そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

痩せた親子猫

2010-07-13 23:33:42 | 病気&事故の話し/猫編
先週、相談のメールをいただきました
学校に行く途中でお子さんが見つけたんだそうです


 
「公園の前の道路にちっちゃい仔猫がいる。轢かれちゃう前に来て!」


公園は家から50メートル位です。すぐに飛び出すと雉白が道路で遊び、
傍らにシャムミックスのガリガリの母猫がいました。


近づくと母子で公園の茂みに逃げ込み、しばらく探しましたが
草丈が高く見つかりませんでした。
先程10時前に周囲を探しに行くと公園前道路の
1本北側の道路に面したアパート駐車場の車の傍で
母猫が仔猫を抱きしめるように寝ていました。




家からカメラとキャットフードと皿を持って行きましたが、
近づくと車の下に逃げ込みます。
フードを置いて離れるとニオイを嗅ぎましたが食べません



このあとの文は文字化けしていて読み取ることができませんでした
一晩過ぎて、連絡が取れたときの様子では、相談者のナオさんは体調を崩されていて
猫のことを最優先に考えることはどう考えても難しい状況でした


それでも、なんとか何度か見に行ってくれたようですが、その後この親子猫の行方は
わかりません




こんなに痩せた体で、必死で最後に残った子猫を育てているのか
もしくは1匹しか産めなかったのか・・・と思うと
たまらない気持になってしまいます
子猫も、母猫に何かあったらまだ1匹では
生きていくことはできない大きさです


母猫の体を見ても、決まったところでご飯をもらったりはしていないのがわかります
人の持ってきた餌では用心して口にしないのか
それとも、すでにどこか悪くなっていて食べることすらできないのか
もはや想像することしかできません


こんな話は、日本全国どこにでもありますね
でも、どこにでもあっていい話じゃないと思ってほしいです


何とか、また姿を現わしてくれないかな
できれば、子猫は保護して人の手によって家猫になってもらいたいですし
母猫は、手術をしてあげたいです
二度と子猫を連れてえさ場を求め苦労しなくてもいいように・・・
身ひとつになれば、楽に生きられるはずです


この親子猫の姿
どうか目にやきつけて下さい
そして、どうして野良猫に避妊手術が必要で大切で
私たちがやっきになってうったえているのか、伝えたいのか
少しでもわかってもらえたら・・・
この子たちもほんの少しは、報われるかもしれません


そして、お子さんの心の叫びも大切にしてあげたいです
純粋な心は、周囲の良識ある大人が守って伸ばして、育んであげたい宝物
受け止めるだけのキャパをもった大人
また、そういうことをすぐ相談できる場所や人を、
もっともっと増やすことが必要な世の中だと思いませんか?

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まだまだ不調 | トップ | ちび太君おめでとう »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あまね)
2010-07-14 08:17:29
こんなにガリガリになりながらも、それでも
自分の身を削って母乳をあげていただろう姿を想像すると、胸が苦しいです

母猫がこんなですから、子猫の栄養状態も決していいはずはありませんよね
どうか姿を見せてほしいと願います

大人達が子供の声に耳を傾け、真剣に向き合ってくれたなら、その子も大人になった時
同じ事をしてくれるでしょう
純粋に助けてあげたい!という心を、どうか大切にしてあげてください
返信する
Unknown (ももたん)
2010-07-14 08:46:08
こういう姿を見るのは辛いですね。
これだけ痩せこけた体ではすごくしんどいはずなのに、それでも子猫を必死に育ててきたんですね。

本当にどこにでもある話。
餌をあげなければ野良猫の問題は解決すると思っている人もまだまだ多いですから。

こういう姿を見て子供たちが心を痛めるように大人になると同じ痛みを感じなくなってしまうのでしょうか?

