バーラタ(インド)の太古の文明の栄光は言葉では言い尽くせません。
バーラタの輝かしい伝統はインドの住民のみでなく、全世界が誇りにするべきものです。
しかしながら、時の経過や、増大する西洋文明の影響のため、この偉大な伝統は忘れ去られています。18/2/04
ポニョ:昨日はサイババさんが一時的に身を隠されたマハーサマディーの日でしたが、地球環境を考えるアースデーでもありました。今日から三、四回ほど地球やこの星の文明について話してみたいと思います。最近、あんたの夢に出て来られたババの話をしていたけれど、おいらがやっぱり一番面白かった夢は、高貴なお方があんたの守護霊になって、あんたが断ったけれど実はその高貴なお方はババやったという話や。あれは何度読んでも面白いぜよ。
ヨシオ:またその夢の話か。人の失敗を笑うのはもうやめとけや。俺はあの後も、ババに向かってあんなひどい事を言ったんでめちゃ後悔したんやで。それで瞑想の時に、あの夢のシーンを思い出してババを呼び出して何度も謝ったんや。でもある日ふと気がついて、あの時の無礼を詫びる一番の良いやり方は、これからあんな小生意気な若いアマの売り子が俺に失礼な態度をしても絶対腹を立てないと誓って、あの高貴なおっさんが言われたように俺の中にあるちっぽけなプライドを傷付けられても絶対に平静でいる事を瞑想中にババを呼び出して誓ったんや。するとその日の夜に、ババが夢に出て来られて俺の前に立ち、満面の笑顔で俺を祝福してくれたんや。
ポニョ:それは良かったぜよ。でもあんたはまだ、おいらがちょっとからかっただけで頭に来て汚い言葉で罵しることがあるぜよ。
ヨシオ:ポニョにとって汚い言葉でもそれは俺にとっては普通の言葉なんや。育ちが育ちやからそういう言葉が自然に口から出て来るのは仕方ないやろ。でもその夢の後、俺がムカつくような状況をババがわざと作り出して、俺に何度もテストをされたんや。
ポニョ:へえ~。それは知らなんだ。どんなテストやったんや?
ヨシオ:俺はここオーストラリアに移住してから、日本にいる時のように毎日のようにムカついたりしなくなったんや。日本にいる時には少なくとも一日五回ぐらいはめちゃムカついて、人に対して汚い言葉で怒鳴ったり、車を運転している時も他のドライバーに怒鳴って嫌がらせをしたりしていたんや。でもその夢以来そういう事は無くなったな。
ポニョ:あんたが住んでいたところは、日本でも一番ヤクザが多くて交通マナーも悪い大阪やったからな。でもそれってあんたがオーストラリアに移住して、交通マナーが良いとか、オーストラリアに住んでいる人がもっと落ち着いて生活しているから頭に来なくなったというのが理由じゃないのか?
