サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

クリシュナ物語(17)

2016-06-28 00:00:19 | 日記

ポニョ:ゴーピーの話の中で、とても有名な話を載せるのを忘れていたぜよ。

ヨシオ:有名な話やったらみんな知っているから載せなくてもええやろ。

ポニョ:あのね、時々思うけれど、あんたは性格が歪んでいると思いますよ。いつもちょっとひねったところからものを考える癖があるぜよ。

ヨシオ:そうかな。俺はめちゃ真っ直ぐな性格やと思ってるんやけどな。

ポニョ:あのね、あんたが真っ直ぐな性格やったら、他の人全員が歪んでいるって事やないの。もうこれ以上言わないけれど、今日はその記事に載せ忘れたエピソードを『バーガヴァタ・プラーナ』からざっとご紹介しますね。

カールティカー月(10~11月)になり、長い雨季も終わって空は澄む。満月の美しさを見てクリシュナは、秋になったら一緒に踊ろうとゴーピーたちに約束したことを思い出した。彼が笛を吹きつつヴリンダーヴァンの森に向かうと、その音を聞いたヴラジの村の牛飼いの妻や娘(牧女=ゴーピー)たちはみな上の空となり、家族も仕事も忘れて家を抜け出て彼のもとに行く。森の奥の原で蒼い肌に月光を浴びて笛を吹くクリシュナの姿に牧女らは息をのみ、しばし見とれてしまう。クリシュナは彼女らをヤムナ川の岸にいざなう。

彼が最愛の牧女(ラーダー)と踊り始めると、二人を囲んだ牧女たちは愛と情熱に身を任せて、慎みを忘れて歌い踊る。踊りの輪の素晴らしさは月よりも輝き、あたりにはかぐわしい空気が漂う。踊りがクライマックスに達すると、クリシュナは同時にたくさんの姿を現して牧女たちの一人ひとりが自分と踊っているように信じさせる。
こうして長い夜を歌い踊り続け、恍惚のなかに過ごしていると、神々さえもこの有様を見ようと天空に出現した。太陽神、月神、インドラ、ブラフマー、シヴァなどが天空の乗物から踊りの輪に花の雨を降らす……。

ヨシオ:ええ話やな。クリシュナがたくさんいるゴーピー達一人ひとりとダンスされたんやな。

ポニョ:多重影分身の術やぜよ。

ヨシオ:この逸話は本当に有名な話やな。この逸話を読んだり聞いたりした後世の聖者や霊性修行者は、ゴーピーのようにクリシュナと一緒に踊り、至福を味わいたいとずっと願って来たんや。それで、クリシュナの生まれ変わりであるサイババさんがまだ若い時に、そういう願いに応えて、前世が聖者やクリシュナの帰依者だった霊性修行者達の生まれ変わりをサイババさんのアシュラムに呼び寄せて、多重影分身の術を使ってたくさんのサイババさんを創り出して、彼ら一人ひとりと踊ったんや。

ポニョ:その話を以前記事にしたぜよ。その部分だけでも、もう一度読みたくなってきたぜよ。というわけでその感激的なエピソードを再掲しますね。

また、ある帰依者がトゥルシの葉っぱで花輪を作っていると、ババはその人たちの間に座り、皆と一緒になって花輪を作り始められたのです。
そして、「誰でも、一番大きな花輪を作った人は僕の足を二回触れてもいいよ。」と言われたので、皆は競争して花輪を作り始めました。
その間、ババは何時ものように冗談を連発されていました。
でも、突然姿がみえなくなってしまったのでした。
それで、皆は花輪作り競争は、ただのババのお遊びだったと気付きました。
人々は、花輪作りをやめてババを探し始めましたが、どこを探しても見つけることが出来ませんでしたが、突然いたずらっ子のようにどこからともなく現れました。
そして、人を驚かすために顔や体にいろいろと塗りたくって、首にはご自分で作られた花輪を巻いておられたのです。

ババは全ての花輪を集めてぐるぐる巻にして、ボールのようにされました。
そして、男ばかりを一列に並べ、女ばかりをその反対側に並べて、ご自分はそれらの真ん中に立って、先ほど花輪で作った幾つかのボールをババの方に向かって投げるように言いました。
そして、みんなは争ってボールをいろんな方角からババに投げつけましたが、ババはそれらを一つも落とすことなく見事に受け取られたのです。
やがて、花のボールはあちらこちらへと飛び回ったので、人の列は自然に丸い円になりました。
そして、そのまま人々はクルクルとバジャンを歌いながら回り始めて、ババも一緒になって踊り始められたのです。
やがて、みんなは踊り疲れて、礼拝堂に戻って行きましたが、みんな、変な酔っ払ったように目眩がして頭がクラクラとしていました。
ある人は、ババと二人で踊ったよ。とか、いや、私がババと二人だけで踊ったんだとか言ってもめ始めたんですが、ババは「これは、普通の目眩じゃなんかないんだよ。だって、僕は全ての人と一晩中踊ったんだから。」と言われました。

