サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

ジンベイザメと魂の旅

2017-04-26 16:00:24 | 日記
現代の青年が目標としなければならぬことは、信愛の種をまき、忍耐の食物を育てて平安の果実を献身的な奉仕によって社会に配ることです。
平安の秘密は外界にあるのではなく、各人の内にあります。
全宇宙には神が浸透していることを実感認識せねばなりません。
今日世界は争いばかりです。
人間と悪魔を区別することが出来ません。
動物から進化した人間は、神性に向かって前進するどころか、動物に逆戻りしています。
人間の主要な義務は真理、ダルマ、平安、信愛という人間の価値を掲げることです。16/8/96

ポニョ:日本は五月の連休が始まる頃やけれど、そっちはイースターの連休が終わった頃やろ。連休が国によって違うから面白いな。

ヨシオ:でも南半球と北半球と言っても四月五月の気候は似てるよな。暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い気温やろ。俺の娘もイースター休暇が終わって帰って来たな。

ポニョ:娘さんは北の方に行くって言ってたよな。それってイルカのダルシャンが出来る所のすぐ近くやろ。

ヨシオ:確か飛行機で四時間かかるカラーサという所へ行ったけれど、ポイントを使ったので三千円で行けたとか何とか言って喜んでいたな。そしてそこに住んでいる高校時代の友達と車に乗ってジンベイザメと一緒に泳ぎに行くツアーに参加するんやて。そこは鉄鉱石が取れる鉱山地帯なんや。だからどの岩や石にも鉄分が含まれていて、それらが空気の酸素に触れて錆びてしまうから、周りの景色が全て赤茶色なんや。以前、カリジニ国立公園を紹介したよな。このブログで。その国立公園もすぐ近くなんや

ポニョ:カリジニ国立公園って「仮死に国立公園」の事やろ。あんたが命綱も付けずに滝を登っていたら、足を滑らせて転落した所じゃないのか?もうちょっとで死ぬところやったと言ってたよな。本当にいつも無茶をするおっさんやぜよ。おいらもよく山登りやら、ロッククライミングをしたけれど、一度も滑落なんてした事がないぜよ。本当に怖いもの知らずなおっさんやぜよ。

ヨシオ:あの時は一瞬これでこの世ともおさらばやなと思ったな。だって岩があんなにツルツルと滑るって思ってもみなかったんや。でも転落して落ちたところに長男がたまたまいたから、長男の身体がクッションになって助かったんや。もしそこに長男がいなかったら、完全に死んでたやろな。角が尖った岩がゴロゴロしている所やったからな。俺が長男の真上から落ちて来て長男にぶつかり、二人で大きな岩の上に転がるようにして転落したんや。長男は「お父さんは父親と失格だと思います。こんな危険なところに息子を連れて来るなんて。」と言って怒っていたな。でも最近、その話を思い出して夕食の時に面白おかしく話していたら、長男は「あれは僕の人生で一番面白かった冒険旅行やった。またお父さんと行きたいな」と言っていたな。

ポニョ:人って良い思い出だけを覚えているもんな。でもきちんとした装備を持って行かないと危ないぜよ。命綱はもちろんのこと、ロッククライミング用の靴も履かないと危ないぜよ。あんたは普通のスニーカーで行ったんやろ。

ヨシオ:いや。バスケットボールシューズやったな。でもツルツル滑るので、裸足で登っていたんや。

ポニョ:それって余計に危ないやないの。あんたは早く神さんの元に行きたいから、そんな無茶をするんじゃないのか。本当に無分別なおっさんやぜよ。ところで話は戻るけれど、おいらも昔、オーストラリア一周の旅をした時に、娘さんが行かれたジンベイザメと一緒に泳ぐツアーに行った事があるぜよ。

ヨシオ:そう。どうやった。怖くなかったか?でかいサメやもんなジンベイザメって。プランクトンを食べながら年がら年中泳いでいるんやろ。

ポニョ:この前、日本でも目撃されたぜよ。大きいのは十二メートルもあるんやで。

ヨシオ:そんな大きなサメの口の中に吸い込まれたら一巻の終わりやろ。

ポニョ:ところが最大でテニスボールぐらいまでの大きさのものしか口に入らないんや。でも、それぐらいのクラゲが泳いでいるのを見つけると、カプッと一飲みしてしまうんやで。

