鳥文様シリーズ(というほどのものではありませんが)の3回目です。
前々回は猛禽類、前回は孔雀のような鶴ということで、伊万里としてはちょっと変わった鳥文様でしたが
今回は定番の「鷺文」を取り上げてみました。
「染付鷺文五寸皿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/97/c279da9b1008e4478908af0fbae8487d.jpg)
これのどこが鷺やねん!、とツッコミの入りそうな文様ですが、一応、寛文期の鷺文のお皿であることは確かのようです。
三方に同じ文様を描くタイプのデザインは伊万里ではよく登場しますが、この品はわざわざ三角形の圏線まで描いているという念の入れようです。
さて↓が問題の鷺文の部分です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/32/51356f5d6d8fb6a6ee411dc271490de4.jpg)
個人的にはよくワカランのですが、これはつがいの鷺を描いているということのようです。とは言え、鷺の部分はわざわざ白抜きにしてあるのも
それらしい部分かも知れませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/73/a62ad111c634b34f1cd70c2ebd7024bc.jpg)
裏文様がなく、薄く鋭い高台は典型的な寛文期の藍九谷なんですが、実はこのれと同じ文様の品で、見込み中央の三角形の中に色絵の柘榴文を描いた色絵古九谷の品が存在します。(裏面は色絵の折れ松葉文)
その品はDr.k氏と共に私にとっての古伊万里の大師匠であるミーコさんのコレクションの中にあり、この品を入手しようと思ったきっかけににもなった佳品です。(いつの日か入手したいものですが、一度も見かけません)
なかなか鷺を見つけることができませんでした(^^;
現代美術としてみても遜色ありません。
ここまでのデザイン力を、当時の陶工(親方?)は、どうやって養ったのでしょうね。
載っていますね。全く同じですね。
これに色絵を付ければ、ミーコさん所蔵の「色絵古九谷鷺草花文皿」ですね\(^O^)/
でも、この染付だけでも十分に完成していますよね。
この頃のものは、染付だけでもいいし、そこに色絵を付加しても破綻しませんね。
良く出来ていますよね!
ところで、改めて「古伊万里と私達」を拝見しますと、レベルの高い、良い物が沢山載っているな~と羨ましく思います(^_^)
(眺めるだけでスイマセン。)
ドクターさんチにもお伺いしていて
皆様凄いなぁ・・と、感服いたしております。
こうやって皆様のお話を読ませて頂くだけでも勉強になり嬉しい時間ですのヨ。これからも頑張ってくださいね。
何度もスイマセン。
余白が、折角のHPを没にするのは
勿体ない!と、↑のアドレスで見られるようにしてくれました。
また、見てやってくださいね。
江戸時代のセンスでデフォルメされているというか、なかなかアバンギャルドな感じです。
このような図柄だと、何か手本があったようにも思えませんし、不思議な感じです。
このように全く同じ文様の染付の品の余白に別の文様を色絵で入れた作例は
それ程多くないような気もしますが、どんなもんでしょうか。
ミーコさんのコレクションは素晴らしくレベルが高く、そしてコレクターとしての美意識が現れていますよね!
思えば太明庵とHPを通じて素晴らしい方々と交流を持てたことは、ワタシにとっての大きな財産です。
お元気そうでなによりですが、酒田も含め、全国的にコロナが心配な状況ではあります。
余白さんがHPを復活させてくれたんですね!
あの古伊万里にとって華やかだった日々が思い出されます。
ありがとうございます。
余白さんがHPを復活してくれたんですね。
さっそく拝見しました。
酒田の人さんが言われた古九谷のお皿は、「たまゆら」の2006年の12月分に載っているものですね(^_^)
私は、以前のHPの「古伊万里への誘い」の復活は断念しました。
その代わり、今度は、ブログで、最初のコレクションからの殆どを紹介することにしました。
「古伊万里への誘い」の時代には、私のコレクションは、全体がガラクタコレクションなんですが、それでも、その中から、なんとか人にお見せ出来るかなと思われるものを選んで紹介していましたけれども、今度は、本当のガラクタも多く紹介することにしました(><)
恥を晒すようになりますが、恥を忍んで、コレクションの全貌を明らかにしようと考えを改めたわけです(><)
そんなわけで、これからは、数は多くなりますが、ガラクタの紹介も多くなります。ちょっとだけでもいいですから、それらも見てやってください(~_~;)
ドクターさん、酒田のMさん、ひばりさんの「御三家」がトップにならんでいます。ひばりさんは、古伊万里ではありませんが、写真のセンスが抜群で、楽しいです。
ドクターさんチでは古伊万里のお勉強。「特に〇〇様式」と呼ばれるようになると、ババにはもう時代区分が理解不能になってしまいドクタさんチで再勉強です。
昨日からご友人の方の古伊万里寄贈
の話が載っていますね。
私も次世代にどうやって伝えようかと考える毎日です。
酒田さんチでは、好みが似ているせいか・・・嬉しい思いで拝見させていただいています。
これからも宜しくね。