あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 102 皇帝もスカート! こちらは、私たちの住んでいる世界でのこと。 「そうか、この世界でも、スコットランドでは伝統としてスカートをはいているわけだね」 「キルトというのでござるが、着ている人たちは気のいいお茶目な人たちのように拙者(せっしゃ)には思えるでござるよ」 「そうか……。キルトというのか? キルトどういう感じなのだろうか?」 「オカネお嬢様。むこうでは、女性が男性だそうですが。お若いのに、こちらでいう、おじんギャグを使われましたでござるよ」 「おじんギャグ? ああ、おばんギャグのことだね」 「キルトいうのも歴史をさらにのぼっていくと、ローマに通じるという人たちもいるでござる。ユリウス・シーザーもスカートのようなものをはいていたということでござるよ」 「ローマに通じるのか?」 「たしかなことは、わからぬでござるが、そう聞いたでござるよ」 「そういえば、剣闘士の映画でも、スカートをはいていた」 「それも時代によってはサンダルでござるよ」 「何だ、よく知っているじゃないの! 昔の女らしい男は、やはりスカートをはいていたんだね」 「それが女らしいというのは、こちらの世界ではいいませんが。あっちの世界ではおそらく、そういうのでござろう……」 「日本ではスカートは女性とこの世界では思っているのか?」 「そうでござる。国際感覚の欠如でござるよ。ベッカムというサッカー選手もスカートをはいていたでござるよ。男性のスカートはミニがイギリスでは普通だったそうでござるよ。だから、ガーターを使用していたでござる。それゆえに、イギリスで最高の勲章はガーター勲章でござるという説もあるでござるよ。ちがう説もあるようでござるが……」 「イギリスでもスカートをはくのか……」 「中東の男たちも、アジアの男たちもスカートをはくでござる……。健康の面からいえば、男性がスカートで、女性はズボンのほうが健康のためにはいいでござるよ!」
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