サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

インタビュー特集(34)マントラを教えての巻

2017-04-03 16:00:49 | 日記

サイババさんが肉体を離れらてから六周年と再降臨の前夜祭を兼ねて、サイババさんの御講話の中から特に心に響いた甘露のような御言葉と、英知の教えを網羅しました「サイのメッセージ」という本を公開しました。
https://bccks.jp/bcck/149385/info
以前公開しました「Sai's Messages for the Golden Age 」の増補改訂版です。以前の倍近い七十七万文字を超えた内容は多彩にわたり、項目は八百以上もあります。元本は「Pages」を使っていますので圧縮して400ページに抑えましたが、bccksではページ数は2736ページもあります。目次のページ数は「Pages」を基にしたものです。ページ数はダウンロードされる媒体によって変わって来ます。bccksの都合により今回はepubには対応出来なくなりましたが、bccks reader のアプリでも読む事が出来ます。紙本の設定はまだしておりません。電子本はもちろん無料です。容量が大きいのでダウンロードに時間がかかるかもしれませんが、サイのメッセージを通じて読者の皆さまにサイの恩寵が行き渡りますようにお祈り致しております。本当にありがとうございました。

ポニョ:今日のインタビュー記事でおいらが驚いたのは、インドのブラミンカーストの属している人って、めちゃ自分専用のマントラを得たいって思うんやなって事や。ほら、カスツーリさんもサイババさんからマントラをもらえなくてめちゃ落ち込まれたエピソードがあったやろ。何でそれほどマントラにこだわるんやろか?ガヤトリやオームカーラだけで充分やないか。

ヨシオ:人の事はホットケーキや。それがブラミンカーストに属している人たちの慣習やからやろ。ブラミンカーストの人だけじゃ無いと思うけどな。でも俺が驚いたのは目の前にラーマであった人、クリシュナであった人が人として生まれ変わって新しい名前を持っているのに、まだクリシュナやラーマの名前にこだわっているところやったな。

ポニョ:ラニマーさんも言っておられたけれど、その頃まだサイババさんを自分のグルだと認めておられなかったんやぜよ。

ヨシオ:そのコメントにも驚いたな。人それぞれやけれど、俺の場合は子供の頃からずっと神の化身を探し求めて来たから、写真を見た途端にすぐに100%この方が神の化身だと分かったで。アシュラムに初めて到着した時も、タクシーから飛び降りてサイババさんの住んでおられたマンディールの方に向かって走って行き、五体投地をしながら「世俗的なことに囚われてしまって、あなたの元に来るのがこれだけ遅くなってすみませんでした。今日から全てをあなたに捧げますから、この俺をあなた様の道具としてお使い下さい。」と言って泣きじゃくったのが昨日の事のように覚えているな。

ポニョ:最初からサイババさんの事を神さんだと認めれる人ってそんなにいないやろな。おいらもオカルト雑誌ムーのサイババ特別記事を見て神の化身が降臨されているんや。お会いしたいなと思って会社に辞表を提出してインドに行ったんや。というわけで今日もラニマーさんと一緒にサイババさんのお話を聞きましょう。

スワミは部屋に入って来られて、私たち姉妹に床に座るようにおっしゃいました。スワミも同様に、私たち二人と向かい合わせに、床にしゃがんでお座りになりました。

サイババ:「あなた方はオーム カーラ吟唱の目的を知っていますか? 私がオーム カーラの意味と適切な唱え方を教えましょう。それは正しく行わなければなりません! 」

スワミはオーム カーラのパワーについて説き始められ、それはアンタフカラナ、すなわちマナス、ブッディ、チッタ、アハンカーラ(心、知性、認識、自我)を浄化するのだとおっしゃいました。更に、それ(オームカーラ)はジーヴァートマ(個我)が覆われているアンナマヤ、プラーナマヤ、マノーマヤ、ヴィグニャーナマヤ、アーナンダマ ヤ(食物、生気、心、理知、歓喜)のすべてのコーシャ、すなわち鞘(層、覆い)を浄 化するともおっしゃいました。

サイババ:「このような浄化を通じて、オーム カーラは人を自らの真我に近づけるのです」

そしてその後、スワミは私たちのためにそれ(オーム カーラ)を唱えてくださり、スワミの後に続いて、私たちが同じように繰り返し唱えたものでした。当時はスワミご自身のお椅子はありませんでした! スワミは敷物も敷かれていない床の上にそのまま座って唱えておられました。私たちはスワミの後に続いて唱え、真剣に学ぼうと必死でし た。数日後、再度スワミは私たちを訪ねて来られました。

サイババ:「あなた方がどれだけ上達したか、みるために来ました! オーム カーラを唱えてごらんなさい! 」

スワミは私たちが唱えるのを聞かれ、満足できるものだ(上出来だ)とおっしゃいまし
た。そして毎日唱えるように、とご教示くださいました。


数日後、私たちは偶然スワミの御前に居合わせた際にスワミにお願いしました。


ラニマー:「スワミ、私たちにはマントラがありません。霊性の道においてマントラを唱えることは非常に重要なことだと聞きました。どうか私たちにウパデーシャ(霊的な教え)を与え、マントラを手ほどきしてください」

