サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

世界で一番美味しいアイスクリーム

2014-12-13 00:00:43 | 日記
電子本「サイババが帰って来るよ」Part1~5は以下のポニョ書店からどうぞ

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Sai's Messages for The Golden Ageの文庫本が出来ました。上下の二部に分かれますが小さいのでいつでも何処でもババの御言葉をポケットに入れて持ち運びが出来ますよ</script>"><script type="text/javascript" src="http://bccks.jp/bcck/128820/widget"></script>
また、この本の上下統合版も出来ました。A5版とちょっと大きいですがお得になっています。ポニョ書店からどうぞ

ポニョ:久しぶりに次男さんが家に戻って来てたな。

ヨシオ:少したくましくなったかな。看護師として地方の病院に働いているんや。あいつはお袋と性格がよく似てる。

ポニョ:お婆ちゃん似か。隔世遺伝やな。

ヨシオ:神経質で甘いものには目がなく、細かいことにこだわるしな。傷付きやすく繊細やな。家に帰って来たら甘いもんばっかり食べとる。昨日も、帰ってきた途端に、「お父さんも久しぶりにアイスクリームを食べませんか?」なんて言ってきたんや。俺は、アイスクリームを食べるのを二十年以上も前にやめたんや。でも、久しぶりに次男が帰って来て、せっかく勧めてくれたから、「そうやな、お前が勧めてくれたから食べようかな」と言ってそのてんこ盛りになったアイスクリームを食べたんや。そして、俺のいる居間にやって来て、俺の横に座ったので、「お前は食べないんか」と聞くと、「僕は明日、食べるねん。」と言ったんや。嫁さんが、「そのアイスクリームで最後なんですよ。もう無くなったんです」と言ったんや。俺は、少しバツが悪くなって「少ししか無いんやったら、てんこ盛りにせず二つ作れたやろ。お前が食べたいんやったら、俺にアイスクリームを勧めるなよ。まだ食べ始めたとこやから食べるか?」と言って俺のアイスクリームを手渡そうとしたけど、「お父さんが食べるの見てる方が嬉しいな。お父さんが美味しそうにアイスクリームを食べるのを初めて見た。僕はいつでも食べてるから要らんねん」と言って受け取ってくれなかったんや。

ポニョ:そうか、あんたもアイスクリームを食べるんや。おいらが滞在している時、みんなは食べていてもあんたが口にしているのを一度も目にしなかったから、甘いものは嫌いかなと思っていたんや。

ヨシオ:それは逆や。俺の家族は大家族制で、五人の叔父貴たちと一つ屋根の下に住んでいたんやけれど、高校生の頃に、二番目の叔父貴がアイスクリームショップを始めて、俺に、「いつでも食べに来いよ。ただで食べさせたるぞ。」と言ってくれたんで、学校の帰りに毎日叔父貴の店に立ち寄ってアイスクリームを食べるのが日課やったんや。でも、ババの帰依者になり、ババの本の中に、「毎年一回、自分の一番好きな食べ物をガネーシャに捧げなさい。」と書いておられるのを読んだので、俺が一番好きなものと言えばアイスクリームやな。と気がついてその年からアイスクリームを食べるのをやめることにしたんや。

“神に捧げられた食物は、微妙な形で人に害を及ぼす邪悪な波動を、打ち消す作用があります。
飢えた人に施され、食された食べ物にも、同様の恩恵があります。
食物は人間の感情や思いに微妙な影響を与えるため、あなた方は常に食物への警戒を怠ってはなりません。SSSVol10p38”

