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憲法9条「変える派」「変えない派」の目標

2007年05月15日 11時30分15秒 | 平和運動
昨日憲法改正に向けた「国民投票法」が可決成立しました。今後3年かけて実際に効力を発揮します。
安倍内閣としては3年間でみっちり準備を進めて、万全の勝利の方程式で改憲に臨むという所でしょう。

ところで、世論調査などでは
「憲法9条変えても戦争に直結するわけないよ」
っていう声も結構ありますが、そういう考えの人は何を根拠にそう言うのか?って事を問いたいと思います。

9条に関しては、安倍内閣は明確に「集団的自衛権」に言及しており、つまり現在の時点でアメリカとの戦争協力を前提にした改憲である事はすでに明らかだからです。

じっくりと考えて欲しいのは「9条」を変える・変えないの真意です。
両方を少し噛み砕くと
「変える派」・・・現に北朝鮮などの脅威?がある。軍隊を持ってアメリカと協力して平和維持をすればいい。現に自衛隊は軍隊だ。

「変えない派」・・・世界の流れは国連を中心とした話し合いでの平和維持が主流になっている。アメリカのエゴに付き合っていたら日本も危険に巻き込まれる。その歯止めが憲法9条だ。

って所でしょうか。細かい異論は多々あるでしょうが、両方の大枠はこうなると思います。
つまり、9条を変える・変えないは共通の目的「日本の安全と平和を守る」を目指しているという事です。
・・・。
ではどちらが日本にとってキナ臭い道に繋がるのか?
どちらが危険な道なのかを考えて欲しいのです。まして日本はたった60年前に世界大戦の一翼を担った国なのですから、アジア諸国の見る目なども考慮に入れる事が必要です。

民商は「平和でこそ商売繁盛」の言葉からもわかるように、憲法9条を大切にしていこうという方針です。
何故ならば、
憲法9条を守るという事は日本の平和を維持するのみならず、世界の平和に繋がります。
世界中に憲法9条の理想を広げる事こそがこれからの人類に必要な観点だと思いますし、少しずつですが人類は前進すると思うのです。

「変える派」に都合のよい国民投票法が成立し、非常に残念ですが、この機会に国民皆が考える必要があるでしょう。
日本国憲法は国民に「信じ託されたもの」なのですから。

事務局:つ




Road of the Peace

2007年05月02日 12時51分16秒 | 平和運動
明日、5月3日の祝日は憲法記念日です。日本国憲法の制定を記念しての祝日です。
今、この憲法を変えてしまおうという動きが、政府や自民党の中であり、現実にその準備のための国民投票法案の議論が国会内で行われています。
政府、自民党が特に変えてしまいたいのは平和憲法の第9条です。

みなさん憲法9条をもう一度皆さん読んでみて下さい。
第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

この条文を
「時代に合っていない、軍隊は必要であり、アメリカ式の武力覇権が日本にふさわしい」と捉えるのか。
それとも
「武力では無く対話での平和維持がこれからの世界の主流です。この9条的な憲法を世界中に広げよう、人類は進歩する!」と捉えるのか?

現在の世論では改憲を望む声は10%前後であり、平和憲法改憲を国民の多数が望んでいるという情勢でない事は明らかです。
むしろ詳しい中味を知らないというのが実情でしょう。

皆が知らない中で自民党や安倍総理はなし崩し的にこの9条を変えようと準備をすすめています。
どう考えてもおかしい話ではないでしょうか?事は国の未来に関わる問題です。

この9条を守りたいと願う若者が計画したパレードが明日堺で開催されます。
5月3日(憲法記念日)
出発点:15時 阪堺線浜寺駅前出発
中継点:17時15分、堺市役所前、正面玄関広場集合。

堺を9の字を描いて歩きゴール地点の堺港ではキャンドルライトを行います。
平和を愛する人なら誰でも参加できるのであなたもどうですか?

事務局:つ




映画の紹介「日本の青空」

2007年04月26日 12時56分54秒 | 平和運動
今日は映画を紹介します。
「日本の青空」
っていう映画です。
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.html

日本国憲法の誕生の真相に迫る劇映画です。
これまでもドキュメンタリータッチで描く憲法を題材にした作品やドラマはあったのですが、劇の形で描かれたものを僕は知りません。

憲法を取り巻く情勢がきな臭くなる中で、護憲派も改憲派も映画を見て考えてみてはどうでしょうか?

