遅咲きのひまわりが、9月1日、やっとやっと花を咲かせてくれました。
「咲いてる……」喜びと感動と安堵が、一度に押し寄せる瞬間です。
種を蒔いたのは、今年の6月11日。芽はすぐに出たものの、そこからなかなか成長しなかったひまわり。ひとつのプランターに種を多く蒔き過ぎたのか、日当たりが足りないのか、水はけが悪いのか…と、ずっと頭を悩ませ、ネットや本でも調べました。
茎は少しずつ伸びていても、花は一向に咲く気配がありません。「もしかしたら、わがやのひまわりは花が咲かないタイプなのでは……」と不安になりながらも、毎日せっせと水をあげていました。ムダなことではないはずと、自分に言い聞かせながら。
ネットでほかの方が「ひまわりが咲きました」と書いているのを見るたびに少し落ち込み、もう8月も終わりだし…と期待はせず、ただ黙々と水をあげる日々。
それが昨日、やっとやっと咲きました。
いつからか、ベランダの植物たちに、自分の創作する姿を重ね合わせていました。そして気づきました。種を蒔き過ぎていることに! ダイソーやコーナンで花や野菜の種を見つけては、ベランダのプランターに次々と蒔きます。
創作では、アイディアがたくさん浮かぶと、そのどれも捨てることができなくなります。並行して育てていくので、どれも育ちが今ひとつ。けれど、せっせと水はやります。これは、原稿に向かって、とにかく一行でも二行でも書く姿勢に似ています。
日当たりはどうかというと、わが家のベランダは東向きで、朝しか陽が当たりません。南向きだと一日中陽が当たるのに…と考えます。これは環境。子どもがもう少し手がかからなくなれば、書ける時間が増えるのかなぁと。けれど、環境は簡単には変えられないので、今の状態でベストを尽くすしかありません。
もうひとつ、花が咲かない理由が思いつきました。もしかして、肥料? お友だちがくれた花を咲かせる薬を入れてみました。すると咲きました! こんなにシンプルなことを思いつかなかったとは。
ということは、創作で花を咲かせるにも、やはり肥料がいるのかもしれません。創作にとっての肥料は何でしょうか? 遊ぶこと? 本を読むこと? 映画を見ること? いろいろな人と話すこと??? 答えはまだわかりません。ただ、花が咲くかどうかは、この「肥料」にポイントがあることは確かです。ただ、毎日せっせと水をやっているだけではダメだということにようやく気づかされました。
創作にとっての肥料は何なのか……。頭のすみで考えながら、今日も原稿と向き合います。
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