ポニョ:昨日紹介した「あんたやったらどうする?」というアメリカの番組を何人かの方が、ユーチューブで見られたけれど、「英語やし早く話すから何を言っているのか分からないから、もう少し詳しく紹介しろや。」と言うコメントがあったので予定を変えて、おいらが気に入ったエピソードの触りだけ紹介したいと思います。
ヨシオ:俺も早速幾つか見たよ。感動して涙出て来たのもあったで。
ポニョ:すごいパワフルな企画やもんな。人の良心が、言葉となってその人からほとばしる瞬間って神様の言葉が出て来ることと一緒やからな。そら感動するわ。
おいらが、気に入った企画はダウン症候群の青年がショッピングセンターで働いているんや。もちろんその青年は俳優で、映画にもダウン症候群の役で出ていて、ホンマもんのダウン症候群を患っているんや。
ヨシオ:ダウン症候群てどんな病気なんや。
ポニョ:染色体異常の病気で、21番目の染色体を両親から一本多くもらうと発病するんや。
アメリカでは、733人に1人の割合で生まれているから、彼らの就職も含めて大変な社会的な問題となっているんやで。
主に、女性の社会進出が進むに連れて、高齢出産の増加に伴い、ダウン症候群の割合も増えてると言われてるんや。
ヨシオ:サイババさんも、高齢出産ではなく、両親が孫の面倒ができる間に子供を産んだ方が良いと言ってられる。
娘の結婚は適齢期になれば、粛々と執り行わねばならない。
適齢期を逃してからでは遅いのです。子供達は、両親が老いるまでに結婚しなければならない。
両親が六十才を過ぎ、未婚の子供が家にいるのは、両親にとってとても負担な事なのだ。
OTYORp,117
ポニョ:それで、そのダウン症候群の俳優は、レジで買い物客を助けて袋に詰める仕事をしてるんやけれど、仕事が遅いと言って、俳優が演じた客が文句を言うんや。
それを後ろに並んでいる客が、その言葉を聞いて文句を言っている客に挑戦するんや。
「あんたな、そんなひどいことを言ったらあかんやろ。誰でもこの社会は、平等に仕事の機会を与えられて働けるんや。それが身体や精神的にハンディキャップを持った人でもや。このショッピングセンターが面白くないねんやったらすぐ出ていけ。他のショッピングセンターで買い物をしたらええやろ。俺にはダウン症候群の妹がおるんや。お前がこんなひどいことを言うのは許さん。二度と言うな。」
とか、「もしこの子があんたの息子で、苦労してここまで社会に出て働いているのを見て親として今の言葉を言えれるんか。」とか
でも、その文句を言った、悪そうな兄ちゃんに扮した俳優が再び同じことを言って、ダウン症の青年をからかうんや。。
すると、おばちゃんがその兄ちゃんに「そんなことを言うたらあかん。」と言って諭すんや。
後で、ディレクターのジョンが出てくるとそのおばちゃんは、「勇気を出してこういう事を言うのは、めちゃ怖かった。」と言ってまだ震えてるんや。「でも、私は殴られても構わないからこういう不正な事が社会で起こるのを黙って見過ごせなかったんや。」と言うんや。
ヨシオ:勇気あるな。みんな。こんな勇気がある人が、たくさん世の中に俺たちと混じって生活してるんやと思うと嬉しくなるよな。
ポニョ:次の企画は、アメリカでは五十万人の人がホームレスで道の上で生活してるんやけれど、あるレストランに、その汚い格好をしたホームレスの青年が通りすがりの人からお金をもらったので、何かを食べようと入って来るんや。
その青年とレストランのオーナーは俳優で他の客の前で一芝居をするんや。
俳優であるレストランのオーナーが、カウンターに座った汚い格好をしている青年に「このレストランから出ていけ」と言うんや。でも周りに座っている客は、「ちゃんと注文した飯を出したれ。」とか、「お金をもらったのに青年を追い出すとは何事や。お前は盗人と一緒や。今から警察に電話する。」と言ったりするんや。
また、あるおじいさんは、そのオーナーのひどい言葉を聞いて泣きはじめるんや。そして、「誰でも長い人生の間苦しい時もある。俺もそういうことを経験してきた。あんたがその青年に対してやっとる行為は完全に間違っとる。」と言ってナプキンで涙を吹くんや。
