今日の指切りカボチャ

冷蔵庫の野菜入れにころがっていたカボチャを発見。よし、今夜はこいつをメインにして、残り物のコロッケと冷凍シュウマイでいいか、と調理にかかる。カボチャは四分の一カット。そのままだと切りにくいし、調理時間を短縮できるから、軽くレンジで温める。その間に味噌汁を用意。今日が賞味期限の豆腐と大根、油揚げでちゃちゃっとつくる。

カボチャ煮。以前は出汁を先に用意してわかし、そこにカボチャを放りこんで、アルミホイルの落しぶたしてぐつぐつ煮込む。水分が飛んだら以上終わりだったのだけれど、これだとほくほく感がでないし、水っぽくなってしまう。で、先人のレシピを探して調理法をちょっと工夫。

少なめの水と酒だけを鍋にいれて、カボを並べる。中火で煮こんで頃合いに砂糖をまぶして、弱火でもう少し煮る。水分がほとんどとんだらみりんを追加して鍋をぐるぐる回しながら、火を止める直前に醤油をささっとまわしかける。以上おしまい。この方法にしてからはまあまあのほくほくカボチャができるのだ。面取りはしない。

今回も仕上がりは悪くない。熱いうちに冷蔵庫に入れると色がよくなる、という情報も見つけて真似してみた。うん、いける。と、結果オーライなのだけれど、カボの皮をむいた時だった。本当はまな板に置いて包丁で硬い皮を適当に削りとるのだけれど、ええい面倒、と半身を手にとりピーラー、皮むき器で削っていった。と、つるっと指が滑り、あ、と思ったら左手の薬指と小指の先がさくっと切れてしまった。

ち、血だ。傷口は深くないけれどぽたぽたまな板に血がしたたる。ティッシュで指をおさえて、薬箱からバンドエイドをとり出してくるくる巻く。2回ほど取り替えたらほぼ出血はとまったけれど、ずきんずきん赤ずきん。鼓動にあわせて指先がうずく。でもまあ5分もすると痛みにも慣れてきたからにっくきカボチャ、じゃなくって憎いのはピーラーか、あ、いや結局は自分の落ち度と言い聞かせてカボチャを優しく鍋にいれた。

カボも気にしたのか、気持ち、いつもよりちょっとうまく煮えた。ような気がする。

＊写真上の小鉢にはいっているのは「玉ねぎ納豆」。刻み海苔をふりかけた定番。納豆は賞味期限を過ぎていたけれど、はなから発酵しているのだから、まあ多少はいいもんね。