堺北民主商工会

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過ぎ行く日々

2008年06月27日 09時26分14秒 | 世間の話
 大企業の経営基盤の体質改善はまだ回復出来ていない⇔しかし、今、大企業はバブル期以上の増益を計上している。高齢者を大切にする施策の充実が求められる⇔しかし、「年寄りは姥捨て山に!」とでも言うべき「後期高齢者医療制度」を国が作った。日本の将来を担うのは若者だ⇔と言いながら、派遣労働者や非正規社員を続々と排出し、若者を消耗品のように扱っている。賞味期限は何日まで、この肉は国内産です⇔偽装表示が罷り通っている。消費者の目線で政治を行うと福田首相は表明した⇔道路特定財源や国民から預かった社会保険料や年金などで好き勝手な無駄遣いを行い、予算が足りなくなれば消費税率を引き上げる。自衛隊は専守防衛に徹して、国を守るためにある⇔そんな軍隊がちっぽけな漁船を虫けらのように蹴散らして航行する。日本国を守るのに、何故かアメリカ軍と攻撃型の演習を共同で行っている。
 こんな無茶苦茶な誤魔化しが日本では平然と通用する。
どうしてだろうか!?
その理由の1つがマスメディアのあり方にある。真実が報道されない。支配者(政治の権力を握っている連中や大資産家など)のご都合通りの情報操作が行われ、流される。人権や平和を守る取組み、未来を見つめる若者の姿が全国各地に有るのに公正な報道がされない。支配者の思想がこの日本では支配的である。
 しかし、こんな日本が何時までも続く訳がない。労働者が働き甲斐を持ち、高齢者が敬われ、若者が大切にされ、安全な食料が出回り、国民主人公の政治が実現し、2度と戦争をしない日本国が何時の日か出来るに違いない。しかし、黙っていては実現する事は出来ない。それは真実を追究し、平和を願う人々の絶え間ない運動によって大多数の国民が共感し、共通の気持ちを持った時に実現する。
 「光陰矢の如し」とは良く言ったもので、アッという間に月日は過ぎ去っていく。その日、その日を面白可笑しく暮らすのではなく、その「うねり(=本当に生きていて良かったと言える人間社会を実現する道)」に身を投じてこそ人間的生き方と言えるのだろう。

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