周りにいた多くの人たちが、その青年を守ろうとするんやで。でもある怖そうなおっさんは、「オーナーの気持ちも分かる。」と言ってその青年に外に出るように言うんや。
そして、青年を表に出した後、その怖そうなおっさんは、「俺がとびきり上等の食事を、あの腹の空かせた青年にプレゼントするけれど、それらを店の外で食べてもらうけど、それやったらええやろ。」とオーナーに言っていろいろオーダーするんや。
その料理を外に持って行き、青年に「これを食べや。中で食べたらいかんと言われたもんな。何やったらビールも注文したろか。」と聞くんや。
そこでドッキリカメラが出てくるんや。そのおっさんは頭丸めた日本で言うたらヤーさんみたいな格好をしているんやけどめちゃ優しかったで。
ヨシオ:人は見かけによらないと言うけど、ほんまやな。ポニョみたいや。ほんまにええ話やな。
ポニョ:ポニョみたいや。は余計やろ。あんたのあだ名何やったんかな?ポニョ:次に紹介する企画もおいらがとても気に入ってるんや。
それは、ランチバーという昼飯屋さんが舞台なんや。そこでイスラム教徒丸出しの格好をした俳優が、サンドイッチなどの昼メシを売ってるんや。
そこに若い兄ちゃんが「お前みたいなアメリカを攻撃しとるイスラム教徒は、こんなとこでなにしとるんや。アメリカから出ていけ。」とか、「お前から食べ物を買いたくない。」とか言うんや。もちろんこの若い兄ちゃんも俳優でヤラセなんや。
そのランチバーに来ている他のお客さんは、「そんな事を言ったらあかん。」と言ってその若い兄ちゃんを諭すんや。
ある女性は、「私にあんたみたいな弟がおるけど、こんなこと絶対に言わせへん。」と言って説教を始めるんや。
ヨシオ:子供の時の教育って大切やもんな。
子供が道を外すのをそのまま見過ごす親は、いつか必ず報いを受けます。
カリユガにおいて、子供を好き勝手にさす事が流行となりました。
親は、そうしないと子供達が家出するか自殺するかと恐れるのです。
そのような劣等な人格の子供に何が起ころうと、それが何だと言うのですか?
親は今日、この種の道徳的勇気を持ち合わしていません。
そのような親は子供達に関する悪いニュースを耳にし続け、絶望の内に死ぬのです。
31/3/96
今日、親たちは自分の子供たちに制限のない自由を与えており,それが大きな災難となって降りかかっています。
もし子供たちを小さい頃からコントロールしなければ、大きくなってからコントロールするのは不可能ですSSIB1993p109
生まれて最初の5年間は,母親が子供の世話をしなければなりません。
~今日、金持ちや高学歴の親を持った子供は,(子供を召使いや、保育所に預けるという意味で)とても大きなハンディキャップを持っていると言わざるを得ません。SSSvol2p204
ポニョ:また、たまたまそこに、軍服を着た兵役から帰って来た人がサンドイッチを買いに来ていて、若い兄ちゃんがその兵隊に、「ここにイスラム教徒がおるで。こんなとこでものを買いたくないよな。」とか言ったんやけれど、「俺はここにサンドイッチ買いにきただけや。」と言って無関心を装うんや。
でも、その若者が、あまりにひどい言葉でそのイスラム教徒の店員を罵るもんだから遂にぷっつんきて、「お前がここから出て行け。」と怒るんや。
そして「俺たちが兵役に就いて、この国を守っているのは、この国に住んでいるどのような人でも自由に自分の信じている宗教の教えを守って生活することを、誰からの妨害もなく行うことが出来る為なんや。」
「それがイスラム教徒であろうが、どんな宗教であろうが関係ない。そういう基本的な権利をこの国に住んでいる人は、例外なく誰でも持っているんや。その権利を守る為に俺たちは兵役に就いているんや」と言って諭すんや。
それを、しわがれたドスの効いた声で言うんで迫力あるで。
ヨシオ:その番組を俺も見たで。感動するよな。その兵士の言葉。番組のディレクターのジョンが出て来て、その兵士に、「それがイスラム教徒であってもか?」ともう一度聞くと「もちろんやないか」と答えるんや。
