サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

お前らだけで逃げるなよ

2015-02-23 00:00:11 | 日記
http://bccks.jp/bcck/121362/info
Sai's Message for The Golden Ageは上記のリンクから、また「サイババが帰って来るよ。」五部シリーズは、紙本も含めて下記のポニョ書店からどうぞ。
http://bccks.jp/store/114521

ポニョ:サイババさんが結婚式を執り行うことを約束してもらって良かったな。でもお兄さんが強硬に反対してるから難しいやろな。インドってお兄さんが絶対的な権力を持ってるからな。

ヨシオ:そうやな。ババのお兄さんのシェシャマさんも家族のみなんなが尊敬していてほとんどの事を決めておられたな。ババもシェシャマさんと話される時は顔を見られなかったんやて。

ポニョ:それぐらい、お兄さんって尊敬されてたんやな。その分大きな責任も負っておられるもんな。それから、この話はどうなるか早く知りたいな。さあ、進めてくれるか?

ヨシオ:ババはこの後、ケララ州の知事さんに招待されていて行くつもりやったんや。それで、ババはチッダムバラムさんも誘われたんや。ここから、チッダムバラムさんの話に入ります。

ババは突然僕に「ところで明日、私たちはトリバンドラムに行くんだけど着いて来るかい。」と聞かれたんで「はい。」と言うと「じゃあ今日は帰って明日に、旅の用意をして戻っておいで」と言われた。
あくる日、サイババさんとトリバンドラムに旅立ち、そこでケララ州の知事さんの家にみんなで滞在することになったんや。その数日後、カンヤクマリという海辺にある聖地に行った。
チッダムバランさんはその時の様子を、
ババは、岩場のところから海の方へ向かって歩き出しました。とても、急で危険なところで、みんながここは何人も人が亡くなっている所だから、カスツーリさんも一緒になってババが海に行くのを止めようとしたんだけれど、ババは海に向かって歩を進め始めたんや。
僕は、カメラを持っていたのでカスツーリさんが写真を撮れば?と言ってくれたんですが、もう夜の七時近くなっていてだいぶんと暗くなっているし、フラッシュもカメラに付いていないので、ババが海に入る様子をカメラで撮るのをやめたんです。
でも、僕たちの会話を聞いておられたババが「君は私の事をまだよく分かっていないようだね。カスツーリが言ったようにシャッターを押してごらん。」と言われたのですが、僕はすぐに「あなたは、スワミかもしれませんが、だいぶん暗くなって来ているので写真を撮ることは出来ませんよ。」と反論すると、ババは「言われたように撮ればいいんだ。」と言われたのでフイルムを一枚損したなと思いながらシャッターを押したんです。
後で現像してみると、周りが暗いのにまわりの景色が美しくきれいで、まるで昼間のような景色を背景にしてババが写っていたのには驚きました。
それでシャッターを押した後にすぐに大きな波が襲って来たのです。とても大きな波でサイババさんの半身が見えなくなってしまうほどでした。
僕たちそこにいた全員が、この大波によってサイババさんが波にさらわれてしまったんではないかと心配したんです。
それで、波が引いた後ババの元へ行くと、ババは笑いながら「君たち、自分の命の方が大切なんだね。だって、みんな私をおいて逃げて行ってしまったじゃないか。」と言われたのです。
僕はスワミに「だって今来た波はとても大きくてそれはそれは巨大な波でしたよ」と言うと、ババはゆっくりとローブを二三cmめくり上げると。足の周りには大きなダイアモンドが沢山ついているネックレスが有ったのです。ババは「海の神様が私に敬意を表しにやって来て、これを捧げようとしているのに無視出来ないでしょう。君たちは波に飲まれると思って海の神様から逃げようとしたじゃないですか。」と言われたんです。
僕たちは、スワミに許しを乞いました。そのネックレスは知事にプレゼントされましたが、後で大きなダイアモンドがいくつ付いているか数えると、全部で108個も有ったのです。