大阪では現在、
エル大阪にて6月17日(日)、24日(日)の10時、13時、15時半~
豊中市民会館にて5月13日(日)18時半~
の上映が決定しています。

映画の鑑賞が出来る協力券(1000円)を沢山預かってますので、購入希望の方は事務局つ、に会った時に言ってください。

事務局:つ



アメリカに言われたから憲法変えまーす

2007年04月23日 13時01分02秒 | 平和運動
国民投票法案が国会の中で議論されています。
この文章をお読みの方の中には
「改憲の仕組みづくりくらいはいいのじゃないか?」とか
「憲法9条は古い、現状に合っていない」とか
「憲法変えても、自分には関係ないよ、日本が戦争に巻き込まれる事なんてありえないよ」
などなど様々な考えの方が居られるでしょう。
今日は皆さんに一つの事実を提起したいと思います。
それは自民党の憲法改正論議に一つの方向性を与えている考えです。

アーミテージリポートという文章があります。
http://tameike.net/pdfs1/inss.PDF#search='%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88'
(↑日本語訳の原文はこちら)
長いので関係する所を掲載すると・・。
「集団的自衛を日本が禁止していることは、(日米)同盟協力の制約になっている。この禁止を取り払えば、より緊密で、効果的な安全保障協力が可能になる。これは日本国民だけができる決定である。…しかし、米政府は、より大きな貢献をし、より対等なパートナーになろうとする日本を歓迎することを明確にしなければならない。われわれは、米国と英国との特別な関係を日米同盟のモデルと見なす」

このレポートを踏まえての日本記者クラブでのアーミテージ氏の発言
「ナイ博士と私が三年前にまとめた報告で、私たちは日本の(集団的自衛権行使に関する)憲法上の禁止について、いくらか強いコメントをした。私たちは、それが多かれ少なかれ(日米)同盟協力の妨げになっていると書いた。…日本が憲法を変えるのか、九条の解釈を変えるのかは、非常に健全な議論だと思う。…そのことについて政治家に議論させるべきだ」

まあようするにアメリカの重要な位置にある人が、日本の政治家に向けて「軍事協力を強化する為に憲法9条変えてよ!」
ってかなりきつい目に言ってきたという事です。
(このアーミテージリポートの第二弾が最近出たらしいのですが、こちらはまだ未見ですので、また目にしたら報告します)

そしてこれに対する自民党の態度がこれです。(クリックしてね)
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2004_seisaku/kenpou/contents/02.html
「私たちの目指す9条の改正は、まず自衛隊を軍隊として位置付けることです。次に、集団的自衛権の行使も可能となるようにする必要があります」

自民党のHPだけを読むと柔らかく見えますが、アーミテージ報告と組み合わせて読むことで凶悪な真実が見えてきます。
=アメリカの世界戦略に日本を組み込みたい、そして自民党はそれを承知した上で憲法改正の準備を開始した。

日本の将来に関わる事です。皆で考える必要があると思うのです。

事務局:つ







大日本帝国陸海軍名誉回復運動

2007年04月21日 13時02分20秒 | 平和運動
最近、政府や自民党の中で「大日本帝国の名誉回復」に躍起になる人が更に増えたような気がします。
古くは
「南京大虐殺はなかった」
「日本が戦争をしたおかげでアジアの国ぐには植民地状態から独立できた」
「天皇に戦争責任は無い」
的な発言とか
新しくは
「従軍慰安婦には国は関与していない」
「沖縄での集団自決を軍がすべて強制したわけではない」
っていう発言。

日本と世界の今後を考える上で、これらのすべての発言は最も大切な事から逸脱したものだと思います。
最も大切な事とは何か?
それは「日本及び世界の平和と人類全体の発展」です。
この事を100%否定して「日本も世界も争いが絶えず、人類全体も発展しなくていい」と言う人は恐らく居ないでしょう。

人間や国、世界の「今」はいきなりあるわけではありません。
過去の戦争の悲惨な結末からどのような教訓を引き出しているか?という点で考えて、先ほどの大日本帝国陸海軍名誉回復発言は「発展」と「非発展」どちらに近い発言でしょうか?

「今」を分析する上で重要な事として大日本帝国陸海軍名誉回復発言は、安倍首相や伊吹文部科学大臣達がしているという事です。国の中枢にいる人が過去の戦争に無反省であり、そのまま平和憲法を変えようとする。これ以上に危険な事はありません。

平和を願う心を持つならば、今持ち上がっている憲法改正にキッパリとNOを突きつけなければならないのではないでしょうか?

事務局:つ







帝国主義

2007年04月18日 13時03分47秒 | 平和運動
帝国主義ですが、
意味を辞典で引いてみると・・
政治・経済・軍事などの面で、他国の犠牲において自国の利益や領土を拡大しようとする思想や政策。(大辞泉より)
との事。

この意味を読んで世界の中でどの国を皆さんは思い浮かべますか?
・・・。
そうですアメリカですよね。
北朝鮮のような独裁国家などはあれど、「帝国主義的国家」となると現在は他にありません。

そしてそのアメリカと僕達の日本の関係です。
最近の改憲を目指す国民投票法の制定とか、安倍首相とその取り巻きの発言などを見ると、そこはかと無い不安に僕は囚われます。
「果たしてこのままでいいのか?」と。

帝国主義的に自身の野望を満たそうとするアメリカと、それに従属する日本。
(日本がアメリカに従属しているという分析は否定される人は少ないでしょう)
状況証拠から少し考えればこういう構図が鮮やかに見えてきます。
・・・。
アメリカの帝国主義的世界戦略には、当然憲法9条が邪魔だという事です。

なんでアメリカの欲望を満たす為に、僕らの憲法を変える必要があるのでしょう?
こういう視点で改憲問題を考えると、早々と憲法を変えていいはずがありません。
9条の人類史における先進性こそが、唯一の帝国主義国家であるアメリカと、その子分日本の歯止めになっているのですから・・。

