皮をかぶった化け物に選ばれた不幸を


あの子は知らないまま消えてしまった


どんな言い訳ができるっていうんだろう


それでも、力尽きる瞬間は愛されて優しくされていた記憶に包まれたものであったと信じたい


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2 コメント

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Unknown (イナリ)
2018-04-09 20:35:45
想像するだけで胸が締め付けられます。
尻尾を振る光景が目に浮かんでしまいます。

天国で今は、寂しくないですね。。と思いたいです。
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イナリ様 (そらまめ)
2018-04-10 19:57:53
はい。きっときっと今頃は仲間たちや、汚れをしらない場所で笑っていると思います。

置いていかれた子の苦しさを置いて行った人が理解することは絶対にないと思います。

いっしょに暮らした歳月はなんだったのかと思います。自分の事情とやらいうものが、行政に持ち込む免罪符になると勘違いできる人間は、はじめから犬や猫を飼ってはいけないと思います。

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