ヨシオ:それもあるかもしれんな。だってこちらでは知らない人と目が合ったら、ニコッと微笑むやろ。大阪でそんな事をしたら「われ、なんでわいの顔を見て笑うんや?ええ加減にさらせ!わいの顔になんか付いているんか?いてまうぞおんどれ!」とか言われるやろ。だからここに来て一番戸惑ったのは、見知らぬ人の人と目がった時にニコッと微笑まれた事やな。でも俺もそれが習慣だと知らなかったから、最初は微笑んでくれた人を睨み返したったんや。
ポニョ:微笑んだ人に対して睨み返すって、あんたはほんまに性格が歪んでるよな。
ヨシオ:だから昔の話やって言ってるやろ。よく聞けや。ほんまにすぐに上げ足を取りやがって。
ポニョ:ほら、こんな風にすぐにムカつくやろ。全然治ってないやんか。
人には三つのタイプがあります。
鈍性の人は鉄の塊のように、心を柔らげようとする如何なる影響も受けません。
激性の人は綿のように、何でも吸い取りますが本性は決して変えません。
浄性の人は他の人の喜びや悲しみを見たり、至高神の栄光を耳にすると、バターのようにすぐ心を溶かします。
浄性の人々は同情心の泉に深く沈潜します。
怒り、嫉妬、貪欲、短気はツボに開けられた多くの穴です。
平安と幸福と満足という水はその穴から漏り、ツボは空になります。
ツボは修繕し水漏れを止めなければなりません。27/9/60
ヨシオ:これでもマシになったんや。でもオーストラリアって人種差別があるやろ。まだ相当数の人が黒人や東洋人、特に日本人、アボリジニに対して差別意識を持っているんや。幸い俺の名字は中国人の名字やろ。だから日本から来たって分からないんや。それで俺の前で日本人の悪口を言う人が多くて閉口したな。
ポニョ:ふーん。そんなにまだ反日感情が残ってるんか。オーストラリアは。
ヨシオ:年寄りは特に多いな。でもそういう年寄りは戦争を体験してきた人やから、戦争中にそういう反日教育を受けているんや。
ポニョ:アメリカでも沖縄に攻め入る時に、一人ひとりの兵隊に、まるで人を鹿やウサギの狩猟に行くように狩猟狩りの許可証を配ったんや。その許可証には、狩猟期間は無く無制限。狩猟対象は醜い日本人。狩猟出来る数は好きなだけ。と印刷してあって、軍人だけではなく一般人をも、獣を狩猟するように殺しても良いという狩猟許可のサインがしてあるんや。もちろん遊び心で作成したんやろうけれど、そういう風に兵士を洗脳しないと一般人を平気で殺せるようにはならないぜよ。
ヨシオ:それってひどいよな。こちらもそういう風にして洗脳されたオーストラリアの兵隊たちが帰還しても、未だ日本人に対して差別意識を持ってるんやろな。でもそういう世代って毎年死んでいなくなって来ているので、段々と住み良い社会になりつつあるけどな。でも俺が移住した三十年前はまだそんなおかしな洗脳されたおじんがたくさんいたんや。それで俺も何回かそういうおじんに差別的な言葉をかけられて頭に来た事があるな。でもババのあの夢を思い出して自分を抑えたんや。
ポニョ:それでうまく抑えられたんか?無理やろ。あんたのような短気な男は。
ヨシオ:…そうやな。無理やな。なかなか難しい。でも手は出さなくなったで。
ポニョ:それは当たり前やないの。それで今でもまだムカって来るんか?
