【創作びより】

自転車からの贈り物

三女の自転車。四年生の子にしては、あまりに小さな自転車です。



クラスでも一番背が低い三女。足がつくのでいいのですが…、同級生の子のステキな自転車を見るたび、申し訳ない気になります。

乗ったその日に、こけて、サドルも破れているし…。ため息をつきながら、雑巾で自転車を拭いていたその日、編集者さんからメールが届きました。

自転車を主人公にした『ぼく、おばけです』が再々版になったと。

そして、出版社に打合せに行った主人が、A4用紙ビッシリにまとめられた絵本の感想を持って帰ってくれました。 


小1のお子さんの感想をお母さんが丁寧にすくって、書いてくださっている言葉の数々…。 

作る側が思っていたより、もっと深く、もっと自分に結びつけて読んでくれていて、少し泣いてしまったほど、感動しました。



主人が『すごい宝物やろ』と言っていた通り、勇気づけられ、励まされた贈り物。三女の自転車がプレゼントしてくれたように思えてなりません。

アンケートに協力してくださったお母様方、まとめてくださった方々、本当にありがとうございました。

これからも日常を丁寧にすくったお話を創作していきたいと思います。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

Unknown
寝る前に読みました。タイトルから想像したものと全然違う内容…確かに、おばけです!私も若い頃から何でも修理して使う派。息子も引き継いでくれていると感じることは多いです。物との別れはいつかは来るけれど…世の中、おばけだらけだたらいいな…!息子が3才補助輪有り時代から乗っている黒い自転車、そろそろ替え時(既にだいぶ小さい)…当たり前に下の娘に使ってもらうつもりだったけど…。どうなんだろう、気に入ってくれるといいな。大切に引き継いで使ってほしいです。すてきなお話、ありがとうございました。

最近の「しごと部屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事