その後、近くの砂丘の丘に行きました。皆で輪になって座るとババは、今から海をここに呼びましょう、と言われて砂を少し掻き出されました。そこは丘なのになんと水が湧いていたのです。
ババはこの水の味はどうだいと言われたので、少し口に含むと塩辛くて本当に海の水でした。
そして、砂の中からロケットなどいろんな物を出された後、「この場所は何が重要なのか知っている人はいるかい。」と聞かれました。それで、みんなでこの場所はカンヤクマル女神様がお祀りしてあったところで、その女神様の像の鼻には巨大なダイアモンドが付いていて、夜になれば灯台の光ほど眩しく輝き、船が灯台と間違えて座礁して難破したのでその像を取り除くことになったと聞いています。でもその時にその巨大なダイアモンドも無くなったんです。と言うとババはそのダイアモンドを見せてあげようと言って砂の中から取り出されたんです。
それは、本当に巨大で明るく何千ワットの電球にも相当する程の輝きを放っていました。
ある人がそれを私に頂けませんかと頼んだのですが、ババはこれはその当時の王様によって盗まれ、王様が亡くなった後、地面に埋められたのだ。これは、元あるところに戻さねばならないのだ。それが自然の掟なのだ。と言われました。

翌朝、みんなで別の海岸に行きました。スワミはビーチが大好きで長い間、そこで一日中みんなで遊びました。ババは、アラティに使うお盆の上にハンカチをかけられました。そしてそのハンカチを取ると美味しそうなミルク菓子が出て来たのです。
それを皆で分け合って頂いた後、もう一度ハンカチをかけて取ると違う食べ物が出て来ました。
そういう事を何度かしながら神聖な美味しい食べ物を頂いた後、ババは誰か魔法瓶を持っている人はいないかと尋ねられました。
僕は一つ持って来ていて、誰か他の人も持って来ていましたのでスワミに二つ手渡すと、ババは軽く魔法瓶の側面を叩き蓋を開けると熱いコーヒーが満杯入っていたのでした。
それから、しばらくしてサイババさんを車にお乗せして僕はあちこちへお連れする機会が有りましたが、いつも必ずタンクは満タンにして予備のガソリンも常に用意をしておくように言われていました。が、その時はババがどこも行かれないという事だったので満タンにせずプッタパルティに行きました。
ババは満タンにして来たか。今から突然マドラスに行くことになったのだ。と言われました。僕は実は満タンではないのです。と答えるとババは「人生には、何が起こるか分からないんだよ。君はいつもその為の準備をしておかなくてはならないんだ。いつも計画通り事が運ぶとは限らないんだからね。」と注意されました。

その当時、プッタパルティに行く道は大変でした。小さな小川を二十以上も渡らなければならなかったのです。それに水の中には隠れ岩などがあり、そういうものにぶつかると車は簡単に立ち往生してしまいました。
その当時、スワミは緑色のドッジという車になっておられましたが、最後にチットラヴァティ川を渡る時は牛に車を引かせて渡ったものでした。
ババをお乗せして、マドラスに行く途中にあるガソリンスタンドのガソリンは二箇所とも空でした。それで別のところに行こうとしたのですが、道を間違えてしまいガス欠で荒野の真ん中でスワミをお乗せしたまま立ち往生してしまったのです。
スワミは、これからどうするつもりだね。と聞かれましたので、ガソリン輸送トラックが通りかかるのを待つしかないです。と言いました。いや、近くのバス停からバスに乗って街に行き、ガソリンを買って帰って来ますと言って車から出るとババも一緒に出て来られました。
そして、車のガソリンが空で、それを買うところも近くにないんだね。本当にガスケツなのかどうか見てみようと言われてタンクを叩き、キャップを外してタンクの中を覗き込まれました。そして僕にもう一度キーを回してごらん。君のガソリンゲージの見間違いかもしれんよ。と言われたのでもう一度キーを回して見ると何と、満タンになっていたのでした。
それで、僕はスワミにこのゲージは壊れていますね。満タンになっています。と言うと、この車は新車だからそういうことはないよ。キーを回してエンジンをかけてごらん。と言われたのでキーを回すとエンジンがかかったのです。
以前、海岸で魔法瓶を叩いただけでコーヒーが出て来た事が有ったけど、今回は一度タンクを叩かれただけで、ガソリンを満タンにされたんです。
ババは、こういう事はこれっきりだよ。今度から不測の事態にも対処出来るようにいつも準備を怠らないようにしなさいと言われたのでした。