そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

暑さと湿度と網戸に注意!

2024-06-21 01:30:56 | 探しています/保護しています
もうどういうこっちゃと言わんばかりに
脱走していまいましたのご連絡が入っています。

猫と暮らす会から里子に行った子や、保護してくれた方が
お家の子にして暮らしている子
それ以外にも、ホームページに写真を掲載してほしいとか
捕獲器を貸してほしいとか・・・。
探し方を教えてほしい相談とか続いています。

いろんなところからお家に帰ってこれない猫たちの情報が
入ってきているのです。

暑さが増してきて、換気のつもりで窓を開けたり網戸にしたり
そういうことが猫たちの脱走劇を招いているんだと思います。

網戸にするなら、網戸ロックしてあること
網戸そのものが外れないようになっているかを再度確認すること
できれば、網戸だけではなく内側でも外側でも
ネットや柵をもう1枚取り付けて対策を講じることが必要です。

猫達の好奇心は、人の計り知れないものがあります。
昨日までは大丈夫だった・・・はずのことが
今日は変わってしまったりといったことが起こります。

また、うちの猫は外に行きませんとか
ベランダだから大丈夫ですとかおっしゃる方がいます。
その根拠は一体どこにあるのかと思います。

猫という生き物を過信してはいけません。
そういうことを言う方は万が一猫が脱走すると
外に行ってしまったことを猫のせいにして、自分の危機管理の甘さを
なかなか認めようとしません。

病気やケガは生きているのですから致し方ないことと言えますが、
脱走は飼い主さんの責任です。

猫じゃらしに反応するように、テレビのサッカーのボールを追いかけるように
窓の外に鳥が飛んでいれば捕まえたくなります。
網戸に虫が止まれば、捕まえようと飛びついてしまいます。
網戸に爪がひっかかってそのままスライドさせちゃったりするのも
好奇心のなせる仕業です。

それが猫の習性で、外に行きたがってるわけではありません。

いったん外に出ると、もともと神経細やかで繊細な彼らは
パニックを起こします。
自由になった~なんて小躍りすることはありません。
隠れ場所を探して息を潜めて、自宅に戻るチャンスを待っています。
室内のみで飼っている子はこのとき遠くに行くことは考えにくいです。

お腹もすいていませんから、家の外に餌を置いて
ご飯でつろうとするケースが多いですが、こんなことをすると
近所を渡り歩く強い野良猫がやってきて、
鉢合わせでもしたら、ますます自宅に帰りにくくなってしまいます。
やめてください。

使用していた猫砂や飼い主さんのにおいのついた衣類とかを
自宅周辺に置いて、室内に飛び込んで来られるように誘導してあげてください。
いつもどおりの優しい声で、近所を名前を呼んで探してください。
絶対に聞いています。

そしてご近所にいなくなったことを伝えて目撃情報を求めます。

あわてないであきらめないで探してください。
そして何よりも、脱走対策を強化してください。

また、もしなついてそうな猫を見かけた方
飼い猫じゃないのかなと思われる猫がうろうろしていたら
活動している猫の団体のホームページなどに
探している猫として掲載されていないかを確認してみてください。

浜松市動物愛護教育センターに問い合わせて
探してる人がいないか電話連絡してあげてください。

4月から浜松市の条例で、飼い猫は室内のみで飼うことがうたわれています。
そうしたことも含め、脱走にはくれぐれも気を付けてほしいと思います。

ちなみに、先月末から暮らす会では、
譲渡した猫たちの脱走報告が5件入りました。
うち4匹は、自宅に戻ることができました。
捕獲器を使った子もいます。
でも1匹は翌日亡くなっていました。

お隣の市からも相談が入りましたが、こちらも帰ってくることができました。

現在は、里親探しをしたいと相談中の人馴れ修行中の猫たちが脱走し
3匹のうち1匹だけが戻ってきています。
みんながいっしょに脱走してしまうのはかなりしんどいことです。

転ばぬ先の杖
これは猫たちにとって、幸せに過ごすための魔法の杖です。
飼い猫や保護できた子をしっかりと守ってあげてくださいね。


コメント
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