ヨシオ:一瞬やけどな。そういう意味では昔と比べてあまり進化してないかもしれんな。この前も酒を飲んでる酔っ払いが図書館に入って来て。俺が嫁さんと日本語で話しているのを横で聞いていたんやけれど、突然「英語を話せない奴はここから出て行け。」って言ったんや。俺はすぐに「わけのわからん事を言う奴がここから出て行け」と言おうとしたら、嫁さんが俺に「言い返したらダメよ。酔っ払いと喧嘩してどうするの?」って言われたので言葉を飲み込んでおとなしくしたんや。またこれは三十年近く前やけれど、オーストラリア国籍を取ってパスポートを申請しようと申請書をもらいに郵便局へ行くと、郵便局のおっさんが「あんたみたいなアジア人でこの国の新参者が、オーストラリアのパスポートを取るんか?世の中も変わったな。」と言って馬鹿にするんや。俺は「パスポートを取ってどこが悪いんや。」と言い返そうとしたけれど、ババの夢を思い出してちょっと気を落ち着かせながら、そのおっさんに「四万年もオーストラリアに住んでいるこの国の本当の主人であるアボリジニから見たら、俺もあんたも新参者やな。俺は日本から来て、あんたの先祖はヨーロッパから来たもんな。」と笑いながら言って書類を受け取ったんや。おっさんは苦虫を潰したように顔をしかめていたけどな。
ポニョ:これはあんたの特技やな。すぐに何を言われても、売り言葉に対して買い言葉が出て来るんやな。おいらやったら、そんな四万年だとかアボリジニだとかの言葉はしばらく考えないと出て来ないぜよ。
ヨシオ:そんな事やからポニョは喧嘩が弱いんや。すぐに言い返す言葉が出て来ないと言い負けるやろ。俺はそういう土地柄で育ったから口で言い合いしても、手で殴り合いしても負けないから喧嘩にはめっぽう強かったんや。
ポニョ:そんな事を自慢してどうするねん。あんたはババが夢に出て来られた時と比べて、それほどマシなキャラにまだなっていないな。
ヨシオ:そうかもしれんな。自分ではかなりマシになったと思い込んでいるけどな。でも人から見たらまだまだなんやろな。でも、人から見てどう思われようと俺は関心が無いんや。ババから見てどう思われている方が重要なんや。でも最近は何を言われてもほとんどムカって来ないけどな。「ああまた、ババがテストをされているな。今度は合格するぞ。」って思うようにしてるんや。もうええ年やしな。
ポニョ:そうか。それは良い心がけやぜよ。おいらも真似しようかな。おいらも結構短気なところがあるからな。でもこういう風に、ババが夢に出て来られて帰依者を良い方向に導かれるってすごいよなババさんの力って。おいらもババの夢を見たいな。
ヨシオ:以前も言ったように、俺は普段からババを友達のように思って付き合わせてもらってるんや。それは夢の中でも同じでババが夢に来られた時は、もちろん状況にもよるけれど、とても親しく感じてリラックスして話が出来るんや。以前夢に出て来られた時もこんな質問をした事があるんや。その夢の中で、見た事もないような素晴らしい景色のところにババと二人で立っていてその光景に見とれていたんや。そして俺はおもむろにババにこんな質問をしたんや。「なあババさんよ。あんたはこの素晴らしい宇宙を創造し、宇宙開闢以来からいろんな文明が起こって滅びるのを見て来たやろ。俺は興味があるのは、あんたのような神さんの目から見て、今、俺が生まれて住んでいる現代の文明を過去の文明と比べたらどう違う?」って。
ポニョ:興味深い質問やぜよ。今この文明は道徳が衰退してひどい状態になってるもんな。それでババ様はどう言われたんや?
日常の行動を識別して行う時、彼は道徳を守る人と言われます。
道徳のない生活は、全く無益です。
社会の威信は社会を構成する人々の道徳にかかっています。
道徳を失った社会には、悲嘆が待ち受けます。
国家であれ、社会であれ、人々の行為が道徳にそむくならば、彼らが営々と築いてきた文明は滅びます。
財産、地位、権威等々を豊かに持っていようとも、それらは虚飾にすぎません。
人としての価値を高めるものは、道徳のみです。17/9/92