ポニョ:これは、死愛映画雇った、クライシス俳優たちによって演じられて、アメリカ国内で反イスラムの世論を起こそうとしてやった、ボストンマラソン事件の後に撮られた番組やったから、アメリカの国内で、相当反イスラムの機運が高まってきていた時なんや。そんな時でも、これほど多くの人たちが、自分の良心に基づいて話が出来るってすごいよな。
次は、トラックの運転手たちがよく集まるサービスエリアで、トラックの運転手たちが、家出少女たちを、如何に助けるか。という企画や。
家出少女に扮した俳優が、「両親と喧嘩して家を飛び出てきたので帰りたくない。」と半泣きになりながら、柄の悪そうな俳優が演じているトラックの運ちゃんに話してるんや。
その運ちゃんは、「俺がええとこ連れて行って、ええ思いさせたるから任せとき。」と言ってトイレに行くんや。
その横で、この会話を聞いていた二人の本物のトラックの運ちゃんは、この少女に、「絶対あの男について行ったらあかん。えらい目に合わされるで。」と説得するんや。
また、違う運ちゃんは、その柄の悪い運ちゃんのトラックのナンバープレートをメモして、警察に報告しようとするんや。
また、ある運転手たちは、トイレから戻ってきた運ちゃんに「俺がこの子を預かった。お前のような者について行かせへん。」と言うんや。
ヨシオ:根性あるな。みんな。そういう善意で世の中が動いていたらうまく行くのにな。
ポニョ:あと、興味深かったのは、盲目の人がケーキ屋さんで、俳優が演じる店員から騙されて多めに支払わされようとするんやけど、他のお客さんがそれを止めるんや。
また、おじいちゃんが若いチンピラに絡まれているのを、助けるというのもあった。
薬屋で薬を買う金が足りなくて、その薬を飲まなかったら糖尿病が回復しないと言って泣いてる人にお金を出してあげて、助けるというのもあったな。
面白かったのは、ビーチでビールのいっぱい入ったクーラーボックスを、誰も飲まないように見張っといてくれと頼まれた若い子らに、やらせの男の子たちが、こんなにたくさんビールがあるんだったら一缶もらっていくよと言って持って行くんやけど、それをどのようにしてビールを守る事を頼まれた若い子らが防ぐエピソードが面白かったぜよ。
それと、タイヤがパンクした車の横で、途方にくれている役をしている俳優がいて、その俳優が若い女性だったらすぐに誰かが助けに来るのに、普通の男だったら誰も声を掛けて来なかったり、先ほどのイスラム教徒の格好をしてる男が再び登場して車の横で途方にくれていても、一時間後にやっと通りすがりの青年が助けてくれたり、アメリカ社会を垣間見れて面白かったぜよ。
アメリカらしかったのは、太り過ぎの人への差別を取り上げたり、メキシコ人への差別や。
また、レストランの中で、白人の娘が黒人の彼氏を父親に紹介した時に、その父親は人種差別的な発言をするんやけど、それを聞いていた他の客の反応も面白かったな。
ヨシオ:これだけカリユガの物質文明の影響が強い時代であっても、人々はこうして自分の良心に基づいて生きているんやな。
ポニョ:素晴らしい事やぜよ。人々がお互いいたわり合い、助け合って生きて行くのを見ると、心が和むよな。
それには先ず、自分たちの家庭から平和な環境を作って行かないといけないよな。
ヨシオ:ゴールデンエイジが来るのを待たなくても、自分の家庭で真理に基づいて生きて行けば、その家庭が天国になる。とサイババさんも言っておられるもんな。
献身的で信仰心の篤い従順な妻は、夫を神への道と神聖な徳の実践に導くことが出来ます。
一方妻や夫が、それぞれのパートナーを神への道から引き離し、霊性から感覚のレベルに引きずり降ろすなら、それは家庭と呼ぶことは出来ない亡霊や悪霊が大騒ぎしている地獄です。
夫と妻が偉大な理想のもとに、生涯を送る家庭、共に神の御名の栄光を歌い、良き行為に時間を使い、真理と平安と愛が行き渡っていて、毎日欠かさず神聖な書物が読まれ、感覚を支配し、あらゆる生き物は基本的に一つであるということを認識して、万物を平等に扱う家庭は、地上の天国です。DVJp34