事務局:つ

イラク戦争・・4年

2007年03月20日 12時12分50秒 | 平和運動
イラク戦争が開始されて4年が経過しました。当初アメリカが開戦理由とした「大量破壊兵器」は結局無く、米兵が3千人強、イラク人は実に6万人が死亡。累計の戦費は5000億ドル(60兆円くらい?)を超え、これはベトナム戦争の戦費を上回るそうです。
アメリカはサダムフセインを処刑し新政権を発足させましたが、政情は安定せずに正に何をしているのかわからない泥沼にはまり込んでしまいました。

アメリカに当初協力した国は30と少し、最初から世界の大半の国はこの戦争を支持していませんでしたが、日本の大手マスコミはその点は一切報道しないままに、日本はこの大義無き戦争に協力。
そして協力した国が次々と撤退する中でいまだにアメリカに協力しています。


こういう事を続けていて日本と世界の将来が明るいはずがありません。
ですが、こういう事を無批判に「国際貢献」「まともな国」と言う人達がおり、それに煽られる人達がたくさんいます。
非常に残念な事です。

だからこそ、市民一人一人がしっかりと事実を掴む必要があるのでしょう。

事務局:つ



しっかりと拒否しよう

2007年03月19日 11時11分37秒 | 平和運動
憲法の改憲を目指す国民投票法案が国会の中で審議されています。
自民党や公明党の与党はもちろん、民主党も引き込んでの動きになっています。
「じゃあ今さら私達が何を言っても無駄やないか・・」
そう思う人もおられるでしょう。
しかし、国の未来を左右する「憲法9条」の問題をそれ程浅い考えで捉え、そして軽く扱っていいのでしょうか?
もう一度一人一人が真剣に考えてみて欲しいのです。
子供達や未来の日本人に「戦争の出来る国」を残したいの?と。

安倍首相が「美しい国」や「戦後レジームからの脱却」と修飾して語った政治目標が実は、アメリカに従属して日本の若者が外国で戦争を出来る国づくりと人づくり、その為の「9条改憲であり、教育基本法の書き換え」であった。
蛇足ですが、このまま「美しい国」が進んでいけば最終的には金持ちの為に、庶民が命を落とすというそんな国になっていくでしょう。

その事実が明白になった今、そして多くの国民が“今”それを望んでいない以上、自覚を持ち、世論を作るべきだと思うのです。

誰にでも出来る事があります。
例えば署名。(ネットでも出来ます)
例えば家族で憲法の話をする。
例えば集会に足を運んでみる。
http://www.kyodo-center.jp/
(参考リンク:憲法改悪反対共同センター)

そういう積み重ねが歴史を作るのではないでしょうか。
平和と友愛か
争いと憎しみか

事務局 つ

押し付けられた憲法、って考え方の違和感

2007年03月01日 12時54分40秒 | 平和運動
自民党が憲法改正に向けた運動を開始するとの新聞記事を目にしました。
今日は少し日本国憲法について書いてみたいと思います。

すべての人ではありませんが、いわゆる「改憲派」の人達がよくテレビなどで使う論法に
「アメリカに押し付けられた憲法だから変えなきゃイカン!」
という押し付け憲法論という奴がありますが、この事をもう少し掘り下げてみましょう。

少し目先を変えて日本の自衛隊ですが、これは警察予備隊を元に現在に至っています。そして警察予備隊はアメリカが開設を要求してきたものです。

そうです、仮に憲法がアメリカの押し付けならば、自衛隊もアメリカの押し付けになるのです。
押し付けられた自衛隊が、海外で自由にドンパチする為に、押し付け憲法論を振りかざして憲法9条を変える。
言われるまでも無く矛盾した話です。
もし「押し付け憲法」がダメならば「押し付け自衛隊」もダメだという事になるからです。
ですからこの手の、押し付け論を振りかざす論者の言う事は一切信用出来ないという事だと思うのです。相当無責任か相当無知な人間なのですから。

そして誤解の無いように書いておきますが、当然日本国憲法は押し付けなどではありません。
またその話は今度ゆっくりと・・。



事務局:つ

1.28憲法九条を守る市民の集い

2007年01月25日 12時41分37秒 | 平和運動
堺9条の会の主催する「市民の集い」がいよ次の日曜日に迫りました。

9条の会からのメールニュースによると、ここにきて毎日や朝日などの一般新聞からの取材もあり、注目度もあがっているとの事で、
「会場を埋める大成功で堺の憲法九条を守る一大市民世論を示す場にしたいと事務局は現在も奔走中です」
との事。

このブログをご覧の皆さんも、28日のお昼~予定の無い方はぜひ足を運んでみて下さい。普段何気なく見過ごしている物を掴むきっかけになると思います。

1月28日(日)
堺市民会館大ホールにて
1:30開場・2:00開会。
鶴見俊輔氏の記念講演「人類史に輝く憲法9条」は2:30からです。
周りの皆さんをお誘いの上、ご来場ください。
皆で考える契機にしていきましょう。


事務局:つ