ポニョ:そうか。あんたは甘党やったんか。でも、今までずっと食べていた大好物のアイスクリームを突然やめるって難しいやろ。

ヨシオ:俺は、「あなたに俺の大好物のアイスクリームをやめてあなたに捧げます。でも、その代わりと言ってはなんですが、一つだけお願いを聞いてくれますか?俺には子供が五人もいるけど、みんな良い子になるようにお導きください。」とお願いして、その日からアイスクリームを食べるのをやめたんや。でも、もう子供達も全員二十歳を越えたし、それぞれ仕事も持っているし、俺の子供に対する義務は終わりに近づいてきたので、アイスクリームを食べることにしたんや。でも、一番下のチビはバスケットボールをしてお金を稼いでいるから、仕事とは言えないけどな。それに、ババはプロスポーツを批判しておられるしな。俺は、バスケットボールで食うんではなく、何か他に仕事を見つけろと言っているんや。

ポニョ:でも、ハーレムドロッターズというバスケットボールのプロチームがアシュラムにやって来て、ババの前で親善試合をしたんと違うんか。

ヨシオ:あのチームは世界中を回って慈善試合なんかもやっているよな。ショーバスケットをして人々を楽しませているよな。アシュラムのスポーツスタジアムが完成したので、そのこけら落としの為に、アメリカの帰依者がお金を出して招待したんやろ。

ポニョ:ババがショーバスケットのゲームを見て喜ばれたんか。面白い。

ヨシオ:選手たちが皆、背が高いので頭を真上に上げながらダルシャンを与えておられたな。そのババの様子がとても可愛かったな。話は元に戻るけど、子供達も一人前になったし、みんな性格も俺と違って良い子に育ったし、お役目終了ということで久しぶりにアイスクリームを食べることにしたんや。

ポニョ:本当に子供達は、あんたと違って性格が良いよな。おいらは、心からそう思うぜよ。正直でストレートで、意地悪と違うし、あんたのようにガラも悪くないし……。

ヨシオ:それ以上言ったらただでは済まんで。

ポニョ:ああ怖い。ああそうか。そういうわけで、次男さんがお父さんがアイスクリームを食べているのをニコニコして見てたんやな。「お父さん、僕たちの為にアイスクリームを食べるのを我慢してくれてありがとうって。」本当は自分も食べたかったんやろうけど、最後に残ったアイスクリームをお父さんに食べてもらおうとして、わざとてんこ盛りにしたんや。

ヨシオ:その日に食べたアイスクリームの味は最高やったな。今まで食べた、どのアイスクリームより美味かったな。世界一のアイスクリームやった。

ポニョ:誰かの犠牲を伴った奉仕って、その奉仕を受けた人は、その人を通じて神さんの愛をもらったのと一緒やもんな。

ヨシオ:そういうことや。アイスクリームが美味しかったのではなく、そのアイスクリームの中に、次男の愛、甘い神さんの愛が入っていたから美味しかったんやろな。「二十年間も好きなアイスクリームを食べずに我慢したな。もう一度お前が好きやったアイスクリームを食べてもええぞ」って言われたみたいな気がしたな。でも、久々に食べて思ったけど、もう自分の身体はアイスクリームを受け付けないって分かったな。アイスクリームは自分の身体に良くないなと感じたんや。この二十年の間に身体も心もピュアになっているから、アイスクリームの中に含まれている凝固剤や保存剤や砂糖が、俺の体が受け付けなくなっているんや。それに昔と違ってもう年やからな。冷たいもんは食べれなくなった。

“今日、皆さんは、自分が食べるあらゆる食べ物に、化学調味料や他の人工的な物質が含まれていることを見出すでしょう。
このすべては、ただ、お金を儲けるためです。人々はそのような数多くのいかがわしい物を食べ物に添加して、その結果、病気が増加しているのです。8/10/83”


ポニョ:でも、どうしてババは自分の好物をガネーシャに捧げなさいと言われたんやろな。

ヨシオ:それは、自分の好物って、往々にして食べ過ぎるやろ。人間って食べ過ぎるとろくな事はないんや。なんでも中庸の道を行かないといけないから、好物を捧げなさいと言われているんや。

