6月16日(月) 素老日誌より
●84歳、まだまだ捨てたもんじゃない!
今の母には、「散歩」は、無理のようだ。
そこで、 ここ2週間ほど続いているのが、
「おなかの筋トレ」。
本当は、「呼吸」とも合わせたいところなのだが、
母には、二つのことを同時にするのも難しいようだ。
下腹をうーんと膨らませては、ぐっとへこませる。
これを10回ほど、毎朝毎晩している。
これだけのことだけど、10回もすれば、
母には結構な運動になるようだ。
初めは、おなかを動かすこともできなくて、
腹筋のなさに驚いた。
ところが!
今ではかなり動くようになってきたし、
だんだんスムーズに動くようにもなってきた。
さらに!
この筋トレをしている間に、
腸が少しずつ中に入っていくようになってきたのだ!
これは、すごい!
84歳と言えども、まだまだ捨てたもんじゃない!
● 気分は、妊婦かヨガのインストラクターか?
娘:はい、おなかをぺしゃんこにしてー。
母:ふぅぅぅぅーーーー
娘:はい、おなかふくらませてー!プ~~~~!
母:ぷぅぅぅぅ、ん・・・。
娘:・・・ほっぺた膨らませて、どうするのぉ。(ぷっ!笑)
はい、プ~~~~!
母:プーーーーー
娘:そうそう。うまい、うまい!
はいキュッと肛門しめて、グッとおしあげてー。
背中もずっと引きあげるよぉー。
はい、ゆるめて~。
以前、習っていたヨガの先生のかけ声が役に立っている。
私も手慣れてきたのか、
軽く押すだけで、プクンと腸が姿を隠す。
母:ああ、ええ気持ち。あんたって、うまいなあ。
娘:これ、いいよなあ。
お母さん、この「おなかの筋トレ」続けようよ。
母:そうやな。あんたが横で言ってくれると、できるなあ。
私は、ラマーズ法で出産したときを思い出した。
看護婦さんが横でずっと導いてくれて、
励ましては、ほめてくれたものだ。
ひょっとしたら、これは出産体験者の協働で、
うまく切り抜けられるかも・・・?