サイババ:「ダメです! マントラは与えません」

私たちはスワミがおっしゃったことの真の意図を理解していませんでしたが、後になっ て考えてみると、スワミは純粋なアドワイタ(唯一無二、不二一元)であり、それこそ がオーム カーラの意味であることを、そのとき明白にしてくださったのです。オーム カーラはまさしくパラブラフマン(普遍なる絶対者)を意味し、『バガヴァッド ギーター』 では名前と姿を超越した唯一のお方として記述されています。当時、私たちはこの神聖 な経典を読んでおらず、それが何を意味するのかという概念も持ち合わせていませんでした。まだそのとき、私たちには内なる深みの意味を受け取る用意ができていないこと を、スワミはご存知だったのです。当時、私たちは落胆してスワミに尋ねました。

ラニマー:「スワミ、ではどうすれば私たちのマントラを頂けるのでしょうか? 」

サイババ:「それは適切な(ふさわしい)時にもたらされるでしょう。それまでは祈り続けなさい」

しかし、私たちはしつこく自分たちの要望を主張しました。

ラニマー:「マントラを頂けるまでは、何を唱えるべきでしょうか? 」

サイババ:「各人にはそれぞれのイシュタデーヴァター、自分の好む特定の神の御姿があります。私が御姿を選択して指定するこ とはありませんが、あなた方は自分で(祈る神の)御姿を選択しなさい。ラーマを好んでいれば、『オーム シュリ ラー マ』と唱えなさい。クリシュナを好んでいれば、『オーム シュリ クリシュナ』と唱えなさい。あなたには二人のグル(導師)がいることを覚えておきなさい。一人はあなたのイシュタデーヴァター(神)であり、もう一人はあなたにウパデーシャ(霊的な教え)を授けるグルです」

そうして、スワミは一層くつろいだご様子で話を続けられました。

「あなたが私の名前を好んでいるのであれば、その名前(サティヤ サイ ババ)を唱えても構いません」

次に、スワミは私がどの御姿を好んでいるかお尋ねになりました。私はラーマよりも
クリシュナのほうがより馴染みやすいため、クリシュナを好んでいることを認めました。
クリシュナが帰依者たちの間を歩き回ったこと、クリシュナの愛、等々が私をすっか
り魅了していたのです。ラーマはすべてにおいて厳格過ぎ、厳し過ぎました!


サイババ:「選択はあなた次第であり、どの神の御姿を選んでも相違ないのだからそれでよろしい」

このご指示は、スワミから私たち四人に授けられました。
この出来事の数か月後、各自が自分のプラーラブタ(過去の功徳)や好みに応じて、
自分の夢の中でマントラを授かりました。
私はプッタパルティではマントロパデーシャ(マントラ・ウパデーシャ)を受け取り
ませんでしたが、その代わりに当時住んでいたナーグプルで授かりました。私がプッタ
パルティに到着すると、スワミはすぐさま私たちの部屋に来られました。私がマントラ
を受け取ったことをお伝えすると、スワミは


サイババ: 「それはとても善いことです。あなたがどんなマントラを受け取ったか話しなさい」

私がスワミに(どのマントラを受け取ったかを)打ち明けると

サイババ:「誰彼かまわず、あらゆる人にこのことを口外してはいけません」

と警告されました。しかしながら、スワミは私のグルですから、

「スワミにお話しすることは差支えない」とおっしゃいました。

私がスワミを訪問した初期の頃、スワミはそのことをご指導くださいました。スワミはパーダプージャー(御足への礼拝)をするようにおっしゃり、なぜそのプージャーを行うようにおっしゃったのか、理由を説いてくださいました。当時は、スワミが私たちのグルであることさえ自覚していなかったのです!
それでもまだ私を悩ませているものがありました。私はうっかり話してしまいました。

ラニマー:「スワミ、私はラーマのマントラを授かりましたが、私のイシュタデーヴァター(選択した神)はクリシュナです! スワミはこれ(ラーマのマントラ)がふさわしいとお考 えですか? 」

サイババ:「あなたの質問は、ラーマとクリシュナが同じ神であるという事実を理解していないことを示しています。なぜ違いを見るのですか? すべての姿は一つです。何らかの理由により、あなたはラーマのマントラを授かったのです。畏敬の念を持って受け取りなさい。あなたが姿の違いにとらわれ続けるなら、そのマントラの効果は減少するでしょう。ラーマをあなたのマントラにし、クリシュナをあなたのイシュタデーヴァターとしなさい。しかし、その違いを意識することなく唱えなさい。そうすれば、あなたは確実にその神の意識(神性意識)に到達するでしょう。そのような善いマントラを授かった
あなたは幸運なのです」

その日以来、私は授かったそのマントラを唱えています。

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