今回は、まだ母には医療的なサポートが要ると思っていた私には、
家で看ることは不安でした。
と言って、今のままの母を看てもらえるところはなく、
不安だらけのまま、
「やってみるしかない」と始まりました。
そして、やってみたからこそわかることがたくさんありました。
どなたかの参考になれば、と思いお話していきますね。
1. なんで体温がこんなに上がるのー!?
●母が特別ではない
病院にいるときから、体温は38度を前後し、
保冷財で冷やすと36度台に戻る、
という状態でした。
それだけ母の体が
自分で体温調整をすることができなくなっているのです。
冷房のきいた部屋にいても、
外部と並行して体温が上がるらしいです。
高齢、認知症、脳梗塞の後遺症。
どれもみな体温調節ができなくなる原因になるというのですから、
「母が特別ではない」ということです。
ただ、母の場合、
38度以上になると、誤嚥性肺炎の疑いもあるので、
その時はお医者さんに見てもらわないといけません。
その見極めは要るんです。
家に帰ってきたら、体温は多少落ち着くのでは?
なんてかすかに期待していたのですが、
甘かったなあ。
全く同じでした。
病気ではないのだからと、高温のままにしておくと、
ぐったりしてくるし、食欲も飲み込み機能も落ちます。
看護婦さんから聞いてはいましたが、
ずっとそばにいて初めてこの実態が身をもってわかりました。
「体温を管理する」。
慣れない私には神経を使うことでした。
●平熱が上がったと思えば・・・?
でも、まあこれも慣れれば、そんなに神経を使わなくてもいいようです。
看護婦さんがニコニコとこう言っていました。
「平熱が上がったと思えばいいんよ」。
確かに・・・!
固定観念をはずす。
そうそう、流動的に看れれば、楽になることもまだありそうです。
季節も涼しくなっていきますしね。
あ~き(秋)よ、来い!
(つづく!)