もずくちゃんの訃報が届きました。
もずくちゃんは1昨年の末レスキューを決めて助け出してきた
アメショーたち多頭の中の1匹です。
早い段階で保護したのですが、なかなか体調が安定せず
里親さんを募集するのが少し遅くなりました。
鼻かぜが抜けなくて、特発性膀胱炎にもなったりしていました。
それでも徐々に他の子たちと同じような生活をすることができ
佳き縁にめぐまれたのです。
先住猫の雫ちゃんも暮らす会から譲渡した子です。
もずくちゃんは、体調が安定しないことが多く、
病院通いも多かったんだとか。
食欲が落ちて原因を調べるために18日に受診した際は
腎機能の数値がかなり悪化していたことがわかったようです。
急性腎不全・・・だったんですね。
点滴のやり方も教えてもらって
みなさんでがんばろうと思っていたそうですが
2月20日のお昼に、家族みんなが見守る中、天に還っていったそうです。
以下はいただいた内容です。
最期の夜は、私と高校生の娘、中学生の息子、小学生の息子と皆で
リビングでもずくと寝て、お別れをしました。
もずくは、本当に人懐っこく、人が好きな猫で、
毎日家族の皆と頭をグリグリと押しつけあって甘えたり、
お腹の上に乗ってきてフミフミしたり、可愛くて可愛くて
どうしようもないほど可愛い猫でした。
今月初めまではあんなに元気で、コタツで一緒に過ごしたり、
冷蔵庫の上にピョンっと飛び乗りご飯の支度をしている私を
覗き込んだりしていたのに。
あまりにあっという間すぎて、自分の気持ちが追いつかず、
どうしようもない喪失感でいっぱいですが、
それでも日曜日だったから一人じゃなく皆でお別れできたこと、
血液検査ができて理由が分かったことが、私には救いでした。
もずくと過ごせた時間は、実際には1年もたたず短い時間でしたが、
リビングでいつも一緒にいる猫でしたので
もっともっと長く一緒いいたように感じます。
子供たちも主人も同じ気持ちだと思います。
もずくと出会う事ができ、一緒に暮らすことができて家族全員幸せでした。
長女や長男は年頃ですが、もず~もず~と甘い声を出して
もずくを可愛がっていました。
末っ子も小学校から帰ってくると
もずくの側で宿題やゲームをして過ごし、
主人は昼休憩でもずくと過ごし、
私は朝晩のご飯をもずくにあげ、
頭をグリグリしてもらうのがとても楽しみでした。
コロナ禍で行事や遊びの制限をされてしまう子供たちにとって、
もずくの存在はとても大きかったと思います。
もずくを私たち家族に譲っていただき、本当にありがとうございました。
つらい気持ちを抑えて丁寧にお知らせくださいました。
可愛らしくて、愛おしくて・・・そんな気持ちが伝わってきます。
いなくなってしまった現実はどれほど淋しくせつないものかと思います。
でも、わたしはあの悲惨な現場を目の当たりにしていますから
みなさんにこんなにも大切に可愛がられたことは、
もずくちゃんにとってどれほど幸せな時間だったのかがよくわかります。
何より家族の一員として暮らせたことは
この子にとってかけがえのない宝物となったはずです。
もずくちゃんのありがとうの声が聞こえてくるようです。
そして、不思議な話ですがもずくちゃんは
私たちのところにお別れに来てくれてました。
亡くなったと思われる時刻に、譲渡会場でわたしはもずくちゃんのことを
思い出していました。
もずくちゃんパパが作成したホームページを検索する場面があって
どうしているのかなって・・・。
そのときがちょうど旅立った時間だと思います。
本当にかわいい子でした。
生まれる環境、生まれてからのケアがちゃんとしていれば
もっと長く生きられたのかなと思いますが
あの場所から助け出せたこと、幸せな暮らしが送れたことが
奇跡だったんだと思います。
もずくちゃん、またね
いつかまた逢いたいね。