堺北民主商工会

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誰の為に、どんな時に

2008年06月06日 09時51分27秒 | 世間の話
「涙そうそう」とは沖縄の方言で「涙が止めど無く溢れて止まらない」の意味である。沖縄県出身のSSGであるBeginが曲を作り、森山良子に作詞を依頼して2001年に出来たのが「涙そうそう」と言う歌。森山良子はビギンから「涙そうそう」のタイトルで詩を依頼された時、30年前の兄の姿が直ぐ、思い浮かんだそうだ。当時、彼女は大学のバスケット部員であった兄の練習姿をいつも眺めていた。何事も相談できる頼り甲斐のある兄だった。ところが、この兄(森山 晉)が不幸にして24歳の若さでこの世を去った。それ以来、彼女は30年間、「兄の死」と言う辛い「思い」を心の中に封印してきた。しかし、ビギンから送られてきた曲を聴いて、この封印が一気に、解き解されアッという間に詩が出来上がった。この歌はその後、夏川りみが歌い、大ヒットとなった心に沁みる素晴らしい歌である。
 森山良子が歌う度に、この歌を聞いた全国の人から励ましの言葉が寄せられる。辛い思いを持った多くの人達を「涙そうそう」が元気付けている。そして、逆に、彼女自身が癒されている。
 ところで、あなたは誰の為に、どんな時に「涙そうそう」になったのですか!
 古いアルバム捲り 「有り難う」って呟いた いつも、いつも……