そして、こうも言われました。
「クリシュナは、ゴーピー(牧女)たち大勢と、体を沢山作り出して、一人ひとりのゴピーとダンスをして遊び、クリシュナは宇宙の創造主自身だということを証明しました。
それと同じことを、今、今日ここで君たちが体験したんだ。この体験は、非常に稀な体験なんだよ。あなたが喜びを感じたことは、最高の祝福だったんだ。だから、空中を浮いているような、そんな気分になったんだよ。甘美な思いは君たちを熱狂的で幸せな気持ちにさせたんだ。
君たちは、本当に幸運だったんだよ。
だって、このような体験をしたいって、君たちは何世代にも渡り、多くの転生を重ねながら神に願って来たことなんだ。
でも、今日のこのような経験は、神の持っている祝福の一つに過ぎないことなんだ。」

この夜、人々が体験した不思議で神聖な気分はその後、長く人々の身体から消えることは無かったのでした。

ポニョ:以上再掲した記事でした。おいらもこんな風に神様と一緒に踊りたいな。

ヨシオ:これらの奇跡は、近い将来、サイババさんが再び姿を現されてされる奇跡に比べたら大した事はないんや。サイババさんはクリシュナの時は、何十にも分かれてゴーピー達、一人ひとりと踊られ、サイババさんの時も二、三十人ぐらいかな?多くて。そしてハンピにあるハヌマン寺院では二人に分かれて外と中におられたやろ。ところが近い将来、俺たちはババが何千にも分身されて世界中に現れられるんや。そして、神を求める全ての帰依者と一緒にダンスをしたり、インタビューを与えたりされるんや。

ポニョ:今からダンス教室に通っておこうかな。本当はおいらはダンスなんて出来ないんや。ダンスの最中にサイババさんの足を踏むかもしれんぜよ。ああ心配になってきた。

ヨシオ:何を今から心配してるんや。

ポニョ:ババは、肉体ではなく微細体で来られて時々、肉体の姿を皆に見れるように現されるんやろな。今みたいに、ババは微細体で来られていますよ。私には見えますがあなたに見えますか?見えないのですか?修行が足りませんね。なんてケチなことをされないんやろな。全ての人が見れるように姿が見えない微細体から一瞬のうちに姿現されるんやろな。嬉しカルカル。

ヨシオ:でも、実はポニョが願えばいつでもサイババさんと踊れるんや。毎日の生活でどんな悲しい事や苦しいことがあってもそれらは、神様が下さったプレゼントだと思い、幸せな気分で受け入れたら平安な人生を歩むことが出来て、そういう帰依者のところに来られるんや。神様はいつも幸せで心が平安な人のところにいつも現れられるんや。

ポニョ:という事はゴーピー達は、何のトラブルも無く、いつも幸せで平安な人生を歩んでいたんやろな。

ヨシオ:あのね、全然人の言うことを聞いていないやろ。どんな苦しい事や悲しいことがあっても、それらを受け入れたら幸せで平安な人生を歩めるってさっきから言ってるんや。ゴーピー達はトラブルがあってもそれらを乗り越えた生活をしてたんや。というわけで、以上が、牧女(ゴーピー)の物語です。どの牧女(ゴーピー)の物語も皆、それ相当に興味をそそられる話ですね。というのも、どの牧女(ゴーピー)も皆、自らが抱いていた神への信愛(バクティ)によって、神のようになっていったからです。牧女(ゴーピー)たちは、『バクティ・スートラ』【信愛の箴言(しんげん)】において、ナーラダをして「バクタの中で最も偉大なバクタである」と言わしめました。
そのゴーピーの中でも最高のゴーピーであったラーダーは、他のいっさいのものに心をかき乱されることはありませんでした。そして、実はラーダーというのは、クリシュナ、イエス、サイババら、どんな神にも宿るアートマを崇める純粋な心、魂そのものであり、ラーダーは、実は私たち全ての人の内にいるのです。

私は本を読みません。
でも私はすべての宇宙の歴史を知っています。
私は過去、現代、未来を見ることが出来ます。
私は、時空を超えた存在です。
あなたは私を同時に二つの違った場所で見て驚きましたが、将来、二つどころか何千もの身体を取って、同時にあらゆる場所に出現することでしょう。P, 66 ANDI

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