そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

それが理由・・・?

2018-06-20 11:53:18 | そらまめのひとりごと
相談者の方には、その内容にもよりますが


猫と暮らす会としてのまず決まり事、約束事の説明をさせてもらっています。


もちろんケースによってはそこから外れることもあり、こちらも心意気を見せることもあります。


ですが、たいがいは自分や周囲で見つけた猫を、自分たちの理由を並べて


会に保護を求めるものが大半です。


わたしたちは、引き取り屋ではありません。


大きなシェルターを持ち合わせているわけではありません。


相談者の方とほぼ同じような立場の人間の集合体です。


できることをそれぞれ持ち合って、知恵を出し合って、励ましあって


また善意のみなさまからの寄付を募り、何とかたどり着いた子たちのために使わせてもらっています。


そのたどりついた子の大半は、各区役所や保健所に殺処分ありきで持ち込まれた子猫たちです。


今日が命日の子猫たちです。


それも全部なんてわけには到底いきません。


もしくは、捕獲現場でその数があまりに多く、


それでも親たちの手術はするからと約束してくれた方たちの元で見つけた子猫たちです。


犬を飼ってるから。


自宅にはもう家猫がいてその子が高齢だから。


ご主人が、義母がいい顔しないから。


猫アレルギーだから。


譲渡会に通うのが面倒だから。


医療費の負担をしたくないし、子猫のお世話をするのが嫌だから。


母猫の手術なんてしたくないから。


それが・・・それが理由なんですね。


だから、どこかの団体で引き取ってお世話してもらえたらいいと思っている方があまりに多くてびっくりです。


そして、連絡してきただけで、自分はたいそういいことをしたと思い込んでいるのです。


たかが猫、されど猫だと思うのです。


本気でその子の幸せを願い、絶対に里親さんを探すと決めた方は清々しいし


できない理由が仮にあっても、できることも提示してともにがんばる姿勢を見せてくださいます。


今の時期は、ふいに子猫を拾ってしまったり見かけたりすることが多いのではと思います。


そのとき、何をどう選択するのかはその人次第です。


拾って困り悩み・・・でも結局、何が何でも助けたいと思ったのなら


必ず道は開けると思います。


よい人に見つけてもらって、良い家族にたどり着けるようにと願う毎日です。


そして、ともにがんばってくださる方の相談しか受けることはできないのが現状です。


そのくらい、この季節はそういう相談があふれているのです。






誰にも気づかれず、気づかれても見放され命を落としていく幼き者たち。


人間ってもっと優しくなれるし強くなれるはずなのにね。






コメント
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