アカネさんシリーズ001 恋のタイムマシーン 022あれ、万馬券!? 「この馬券がないと、万馬券をとった証明できないから、オカネお嬢様はわたしに、万馬券を買いにいくように命じたのです」 「あれ、……おいおい……、どうして万馬券だって、知っていたんだ?」 小一郎はするどく指摘した。 「おお、それは、それは……」 「もしかしたら、西崎グループの力をつかって、八百長をしたんじゃないですか?」 ワカメは、冷たい目をして、オカネスキーにたずねた。 「そんなことはありません」 「じゃ、どうしたんだよ」 まさかタイム・マシンだなんて、いえない。 それに、オカネスキーの発明したタイム・マシンはまだ未完成というより、大きな欠陥があった。 だから、発表できないのだ。 しかし、助けてもらったことがある茜のために、オカネスキーは万馬券を当てるために使ってしまったのだ。 しかし、今ではそれもよいことだったとは思えない。 なぜなら、小一郎たちに八百長といわれたとき、タイム・マシンを使ったとしても、レースの結果を知っているのだから、八百長だと思えた。 たとえ、法律に書かれていないとしても、それはしてはならないことのように、オカネスキーは思えた。 「どうしたんですか」 と、ワカメはオカネスキーにつめよる。
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