牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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戦略がどう出るか?「軽くてフルーティー」ではないキリン「一番搾り 小麦のうまみ」を試飲する。

2015-02-19 10:00:00 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
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こうきたか。

昨年のビール系シェア増減では「一人負け」とか最近ちょっと元気のないキリンビールさんですが、先日ご紹介したクラフトビールへの展開とともに、ブランディングの立て直し作戦も練っているようです。

販促ビラ
3月24日発売の「一番搾り 小麦のうまみ」です。

「ふーん、今度は小麦か。サッポロの『白穂乃香』も流行っているしなぁ」と思ったのですは、販促ビラの裏を見ると、ちょっと違う方向のようです。

こんなアピールが

曰く、一番搾り製法でホップの香りを引き出した「とれたてホップ」、一番搾り製法で小麦のコクを引き出した「小麦のうまみ」

冒頭にも「ブランディングの立て直し」と書いたのですが、「プレモル」「ヱビス」などがイメージ的にブランドを語っているのに対し、こちらは「一番搾り」という「製法)を売りにすることで、(メインの)「一番搾り」を再度テコ入れ、、という作戦のようです。

早速味見です
(「小麦なのでバケツのムール貝&ポテト」というちょっと安易な発想?のベルギー風メニュー)

確かに小麦特有の「やわらかさ」の中、よくある「軽くてフルーティー」ではなく、「しっかりとコク」という方向です。

もともと一番搾りも「味がある」という方向なので、これは製法によるものなのでしょうか。
そう考えると「一番搾り 小麦のうまみ」というのは「ドンピシャ」のネーミングなのですが、ちゃんと考えないとそれが伝わらない。

加えて、気になるのはこの商品のターゲット。

「軽くてフルーティーな小麦ファン」には「え?」と言われそうですし、スーパードライファンには重すぎるでしょうし、プレモルファンにも「香も穏やかで重いなぁ」と思われそう。

従来の一番搾りファンとかぶってしまうかもしれませんね。まあ、限定醸造なので、ブランディング作戦の一環、としての位置づけなのでしょうか。

来る3月24日(火)発売です。CMとともにお客様の反応も楽しみです。

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