高知を去って足摺岬へ向かう日。列車は昼なので、午前中の少し空いた時間を使って
「自由民権記念館」を見物することにした。はりまや橋から路面電車で10分ほど。
とさでん交通の本社がありました。路面電車のファンなら大喜びでしょう。
先日、町田にある自由民権資料館に行ったときもそうでしたが、ここも入ると
「ようこそおいでいただきました」感がとてもあって来てよかったなと思う。
「自由は土佐の山間より」と言われるそうです。幕末から明治にかけて日本中に
広がった自由民権運動は、土佐では大変盛んだったのです。板垣退助、中江兆民、
植木枝盛など、現在の自由民権を基本とした社会を作った礎となる人々ゆかりの地
なんですよね。
社会をよりよくしようとする運動家たちのエネルギー、努力、挫折、不屈の精神など、
学べることはとても多い。中学生を数人引率して、学校の先生が熱っぽく語って
いました。
さあて高知の駅前です。左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎の像です。
なんとメインテナンスで移動中。これって実は発泡スチロールなんだってさ。
それでも「えええ!」ですが、400㎏もあると聞いてさらに「えええ!」ですよね。
なんかこの移動の様子をテレビカメラが映していて、見ている人にインタビューを
していました。
さて高知ともさようなら。いい酒を飲めて、2泊してよかったな^^
今回は心ならずも特急に乗りました。だって各駅停車だと夕方までに足摺岬に着けない
のです。なんと「アンパンマン列車」。アナウンスがアンパンマンの声。別に嫌いじゃ
ないけれど、ほとんど子供が乗っていないのに子供向けにするってのも…。
列車は3両。真ん中の1両は、自由席と指定席が混在しています。それを知らずに
空いている席に座っていたら、そこはちょうど自由席が始まるところでした。注意
されないで済みました^^;
列車は海岸線を西に向かいます。なので左側の席に座って海の景色を眺めました。
通路を隔てて隣に座っていたヲヴァ~サン、スマホで何やらゲームをしています。
それが音を消せばいいのに、「ピッピカピッピカ…」延々と不愉快な電子音を垂れ
流しています。終わりそうにないので、隣の車両に席を移動しました。_| ̄|〇
電車はこの中村駅まで。ここからはバスで、一気に南下して足摺岬へ。