ヨシオ:ババはしばらくの間地平線の彼方を見てから俺にこう答えたんや。「この文明の人たちは、自分が一体どうして生まれて来たのかという探求なんてしない。人生って何かって事も考えようともしない。自分の周りにある物質のみに関心があって、全然生きる目的とは何かという事に興味が無いように見える。」と言われたんで俺は「という事はこの文明は、他の文明と比べて物質だけを追求したり、コントロールしようとし、霊的な事には関心が無い浅はかな文明なんやろうか。」と言うと「残念ながらそういう事やな。」と言われたんや。
西洋の言葉では、人は命を捨てると言います。
しかしインドでは、人は身体を捨てると言います。
西洋人は人は身体を持ち、身体には魂があるといいます。
インドではそうは言いません。
バラタ国民は、人は魂があり、魂は一時的に身体に包まれていると言います。
それゆえ、バラタ国民は感覚による快楽と世間的な栄光を求める文明と文化は砂上の楼閣であり、崩壊するまでの間、ほんの少し輝いているに過ぎないと感じるのです。VVc14
バーラタの輝かしい伝統はインドの住民のみでなく、全世界が誇りにするべきものです。
しかしながら、時の経過や、増大する西洋文明の影響のため、この偉大な伝統は忘れ去られています。18/2/04
ポニョ:昨日はサイババさんが一時的に身を隠されたマハーサマディーの日でしたが、地球環境を考えるアースデーでもありました。今日から三、四回ほど地球やこの星の文明について話してみたいと思います。最近、あんたの夢に出て来られたババの話をしていたけれど、おいらがやっぱり一番面白かった夢は、高貴なお方があんたの守護霊になって、あんたが断ったけれど実はその高貴なお方はババやったという話や。あれは何度読んでも面白いぜよ。
ヨシオ:またその夢の話か。人の失敗を笑うのはもうやめとけや。俺はあの後も、ババに向かってあんなひどい事を言ったんでめちゃ後悔したんやで。それで瞑想の時に、あの夢のシーンを思い出してババを呼び出して何度も謝ったんや。でもある日ふと気がついて、あの時の無礼を詫びる一番の良いやり方は、これからあんな小生意気な若いアマの売り子が俺に失礼な態度をしても絶対腹を立てないと誓って、あの高貴なおっさんが言われたように俺の中にあるちっぽけなプライドを傷付けられても絶対に平静でいる事を瞑想中にババを呼び出して誓ったんや。するとその日の夜に、ババが夢に出て来られて俺の前に立ち、満面の笑顔で俺を祝福してくれたんや。
ポニョ:それは良かったぜよ。でもあんたはまだ、おいらがちょっとからかっただけで頭に来て汚い言葉で罵しることがあるぜよ。
ヨシオ:ポニョにとって汚い言葉でもそれは俺にとっては普通の言葉なんや。育ちが育ちやからそういう言葉が自然に口から出て来るのは仕方ないやろ。でもその夢の後、俺がムカつくような状況をババがわざと作り出して、俺に何度もテストをされたんや。
ポニョ:へえ~。それは知らなんだ。どんなテストやったんや?
ヨシオ:俺はここオーストラリアに移住してから、日本にいる時のように毎日のようにムカついたりしなくなったんや。日本にいる時には少なくとも一日五回ぐらいはめちゃムカついて、人に対して汚い言葉で怒鳴ったり、車を運転している時も他のドライバーに怒鳴って嫌がらせをしたりしていたんや。でもその夢以来そういう事は無くなったな。
ポニョ:あんたが住んでいたところは、日本でも一番ヤクザが多くて交通マナーも悪い大阪やったからな。でもそれってあんたがオーストラリアに移住して、交通マナーが良いとか、オーストラリアに住んでいる人がもっと落ち着いて生活しているから頭に来なくなったというのが理由じゃないのか?
