【創作びより】

【創作ブログ】最後の3行

アイデアの原石を削って、なんとか形になった。
でも、なんだかいびつなかんじがする。
「こんなふうに書きたい」という想いがあり、メモとしてなぐり書きもしていたのに、実際に書き出すと、ぜんぜんちがうものになってしまった。
もっと素直な性格だったら、丸くツルンと削れていたのかな。なんだかボコボコしていて、どうもへんな形。でも、いったん削ってしまったものは仕方がない。これでいこうと腹をくくる。

はこびがスムースでない作品だけに、なんとか最後はうまくまとめたい。
星新一さんの作品を読んでいると、ラストで「うまいっ!!」とソファーから起き上がったことが何度もあった。心踊るような読後感、こどもに読んで聞かせると、ニマァッと笑ってくれるような展開にしようと思うと、ラストはとても重要。この物語で何が言いたかったのかも現われてくる。
ほかの人は、どんなふうに書いているのだろう…と、小さな童話賞の作品集を読み返す。ストンと落ちてるラストを読むと、うまいなぁと感心してしまう。ざっくり分けると、いくつかのパターンに分けられることにも気づいた。やり過ぎてもいけないし、印象が薄くてもだめだし……。
最後の3行をいろいろな書き方で、何種類か書いてみた。ちょっと飛び過ぎ?と思ったけど、子供の笑顔が浮かんできたので、それに決めた。
もう1本も推敲して、プリントアウト。プリンターの調子が悪くて、どちらもあまりきれいな仕上がりにならない。こんな時に限って…。
明日は土曜日。子供達がいて、思うように書けないだろう。一晩寝かせようか迷ったけど、そのまま封筒に入れた。

次に挑戦するのは、9月30日締め切りの福島賞。みんなとっくに走り出して、思いっきり前を走ってる。今からスタートする人も少ないだろう。だけど、出すと決めたからには、何が何でもゴールしたい。真っ白の状態からというのは、背筋がゾクッとするほど焦るけど、考え方を変えれば、
『今からなら、何でも書ける! 好きなものが書ける!』
とことん自分自身が楽しみながら書いていこう!!


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