何とか無事に保護できることを祈ってます。
返信する
あまね様 (そらまめ)
2010-07-14 22:01:32
わたしもこの写真を見たとき、言葉につまってしまいました。
今日、近くに住む方で、猫の避妊手術に取り組んでくださってる方がいますので、連絡を取って、現場も見てきてもらいました。
相談してくださったナオさんも毎日気にしていらっしゃるようですけど、あれっきり姿を見せてはくれないようです。
どこかで、誰かの目にとまって生きながらえてくれていれば・・・と思います。

こういう姿、なんとかしてあげたいと思う人ばかりの世の中だったらいいんですけど
返信する
ももたん様 (そらまめ)
2010-07-14 22:38:24
餌をあげずに野良猫問題を解決しようとするのは、あまりにも心なさすぎますね
もっと血の通った解決策、みんなに浸透させなければ・・・って思います。
いろんな場所で、少しずつTNR<地域猫の考え方を広めていきたいです。

誰もが、こういう親子猫の姿に疑問を持ったり助けたいと手を差し伸べられる風潮に変えていきたいですね。
返信する
Unknown (あゆめ)
2010-07-14 23:05:49
行き当たる思いは、いつも同じところです。

この母猫だって仔猫だって、好きで辛い人生を選んだわけじゃなくて、
ご飯があって、綺麗なお水もあって、柔らかいベッドと、
優しく撫でてくれる手がいつもある…
そんな環境に生まれていたかも知れないのに。

うちの子と同じ猫なのに、と申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

決して珍しい話ではなく、日本全国どこにでもある話だということも。
返信する
Unknown (アジママ)
2010-07-15 01:14:56
見るのも辛い画像ですが・・・目を見開いて見ます。
見たくないと顔を背ける人、見て何かを感じる人、私は後者でありたい。

母猫が、そこまで人を警戒して暮らさなければならない、
そんな環境の中で生きていたことが不憫でなりません。
その母猫と対象的な、母に抱かれ幸せそうな子猫の顔・・・。
雨の中、今どこにいるのでしょう。

お子さんの純粋な心、大切にしたいですね。

返信する
Unknown (チュウとチビのママ)
2010-07-15 10:23:31
何とかしてあげたい!何とかならないの!
この写真を見たらそう思いますよね
なんだか、春ちゃんの写真を見たときを
思い出しました
姿さえ見せてくれたら、手立てがあるのに・・
そんな奇跡を願わずにはいられません
返信する
あゆめ様 (そらまめ)
2010-07-16 08:07:02
本当にそうですね
わたしも、どうしても家の子とかと比べていまうときがあります。
同じに生まれてきて、いったいこの差はなんなんだろうって・・・

1匹でも、こういう子を増やさない作らない社会にしていくしかないと思います。

でも、実際には手術するにもお金がかかり、保護するにも場所の問題が出てきます。

想いだけではどうにもならない問題点もありますし、こういう子を見かけたからと言って、誰でもすぐに捕獲できるわけでもありません。

さまざまな点から考えていかないとならないです。
返信する
アジママ様 (そらまめ)
2010-07-16 08:14:08
なぜ、この写真をとりあげたかというと・・・

みなさんに不妊手術の大切さをあらためて知っていただきたいからなんです。

この母猫が何歳かはわかりませんが、生まれてからこの子はどんな地獄を味わってきたか、そして今も味わっているかと思うと、言葉もありません

この仔猫もそうです
いつ、力尽きるかわからない綱渡りの日々です

こういう母子・・・増やしたくない
そのために、何度も何度も不妊手術のお願いをしていますし、猫にかかわるみなさんも、あらゆる場面で声を大にしてTNRの話をしてもらいたいなぁって思っています。

是非、協力してください。

返信する
チュウとチビのママ様 (そらまめ)
2010-07-16 08:22:13
亡くなったご老人の家の前を行ったり来たりする春ちゃんのけなげな姿にも、どうしようもなくせつないものを感じました。
ただ、春ちゃんは人を信じてくれて・・・人間をこわがりませんでした。

この母猫は、人のぬくもりより人の冷酷さをインプットされているのかもしれません
それでも、なんとかできないものかと思うのですが・・・
見つからない、つかまらないことには、何もできず、はがゆい気持ちでいっぱいです。

人の言葉が通じれば、助けてあげることもできるのですけど
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

病気&事故の話し/猫編」カテゴリの最新記事