いつも創作しているそばに、なにかしらの本を置き、集中力が途切れると、本に手を伸ばします。
今読んでいるのは、「ユダヤ人大富豪の教え」(大和書房) 。これが、目からウロコです。
実際にあった話がマンガ仕立てに描かれたストーリー。平凡な大学生がアメリカへ留学し、自分で公演先を見つけ、平和についての話をします。はじめは、たどたどしかった講演が回数を重ねるうちにグイグイと観客を魅了し、「話を聞かせて欲しい」と招待されるまでになります。
招かれたフロリダで青年を待っていたのは、運命的な出会い。
人生において成功した人たちにインタビューを重ねた彼は、ユダヤ人の大富豪に出会い、幸せな人生を送る法則を教わります。
巨万の富を築きながらも、「お金のことは忘れなさい」と青年に告げる大富豪。それよりも幸せに成功したければどうすればいいか、シンプルですが、深く頷ける答えが書かれています。
「人生で見捨てられたような気がしても、必ず助け舟がくるから」というような温かくも力強いメッセージが散りばめられていて、読んでいるうちに、どんどん前向きな気持ちになれます。
夢を追いかけ続ける人生は、ときどき「この道で本当に合っているのだろうか」と立ち止まったり、後ろを振り返りたくなりますが、そんなとき、優しく手を差し伸べてくれる一冊です。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫) | |
本田 健 | |
大和書房 |