ヨシオ:サメってクラゲを食べるんか?毒クラゲやったら腹をこわすやろな。でもあんな大きな体やのにテニスボールぐらいの餌しか食べれなかったら、ポニョみたいに一年中お腹が空いているんやろな。

ポニョ:ジンベイザメと一緒くたにしないでくれませんか。でもジンベイザメって大きな口を開けてプランクトンを食べながら泳いでいるけれど、それって海の掃除機みたいなもんやぜよ。海が綺麗になるやろな。でもプラスチック製のゴミまで口に入ってしまうと死んでしまうぜよ。今それが大きな問題になっているんや。ところでジンベイザメがプランクトンを食べるとそのプランクトンの霊体はジンベイザメに取り込まれてジンベイザメの一部になり、ジンベイザメが卵を産み、次の世代のジンベイザメが生まれ育った時に、そのジンベイザメになって生まれ変わるんやろ。プランクトンからジンベイザメって大きな出世やぜよ。そしてそのジンベイザメがシャチなどの天敵にやられて食べられたら、今度はシャチの身体の中にジンベイザメの霊体が取り込まれて、次はシャチの子供となって生まれ変わって来るんやろ。そんな風にして魂は進化して行くんやぜよ。でも牛などの哺乳類は肉を食べないから、次の人間に進化する為にはどうすればええんやろうか?

ヨシオ:良いところに気づきましたね。魂がある一定の霊的レベルの達したら次は、牛だったら牛としての徳を積む事によってもう一つ上のレベルの肉体を取る事ができるんや。この話をし始めると長くなるから、別の機会に改めてしよか。

ポニョ:一定の霊的レベルに達した生き物たちは、その生き物の生で子供を育てたりする事によって徳を積み、上のレベルの行けるんか。特に草食動物はそれしか選択肢が無いぜよ。それって面白いサブジェクトや。話は戻るけれど、ジンベイザメにGPSを付けて一体どこまで回遊しているのか調べたら、途中で千五百メートル以上も深い深海まで潜って行ったので、ジンベイザメに付けた機器が作用せず、結局どこまで行ったのか分からなくなってしまったんや。でも隣国のインドネシアではジンベイザメ漁をやっているんやで。人が来ても全然逃げないし簡単に捕獲出来るから。

ヨシオ:保護しないといけないやろ。そんなウスノロサメってすぐに絶滅するやろな。

ポニョ:ウスノロサメではなくジンベイザメです。ジンベイザメは寿命が百年以上もあるんやで。でも水族館で飼育しているジンベイザメは長くて四年しか生きないんや。他のサメも水族館では一年以上生きるって珍しいんやで。

ヨシオ:自然の環境やったら百年生きる事が出来るジンベイザメが、水族館の水槽に入れた途端、四年で死んでしまうんか?かわいそうに。そういやジャイナ教の友達が、たとえサファリパークであろうが、自然動物園であろうが、水族館であろうが、自然の生き物を飼う事は暴力の一種でジャイナ教では受け入れる事は出来ないと言ってたな。だから俺が鯉を飼ってアクアポニックスをしてると言うと、「それは論理的ではない」とスポックみたいな事を言って批判し始めるんや。

ポニョ:そういやあんたは宇宙大作戦のスポックに似ているぜよ。

ヨシオ:うるさいっちゅうに。それは論理的ではない。人は自然を支配したなんて偉そうな事を言っているけれど、本当は自然の法則に人間が従い、自然法則に基づいて人がこの世界で行為が出来た時に初めて人は自然の力を利用することが出来るんや。今のように、自然法則を無視して、自然を破壊しながら富を追求するような生き方をしていたら。近い将来大きなしっぺ返しがやって来るのは目に見えているんや。

