磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発がとまった日 1億2000万人のための脱原発読本

2006年10月20日 | 読書日記など
『原発がとまった日 1億2000万人のための脱原発読本』
    広瀬隆・編著/ダイヤモンド社1989年

この本も古い本ですね。
東京電力の原発は止まったけれど、
あまりたいした問題はなかったという人もいますよね。



ヨーロッパのミネラルウォーターは
107種類が汚染されというが、
これらの報道は日本ではなかったという。

ソ連は1988年2月に妊娠中絶の法改正を行なったという。
チェルノブイリの事故から二年目のことだったという。

オイル・シェールの量が膨大なもので、百年分以上があるという。
たとえば、アーマンド・ハマーのオクシデンタル石油だけでも、
アメリカ中西部に膨大なものをかかえている。
これだけで世界最大の石油輸出地帯である
アラビア半島の全量に匹敵するとされいるという。

日本では毎日毎日、広島原爆五〇発分という
熱の固まりを海に捨てているという。

コジェネのことも書かれてあります。
コジェネを利用して、
自家発電をする企業が増えているという。

原発ヒバク労働者についても書かれてありました。
原発がコンピュータなどで動いてると勘違いしている
国民が多いために、ボロ雑巾同様に捨てられていった
下請け労働者の放射線被曝の実態はいまも、
闇の中に消し去られたままです。

仕事の内容についても書かれてあります。下「」引用。

「確かに外部には、わずかの放射能しか放出されていませんが、原発内部は放射能の海です。そこでの作業はボロ雑巾で放射能を拭き取る除染作業に始まり、腐食の激しいパイプの補修、労働者の放射能防護服の洗濯、低レベル放射性廃棄物処理や運搬、放射能ヘドロのかい出し、機械類の点検、パイプのサンダーがけ、パイプに詰まったスラッジ掃除、等々、あらゆる原発内作業があります。原発内労働というのは放射線被曝が前提なのです。つまり、日常的に被曝者が生み出されるわけで、「平和利用」などありようはずがないのです。それが原発の宿命です」


電源三法
・「電源開発促進法」
・「電源開発促進対策特別会計法」
・「発電用施設周辺地域整備法」
1974年6月に田中角栄が制定。
地元を金でつって原発をつくる法律。


ソフトエネルギーを信仰させるために、
日本版パーパー法を! と書かれてあります。

この本が書かれた当時の大手マスコミ。同。

「これまた虫眼鏡が必要なほどの小さな記事です。同程度のスペースで、もっと目立った見出しがついているのが「カルガモ一家の悲報」でした。また、この汚染が報道した小記事の最後にある「検出された放射能はいずれもきわめて小さく、食べても健康に影響はない」には、どこのコメントかが小さく、食べても健康に影響はない」には、どこのコメントかかが明記されていませ。これが新聞の見解なのでしょうか。七万ピコキュリー(二五九二ベクレル)もの汚染が、きわめて小さいのか!」


日本でもガン死亡率が増えているという。





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