ヨシオ:それもあるかもしれんな。だってこちらでは知らない人と目が合ったら、ニコッと微笑むやろ。大阪でそんな事をしたら「われ、なんでわいの顔を見て笑うんや?ええ加減にさらせ!わいの顔になんか付いているんか?いてまうぞおんどれ!」とか言われるやろ。だからここに来て一番戸惑ったのは、見知らぬ人の人と目がった時にニコッと微笑まれた事やな。でも俺もそれが習慣だと知らなかったから、最初は微笑んでくれた人を睨み返したったんや。
ポニョ:微笑んだ人に対して睨み返すって、あんたはほんまに性格が歪んでるよな。
ヨシオ:だから昔の話やって言ってるやろ。よく聞けや。ほんまにすぐに上げ足を取りやがって。
ポニョ:ほら、こんな風にすぐにムカつくやろ。全然治ってないやんか。
人には三つのタイプがあります。
鈍性の人は鉄の塊のように、心を柔らげようとする如何なる影響も受けません。
激性の人は綿のように、何でも吸い取りますが本性は決して変えません。
浄性の人は他の人の喜びや悲しみを見たり、至高神の栄光を耳にすると、バターのようにすぐ心を溶かします。
浄性の人々は同情心の泉に深く沈潜します。
怒り、嫉妬、貪欲、短気はツボに開けられた多くの穴です。
平安と幸福と満足という水はその穴から漏り、ツボは空になります。
ツボは修繕し水漏れを止めなければなりません。27/9/60
ヨシオ:これでもマシになったんや。でもオーストラリアって人種差別があるやろ。まだ相当数の人が黒人や東洋人、特に日本人、アボリジニに対して差別意識を持っているんや。幸い俺の名字は中国人の名字やろ。だから日本から来たって分からないんや。それで俺の前で日本人の悪口を言う人が多くて閉口したな。
ポニョ:ふーん。そんなにまだ反日感情が残ってるんか。オーストラリアは。
ヨシオ:年寄りは特に多いな。でもそういう年寄りは戦争を体験してきた人やから、戦争中にそういう反日教育を受けているんや。
ポニョ:アメリカでも沖縄に攻め入る時に、一人ひとりの兵隊に、まるで人を鹿やウサギの狩猟に行くように狩猟狩りの許可証を配ったんや。その許可証には、狩猟期間は無く無制限。狩猟対象は醜い日本人。狩猟出来る数は好きなだけ。と印刷してあって、軍人だけではなく一般人をも、獣を狩猟するように殺しても良いという狩猟許可のサインがしてあるんや。もちろん遊び心で作成したんやろうけれど、そういう風に兵士を洗脳しないと一般人を平気で殺せるようにはならないぜよ。
ヨシオ:それってひどいよな。こちらもそういう風にして洗脳されたオーストラリアの兵隊たちが帰還しても、未だ日本人に対して差別意識を持ってるんやろな。でもそういう世代って毎年死んでいなくなって来ているので、段々と住み良い社会になりつつあるけどな。でも俺が移住した三十年前はまだそんなおかしな洗脳されたおじんがたくさんいたんや。それで俺も何回かそういうおじんに差別的な言葉をかけられて頭に来た事があるな。でもババのあの夢を思い出して自分を抑えたんや。
ポニョ:それでうまく抑えられたんか?無理やろ。あんたのような短気な男は。
ヨシオ:…そうやな。無理やな。なかなか難しい。でも手は出さなくなったで。
ポニョ:それは当たり前やないの。それで今でもまだムカって来るんか?
ヨシオ:一瞬やけどな。そういう意味では昔と比べてあまり進化してないかもしれんな。この前も酒を飲んでる酔っ払いが図書館に入って来て。俺が嫁さんと日本語で話しているのを横で聞いていたんやけれど、突然「英語を話せない奴はここから出て行け。」って言ったんや。俺はすぐに「わけのわからん事を言う奴がここから出て行け」と言おうとしたら、嫁さんが俺に「言い返したらダメよ。酔っ払いと喧嘩してどうするの?」って言われたので言葉を飲み込んでおとなしくしたんや。またこれは三十年近く前やけれど、オーストラリア国籍を取ってパスポートを申請しようと申請書をもらいに郵便局へ行くと、郵便局のおっさんが「あんたみたいなアジア人でこの国の新参者が、オーストラリアのパスポートを取るんか?世の中も変わったな。」と言って馬鹿にするんや。俺は「パスポートを取ってどこが悪いんや。」と言い返そうとしたけれど、ババの夢を思い出してちょっと気を落ち着かせながら、そのおっさんに「四万年もオーストラリアに住んでいるこの国の本当の主人であるアボリジニから見たら、俺もあんたも新参者やな。俺は日本から来て、あんたの先祖はヨーロッパから来たもんな。」と笑いながら言って書類を受け取ったんや。おっさんは苦虫を潰したように顔をしかめていたけどな。