ポニョ:人類は自然を征服したなんて思っている人がいるけれど、それって大きなお門違いやぜよ。特に鉱山関係の大きな会社を経営している支配層たちは近い将来、今まで自分たちがして来た自然破壊の大きな代償を支払わなくてはいけないやろな。でも最近、人々もエコツアーに関心を持って、自然の中に浸って自然を尊び始めた人たちが増えて来たぜよ。

ヨシオ:それは良い傾向やな。俺の娘もエコツアーによく行ってるな。人はそういうツアーに参加してもっと自然から学ぶ謙虚な姿勢が必要やろな。ところで俺のパイロットの友達は、ジンベイザメが何処にいるかを空から飛行機で見つけて、旅行者が乗ったボートに連絡するエコツアーの仕事をしてるんや。最初は毎日ジンベイザメを見つけるのが面白かったけれど、もう飽きて来て仕事を辞めたいので、代わりに俺にしないかなんて言ってたな。でもそれで給料をもらえるので、俺が持っているPPLというパイロットライセンスじゃ出来ないんや。事業用ライセンスを取らないと。もちろんボランティアだったら出来るけれど。

ポニョ:でもジンベイザメを見つける仕事に飽きて来たって贅沢な話やぜよ。きれいな海の上を飛びながらジンベイザメを見つける仕事ってまるで夢のような仕事やぜよ。

ヨシオ:そうやろ。俺もそう思ったから、一度やろうかなと思ったんや。でもジンベイザメっていろんなサイズがあるんやで。大きいやつはすぐに見つけれるけれど、赤ちゃんや子供のジンベイザメはイルカやサメと一緒くらいの大きさなので見つけにくいんや。次女が一緒に泳いで来たジンベイザメはまだ六メートルと四メートルの子供のジンベイザメやったんや。逆に子供なので好奇心が強くて面白かったと言ってたな。

ポニョ:おいらがジンベイザメと並行して泳いでいると、「君たち変わったお魚さんやね。イルカさんの突然変異ですか?それにしても泳ぐのが遅いですね。魚類ではなさそうやし、何類ですか?変な生き物ですね。お腹がポニョポニョで、頭がツルツルですよ。人魚のモデルになったジュゴンにしては色気が無いし。神様の創造物の失敗作ですかね。」と言いながら体をすり寄せて来るんや。

ヨシオ:ポニョは突然ジンベイザメの気持にもなれるんやな。ジンベイザメを題材とした一人芝居が出来そうやな。

ポニョ:うわ〜それって面白そう。今度やってみようかな。

人類は私の神の力の株主です。
私は人類を通して働き、人類に宿る神を目覚めさせ、人類が自然の法則と力を支配することができるよう徐々に人類をより高次の実体へと進化させなければなりません。
もし、私が何でも即座に治して人々を今のレベルに留まらせていれば、人々はすぐに、すべてをめちゃくちゃにし、また互いにいがみ合い、その結果、世界は前と同じ混沌とした状態になってしまうでしょう。
苦難も困難も、宇宙のドラマの避けることのできない一幕です。
そうした災害は、神が定めたものではなく、人間が自らの悪業(あくごう)の報いとして招いたものです。それは人間を矯正するための罰です。
そうした罰は、人間が絶対実在・純粋意識・至福、すなわち英知と至福を有する神に近い状態を体験できるよう、人々に悪の道を歩むのをやめさせ、正しい道へと連れ戻します。
これらはすべて、大いなる統合の一部であり、そこではネガティブなもの(負・陰)はポジティブなもの(正・陽)の栄光に服従します。
そのようにして、死は不死を称え、無知は英知を称え、苦は至福を称え、夜は夜明けを称えます。
ですから、結論として、もし、あなたが言ったように、即時の終焉をもたらすためにアヴァターが災難を引き起こすとしたら――私にはそれができますし、どうしても必要とあらばそれを行いますが――カルマの法則にのっとった、創造のドラマ全体が崩壊してしまうでしょう。
そうした災難は、神が人間にもたらしたものではなく、まさしく人間が人間にもたらしたものであるということを覚えておきなさい。
ですから、人間は、カルマ的なものを超越して指揮権を持つことができるよう、エゴを滅ぼし、代わりに超越的な意識を持つことによって、自らを壊して作り変えなければなりません。MBAIp95-p96