ポニョ:おいらから、オクラの天ぷらを取ったら死んでしまうかもしれないな。神さんに捧げるのは嫌やから、今度から食べ過ぎないように気をつけるわ。そういや、天ぷらのような揚げ物も食べ過ぎると身体に良くないもんな。おいらの場合は、サイババさんの帰依者になった時点で、一生分の好きな食べ物を捧げたから、もう許してもらおうかな。だって、ババのことを知るまでは、嫁さんと寝る前に二人で仲良く晩酌してから寝床に行くのが日課やったし、これがまた、ええんやで。冬になると外は冷えるやろ。夫婦でこたつ入って温もりながら、「はいあなた。もう一杯如何?」なんて言われたら新婚時代を思い出すぜよ。

ヨシオ:今もそんな感じやんか。

ポニョ:その寝る前の晩酌を辞めた時の悲しさは口には出せないな。でも、ババさんはお酒はダメやと言われたからな。それに、スルメが大好きやったんやぜよ。玉子焼きもあかんし。オムライスが大好きやったんやけどな。あとエビフライも大好物やったんや。出来たてのエビフライにタルタルソースをかけて、レモンを上から絞るんや。ああ、よだれが出てきたぜよ。それに、もずくやじゃこのふりかけ飯、イカ焼きに天婦羅、たこ焼き。それとお好み焼きに牡蠣が入っている五味焼きもめちゃ美味かったな。それらを全部一度にやめたんやで。出汁も魚や鳥出汁、豚出汁を使ってあるやつは食べれないし、ババの帰依者になって、その教え通りに生きるって、おいらにとっては地獄の日々やったな。だから、これ以上おいらの好物を取らないでくれますか。本当に死んでしまうぜよ。オクラまで取られたら。

ヨシオ:よくそれだけ食べ物が出て来たな。でも、もずくって海藻やから食べれるんと違うんか?なんで、やめたんや。

ポニョ:もずくはビールや酒と合うんや。もずくを食べるとビールや酒を飲みたくなるからやめたんや。もう、これ以上食べ物の話をせんとってくれますか?苦しくなって熱が出てきたぜよ。

ヨシオ:ポニョが一人で喋ってるんやないか。そうか、それほど苦労したとは知らなんだな。俺はさっと止めれたけどな。


“お腹がすいているときにご馳走を出されたらうれしく思いますが、そうでないときは、どんなに立派な食事でも美味しくは思いません。
それは好きという気持ちも嫌いという気持ちも自分から来ていると言うことです。
食べ物から来ているのではありません。
悦びも苦しみもどんな感情も、自分の外から来るのでは無く、人の内側から来るのです。”

ヨシオ:でも人によっては、一年に一度、自分が一番好きな食べ物を捧げる代わりに、一番嫌いな食べ物をガネーシャに捧げる人もいてるんや。

ポニョ:それってルール違反やぜよ。そんな事だったらおいらでも出来るぜよ。

ヨシオ:ババはそういう人には、神様が後々、その人にその人が一番嫌いなものをプレゼントして返すって言われたな。

ポニョ:それって怖いよな。一番嫌いなもの、嫌なものを返してくれるって。なんでも神様はお見通しで騙せないから、真心を込めて神様とお付き合いさせてもらわないと、後々、痛い目に会うんやろな。


“決して不適切な食べ物を食べてはいけません。
良いもの、神聖なもの、そして、神に捧げることで清められた食品だけを食べるようにしなさい。不適切な食物を神に捧げてはいけません。
神聖で浄性の食べ物だけを、清潔な器で神に捧げなさい。
あなたは自分が捧げた供物に見合った結果を受け取ります。
自分の行いに応じた結果を手にするのです。
悪行を為して善果を手に入れることは不可能です。
ですから、良い行いをして、善果を味わうようにしなさい。
そうして初めて、健康でいられるのです。
良い食べ物を食べれば、良い思いを抱きます。
しかし、今の人々は、言うこととすることがバラバラです。7/3/08”