ポニョ:これはあんたの特技やな。すぐに何を言われても、売り言葉に対して買い言葉が出て来るんやな。おいらやったら、そんな四万年だとかアボリジニだとかの言葉はしばらく考えないと出て来ないぜよ。
ヨシオ:そんな事やからポニョは喧嘩が弱いんや。すぐに言い返す言葉が出て来ないと言い負けるやろ。俺はそういう土地柄で育ったから口で言い合いしても、手で殴り合いしても負けないから喧嘩にはめっぽう強かったんや。
ポニョ:そんな事を自慢してどうするねん。あんたはババが夢に出て来られた時と比べて、それほどマシなキャラにまだなっていないな。
ヨシオ:そうかもしれんな。自分ではかなりマシになったと思い込んでいるけどな。でも人から見たらまだまだなんやろな。でも、人から見てどう思われようと俺は関心が無いんや。ババから見てどう思われている方が重要なんや。でも最近は何を言われてもほとんどムカって来ないけどな。「ああまた、ババがテストをされているな。今度は合格するぞ。」って思うようにしてるんや。もうええ年やしな。
ポニョ:そうか。それは良い心がけやぜよ。おいらも真似しようかな。おいらも結構短気なところがあるからな。でもこういう風に、ババが夢に出て来られて帰依者を良い方向に導かれるってすごいよなババさんの力って。おいらもババの夢を見たいな。
ヨシオ:以前も言ったように、俺は普段からババを友達のように思って付き合わせてもらってるんや。それは夢の中でも同じでババが夢に来られた時は、もちろん状況にもよるけれど、とても親しく感じてリラックスして話が出来るんや。以前夢に出て来られた時もこんな質問をした事があるんや。その夢の中で、見た事もないような素晴らしい景色のところにババと二人で立っていてその光景に見とれていたんや。そして俺はおもむろにババにこんな質問をしたんや。「なあババさんよ。あんたはこの素晴らしい宇宙を創造し、宇宙開闢以来からいろんな文明が起こって滅びるのを見て来たやろ。俺は興味があるのは、あんたのような神さんの目から見て、今、俺が生まれて住んでいる現代の文明を過去の文明と比べたらどう違う?」って。
ポニョ:興味深い質問やぜよ。今この文明は道徳が衰退してひどい状態になってるもんな。それでババ様はどう言われたんや?
日常の行動を識別して行う時、彼は道徳を守る人と言われます。
道徳のない生活は、全く無益です。
社会の威信は社会を構成する人々の道徳にかかっています。
道徳を失った社会には、悲嘆が待ち受けます。
国家であれ、社会であれ、人々の行為が道徳にそむくならば、彼らが営々と築いてきた文明は滅びます。
財産、地位、権威等々を豊かに持っていようとも、それらは虚飾にすぎません。
人としての価値を高めるものは、道徳のみです。17/9/92
ヨシオ:ババはしばらくの間地平線の彼方を見てから俺にこう答えたんや。「この文明の人たちは、自分が一体どうして生まれて来たのかという探求なんてしない。人生って何かって事も考えようともしない。自分の周りにある物質のみに関心があって、全然生きる目的とは何かという事に興味が無いように見える。」と言われたんで俺は「という事はこの文明は、他の文明と比べて物質だけを追求したり、コントロールしようとし、霊的な事には関心が無い浅はかな文明なんやろうか。」と言うと「残念ながらそういう事やな。」と言われたんや。
西洋の言葉では、人は命を捨てると言います。
しかしインドでは、人は身体を捨てると言います。
西洋人は人は身体を持ち、身体には魂があるといいます。
インドではそうは言いません。
バラタ国民は、人は魂があり、魂は一時的に身体に包まれていると言います。
それゆえ、バラタ国民は感覚による快楽と世間的な栄光を求める文明と文化は砂上の楼閣であり、崩壊するまでの間、ほんの少し輝いているに過ぎないと感じるのです。VVc14