磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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103 茜も歌舞く!

2008年02月19日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


四、女とは? 男とは?




103 茜も歌舞く!


「民族衣装というのも……。服装にも歴史があるというわけだね」

「もちろん、最初は男女差などなかったでござろうよ」

「社会システムによって変化していくということですね」

「そうでござる。日本文化が生まれたという室町時代。豆腐なども生まれた時代。日本人が来ていた服装は男も派手でござったそうな……。どちらかといって、男の方が派手だったくらいだそうでござるよ。しかし、男女差はあったのでござろうから、男装をした阿国が舞台で歌舞いたのでござろうよ」

「男、女なんて、窮屈な社会のしがらみから抜け出た夢の世界をつくりあげたのだろう……」

「そのとおりでござるよ。きっと、京都の庶民たちは、阿国の歌舞伎でふだんの心のアカを洗い落としたでござるよ。男らしく野蛮な権威者……」

「それに対抗するんじゃないか?」

「いや、対抗せずとも、阿国は女性。そのものの存在でも、男たちをあっといわせている……。そして、歌舞くとは、最初は歌って舞うというのではなかったそうでござる。傾くと書いて、かぶくと読んだらしいでござるよ。粋のいいおあにいさんたちが、かぶいていて、それを舞台で演じたのが阿国でござるよ」

「ということは、常識はずれだったというわけだね」

「そのとおりでござる……。だから、歌舞伎役者は常識知らずでござるなあ~。って、ことではござらんよ」

「そうだろうなあー」

「男が女で、女が男だった。反対に演じて楽しんでいたのでござるよ」

「今の私ってことだね。いや、私は楽しんでいないか。とまどっているかもしれない……」

「それはそうでござるね。常識とは何か、考えるいい機会でもござるね」

「本当に……。女性だけが、スカートをはくだけではなく、男性もスカーット、この世界でもしてもらいたいものだ」

「むこうの世界のオカネお嬢さまには、それこそ常識で、楽でいいんでござろう……」

「そのとおり、常識とは安穏としていられる、ぬるま湯のように思える。だから、そんな常識、悪い常識と闘う人たちが、人間らしくリスペクトできるように思えるのだろう」

「オカネお嬢様も歌舞いてござるのう……」

「悪い常識、差別はとくに直すべきだ! これは日本の将来の発展にも大きく関わると私は考えるよ」

「しかし、常識はないと困る時もあるでござるよ」

「なるほど、それも言えるね」







閑話休題

歌舞伎の最初は女性。

そして風紀をみだしたのは、

女性の歌舞伎ではなく、

男性の歌舞伎だったという。

女性の場合は、風紀をみだす

行為はおおぴらに認められている

他の職種もあったそうです。

歴史はこんなところでも、

捏造されるということを

書いている人もおられます。

阿国歌舞伎の継承者が、

舞妓さんや芸妓さんと、

言われています。

舞妓と歌舞伎は、

字も似ていると……。

そういう説をのべる人がいます。











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